クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

音色

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

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音色のバリエーションを増やすには?

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楽器がだんだん上達してきて色々な曲に挑戦し始めると、もっと表現力が欲しい、色んな音色で吹いてみたいと思う方も多いと思います。

音色のバリエーションを増やすのにロングトーンで色んな音色を出すのもいいですが、ちょっと単調になりがち。もう少し実践的な練習をしてみましょう。


今日は2つの練習を提案してみたいと思います。

1.スケールで音色の違いを出してみる
色んな調のスケールを練習していると、なんとなくそれぞれのカラーがあると気づくと思います。そのカラーの違いをもっと意識して吹いてみるのです。

まずは長調と短調の違いから。こういう音色が正しい、こういう感じ方は間違っているという事はありません。(この感じ方の違いが個性に繋がります)

まずは自分がどう感じるかを大事にして、この調はこんなトーンで吹きたいな、こんな雰囲気を出したいなと楽しんで色々試してみましょう。



2.曲で音色の違いを出してみる
自分が気に入っているフレーズで「ここはこんな音で吹きたいな~」とイメージして実際に音を出してみましょう。

イメージがわかない時は、一緒に演奏している他の楽器がどんな和音を出しているか?どういう動きをしているかが大きなヒントとなります。スコアやピアノ譜を見てピアノで音を出してみたり、音源を聴いてみましょう。

同じ「ド」を出すでも、鳴っている和音が長調か短調かでは出したい音は変わってくるのではないでしょうか?また、和音が伸ばされているのか、リズムが刻まれているのかでも違ってくると思います。

自分の旋律だけではなく、音楽全体からイメージするのがコツです。

(最初のうちは無伴奏のエチュードなどはイメージしづらいかもしれないので、自分が好きなわかりやすいフレーズで練習することをお勧めします)



どんな練習をするときも外の評価や和声のセオリー等はいったん置いて「自分はこう感じたからこう吹きたい」ということを大事にしましょう。

最初から「正しいか正しくないか」「いいか悪いか」で練習すると、自分の創造力が眠ったままになりがち。そんな演奏は個性がなく窮屈で退屈です。創造力を膨らませて練習してからセオリーを取り入れても遅くはありません。

レッスンでも「ここはどう吹きたいですか?」と聞きますが、それはまずご自身の感じ方を大事に、ご自身の力を出してほしいからなんです。

基本創造力のない方はいないと思っています。あまりにも理にかなっていないときは言いますのでご安心を。ぜひ自分の感じ方を大切に練習してほしいなと思います。

「こういう音を出したいけどどうしたらいいの?技術が追い付かない!」という方はぜひレッスンへ。一緒に練習しましょう(^^)/



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発音の時の雑音が気になる方へ…効果てきめんなノータンギング練習

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発音の時に雑音が出てしまう…舌の動きやアンブシュアを研究してみたけど良くならない…という方へ、今日はノータンギングのすすめです。

本来音は息でリードを振動させて出すもの。もちろん発音の時もそうですが、タンギングすると舌や口で音を出すような錯覚に陥りやすく、息がお留守になって雑音が出ることが多くなるんです。

雑音を無くすには「音はリードを振動させて出す」を思い出す練習から始めます。それがノータンギングでの練習です。

発音の時「トゥー」とタンギングしないで、息だけでクリアな発音を目指します。タンギングなしで雑音や破裂音がなく、またぼやけることもなく、自分の決めたタイミングでクリアに音を出すことができて初めてタンギングした時にも雑音がなく音も響くようになります。

タンギングして発音するのは、あまり知られていませんが結構高度なテクニックなんです。高度なテクニックを習得するには段階を踏むの大事です。いきなり練習する前にノータンギングで音を出す練習をおすすめしたいと思います。

ノータンギングでクリアな発音をするには、3つの動きがあります。1で準備、2,3を同時に行います。


1.音を出す前に上下前歯(頭)と右手親指でバランスを取って構える
まず音を出す前の準備です。唇でマウスピースを支えるのをやめて、上下前歯(頭)と右手親指でバランスを取って構えます。いわゆるアンブシュアは準備しなくてOK。音がクリアに出るだけの息が出れば、口の周りの筋肉は自動的に反応するのでご心配なく。


2.息はロケットスタート
音が発生する瞬間からクリアに音を出すには、息の初速がどうしても必要です。「ふぁ~」という電車の発車のような息ではクリアに音は出ません。

息の初速のイメージは「ロケット花火」「逆バンジー」「勢いのいい噴水」など。リードに付いているごみを吹き飛ばすようなイメージでもOK。瞬間的にリードに息が当たるイメージが持てるといいですね。

アゴや口でこの息の邪魔をしなければ、瞬間的にリードが振動しタンギング無しでクリアな発音ができるようになります。アゴや口が必要以上に力むと、出だしが遅れたりリードミスが出やすくなります。

また「楽器に息を入れる」意識では必要な勢いが出づらいので「身体の中にある空気を瞬間的に上にあげる」「瞬間的に上にあげた息をリードに当て続ける」「上あごの天井に息を当て続ける」などの方向をおすすめします。


3.息を出す瞬間にアゴと口を反応させる
せっかくロケットスタートができても、息の勢いをアゴや口で止めてしまうと努力が水の泡です。息の勢いとリードの振動を止めないために「息のスタート・アゴ・口の動きのタイミングは同時」です。


これらを踏まえてノータンギングでクリアに音を出せるようにしてから、タンギングを付けていきます。リードに舌を付けるタイミングは「息のスタート・アゴ・口の動き」と同時です。

けっこう遠回りに見えますが、実はこの方が近道で結果もいいんです。ピンときたらぜひ試してみてください(^^)/



この練習はかなり地道ですが、レッスンではさらに段階を踏んで練習していきます。
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音が開くのを直すには息をまとめればいいの?

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「音をまとめたい」「開いた音を出したくない」というとき、どうやって吹きますか?よく聞くのはこれです。


・息をまとめるようなアンブシュア(「オ」の口など)にして吹く
・息を楽器の中にまとめて入れる


どれも音がまとまりそうですが、私はちょっと違うと思います。「音をまとめたい→まとめるように吹く」で何となくまとまるような気がしますが、これでは必要な事とそれを邪魔する事が同時に起こりやすいので、逆にまとまりづらくなってしまうんです。

まとまった音を出すには、リードの押さえ方(位置、面積、圧力)と息のバランスが重要になってきます。これらが整ったとき、まとまった生きた音になるのだと思います。

さらに詳しくは個人的にみていくレベルのことなので書けませんが、ヒントは「基礎に忠実に!」です。

「音を出す前、出す瞬間に何をするか」
「息の出し方」
「構え方」
「姿勢」


ここでもこれらが重要になってきます。

このお悩みはかなり多くの方がお持ちと思います。大阪レッスンでもご希望があれば音をまとめることについて取り上げていきます。

音をまとめるだけでなく、全てに役立つ「基礎の基礎」についてももちろん取り上げます。何はなくとも基礎の基礎!興味のある方はぜひレッスンを受けてみてください(^^)

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【全楽器共通】耳がよく、音楽経験が豊富な方がおちいりやすい落とし穴

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小さいころからピアノをやっていて、耳が良く音楽経験も豊富な初心者の生徒さん。地道に練習しているのになかなか音が安定しません。もう安定してもいい頃なのになんでかな?と思いお話しを聞いていると、こんなことがわかりました。

「音がよくなるように吹き方を微調整している」

基礎的な技術が身に付いていないときは音程や音に問題がでることが多いですが、それを未熟な技術でとりあえず微調整してしまうと、結果さらに不安定になり、音が鳴らなくなることがあるんです。

もちろん微調整の技術は必要なものですが、ある程度技術が付いてから使えるもの。これがメインに来てしまうと逆効果になることが多いんです。

耳が良くて音楽経験が豊富な方は「こんな音が出したい」「こんな音程で吹きたい」がはっきり決まっていることが多いです。

だからこそ理想の音が出ないと焦って微調整に走りたくなるのかもしれませんが、半分目をつぶってまずは基礎的な練習を続けてみてほしいと思います。

その場でキレイに完成させることをあきらめて、地道に基礎に取り組んでいると少しずつ音に変化が起こってきます。時間はかかりますがそれを楽しみに待ってほしいなと思います(^^)/



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100の音色を持つ世界的プレイヤー

先日、こちらのコンサートに行きました。
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Corrado Giuffredi氏。Youtubeで驚異的なテクニックを披露する姿(メルマガでもご紹介しました)をみて、直接聴いてみたいなと思い足を運びました。

指の動きやタンギングなどのテクニックはYoutubeで見ていたので、なるほどと思う程度でしたが、一番すごいなと思ったのが音色の多彩さです。

彼の音色の引き出しには100色以上入っているのでは?と思わせるくらいヴァリエーションがありました。

楽章ごと、フレーズごとに表現したいことに応じた音色を使っていて、それが全て違うのです。どんな音楽を創っていきたいかがはっきりとわかる演奏でした。

それは丸くてふくよかな音から、甘く柔らかい音、軽やかな明るい音…だけでなく、部活などでは「出さないで!」と言われるような荒い音、鋭い音、開いた音まで使っていました。

もちろんこんな音が使えるのも技術あってのことですが、一見NGな音も演奏に使うジェフレディ氏に表現欲の強さを感じました。

音色第一で「きれいな音」「うるさくない音」「汚くない音」の枠の中で表現をしている方からは眉を顰められるような音も使っていましたが、私もそれが必要ならむしろ使った方がいいと考えています。

「きれいな音」だけでは表現できない音楽がある。音色にこだわるあまり演奏が単調になってしまう、表現力が無いと言われてしまう方に聴いてもらいたいなと思った演奏会でした(^^)



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