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「思い通り演奏したいな~思い通り演奏できたらどんなに楽しいだろう」…こんな言葉、よく聞きます。

私も年中思っていますが、最近思い通りに演奏できない理由って3種類あるんじゃないかと思うようになりました。


1つ目は技術が足りていない場合。

当たり前ですが演奏したいことに対してテクニックが足りていないと、思い通りの演奏はできません。

これは練習&経験を積むこと。これが積み重なっていくと思い通り演奏できる瞬間がどんどん増えていきます。


2つ目は、そもそもどう演奏したいかがはっきりない場合。

思い通り…と思っていても、じゃあどんな音でどんな風に演奏したいの?と聞かれると具体的なプランが無かったり、何も考えずに演奏を始め、出した音を聴きながら修正を重ねる「後出しじゃんけん奏法」になっていたり…

これだと思い通り以前の段階ですよね。充足感イマイチでも仕方ありません。

思い通り演奏したいと思ったら「じゃあどんな風に?」と自問自答を繰り返してみましょう。具体的になるまでイメージを膨らませたり考えてみましょう。

わからないときは音楽を沢山聴きましょう。楽譜を見ながら聴くのをお勧めします。色んな演奏に刺激を受けて自分のやりたい演奏をはっきりさせていくのも一つの方法です。

やりたい演奏がはっきりしてくれば練習のモチベーションも上がるし、付いたテクニックも生かせるようになります。


3つ目は、思い通りの演奏を身体が邪魔している場合。

もっと豊かな音を出したいのに力んで響きの邪魔をしていたり、滑らかにフレーズを繋げたいのに必要な動きができなかったり、集中したいのに緊張や身体の痛みに邪魔されたり…

演奏と身体の使い方は直結しています。こう演奏したいと思っても身体の使い方が邪魔して伝達がうまくいかなかったり、機能に反した使い方をしていると「思い通り」を邪魔してしまいます。

他の記事でも書いていますが、演奏中だけでなく日常から動きを見直したり、必要ない思い込みを洗い出して邪魔を少しずつ取り除いていきます。


「どんな演奏をしたいか?」

「そのためにはどんな技術を付ければいいのか?」

「どう身体を使っていけばいいのか?」


「心・技・体」全部バランスが取れて初めて思い通りの演奏に近づけるのだと思います。これも結構時間がかかります。変化していく過程も楽しんで、少しずつ「思い通りの演奏」に近づいていきましょう(^^)/



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