クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

難しいパッセージ

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

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どんなに超絶難しいパッセージでも…共通する2つのこと

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(ドゥレクリューズ:14の大練習曲より)

どんなに速いパッセージでも、ありえない跳躍が続くパッセージでも、ややこしいパッセージでも、共通する2つの真実があります…その真実とは?


「その瞬間に出ている音は1つ」

「複雑でも分解すると2つの音が連続したもの」


クラリネットは基本的に単音楽器(重音も出ますが)。頭を抱えたくなるパッセージもこの2つの鉄則は変わりません。

わたしもめげそうになった時、この2つのことを思い出して自分を励ましています。行き詰ったらこの2つのことを思い出してお茶でも飲んで、気分を変えながらコツコツできることを増やしていきましょう(^^)/



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近所の桜。親子がソフトボールの練習をしていました。
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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。






【全楽器共通】ややこしいパッセージが続く長いフレーズ、途中で止まってしまうときの練習法

今日は生徒さんとのレッスンで、うまくいった練習方法をシェアしたいと思います。

ややこしいパッセージが続く長いフレーズ。規則性もあるようでないフレーズだったのでちょっと大変そうでした。最初は良いのですが、だんだん混乱して止まったり何度も吹きなおしてしまいます。

こういう時は楽譜を歌う作業に戻ったり、ドレミを歌いながら指を動かしたり、長いフレーズを短く分けて練習してもらうことが多いのですが、だいぶ完成に近づいていたので別の方法を試してみました。


「1拍目の最初の音は、何があっても必ず吹いてみよう」

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(譜例 クローゼ:クラリネット教則本より)

他は間違えてもいいけれど、決めた音だけは必ず吹くようにしてもらいました。すると1拍目が吹けたことで次の音もつなげて吹ける回数が増えてきました。目指す音が出来たので吹きやすくなり、1拍目を意識するので拍子感も出てきました。


レッスンではこの練習だけでうまく行きましたが、バリエーションとして、必ず吹く音を他の音に移してみるのも効果的だと思います。

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これは規則的な流れの中で変化する音を必ず吹くような形です。必ず吹く音はテヌートをかけてより意識してもいいと思います。このほかにも間違えがちな音だけは吹く、臨時記号の音だけは吹く、裏拍だけは吹くなど、効果的なやり方が沢山ありそうです。

全部まんべんなく吹くだけでなく、1つポイントを決めて吹けるところを増やしていくのも練習の一つ。この練習ももちろん楽勝テンポから始めましょう。もしよかったら試してみてくださいね(^^)/




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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
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自分だけのノウハウが身につく、難しいパッセージの練習方法



練習してもイマイチうまくできない難しいパッセージ、どう練習していますか?長いフレーズのままメトロノームを1目盛りずつ上げて練習する方も多いと思いますが、うまくいかないときは練習方法を変えてみましょう。

ここで思い出したいのは、どんなに難しいパッセージでも、2つの音の連続であるということ。まずは2つの音をどうやって吹けばキレイにできるのかを考えながら丁寧に練習することが大事です。

たとえばこのパッセージ。
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リードミスが出たり、音と音の間に別の音が入ったり、音がブツブツ切れたり、指がスラスラ動きづらい、音量や音質もバラバラになりがちなパッセージです。(ローズ:32のエチュードの1)

まずは2つの音で指の操作や息やアンブシュアのコントロールがどうなっているのか、どうすればうまく繋がるのかを考えます。
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この赤丸でくくった2つの音のつながりでは、主にこの3つを考えます。

【指の操作】
「ラ♭」のキーを離した瞬間に「シ」のトーンホールが全部塞がれていることが必要です。ゆ~っくり吹いて、自分がどんな動きをしているのか観察。空間に響く音や指の感覚だけでなく、鏡で確認して自分の動きを客観的にみてみましょう。

【息のコントロール】
「ラ♭」と「シ」は、息の量やスピードが少し変わります。音量や音質にギャップがある場合は、息を微妙に増やしたり減らしたり、息の方向を考えたり、色々試してベストなコントロール方法を探します。また、跳躍するタイミングで息が減ったり喉で調整しがちなので、息がスムーズに出せているかどうかも観察しましょう。

【アンブシュアのコントロール】
息が変わるのでアンブシュアも微妙に変わります。また「ラ♭」でキーを強く押さえていたり、「シ」でホールを勢いよく塞いていると、アンブシュアにも影響が出ます。指の操作ももう一度観察してみましょう。


練習の時はメトロノームはかけず、十分に観察できるテンポでとにかくゆっくり、退屈なくらいゆっくりです。そして出来てきたらその隣の音を足して3つ、さらに足して4つ…とだんだん広げていって1つのパッセージを完成させていきます。

メトロノームはパッセージが長くなってきて、もっとテンポを速くしたい時に使います。メトロノームを使う目的は、リズムが正確に吹けているかどうかを確認するためです。録音して確認するのもよいでしょう。

ちなみに私はテンポを速くしたいときは、吹きたいテンポをメトロノームで確認してから、音を消して自分の中でカウントしながら練習しています。

また、テンポを速くするときは「頭の回転」「息」「指、アンブシュアなどの身体の動き」をテンポに合わせることが必要です。指だけ動きを速くしてもすぐ限界がやってきてしまいます。

難しいパッセージも機械的に練習するのではなく「うまくいかないときは何が起こってるのかな?どうしたらできるようになるかな?」と考えながら練習します。

すると「こういう時はこうするんだ」という自分だけのノウハウが蓄積されるので、次に似たようなパッセージが出てきたときに早く楽にできるようになります。

ノウハウが蓄積されるまでには時間がかかりますが、かかった時間以上の価値があるので、コツコツと貯めていってほしいなと思います。よかったら試してみてください(^^)/


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メトロノーム練習やリズム変え練習をする前にすべきこと


速いパッセージがあると、習慣的にメトロノーム練習や付点にするなどのリズム変え練習に取り組んでいませんか?実はこれをやる前にやってほしいことがあります。


それは「ものすご~くゆっくりのテンポで指の動きを観察する」です。


ローズ32のエチュード1番のパッセージです。
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それほど速くないパッセージですが、レガートがうまく繋がらなかったり、走ったり転んだりすることがありますよね。ここで確認したい指の動きは2つ。


1.「♯」の音の前後の指の動き
小指と薬指が同時に動けていますか?

⇒バラバラだと間に余計な音が入り、インテンポにした時に滑らかに繋がらなくなります。

指を勢いよくバタバタ上げ下げしていませんか?
⇒無駄にアクセントが付いたり、滑らかに繋がりづらくなります。バタバタ=力んでいることが多いので、動かしてる感はあるのに指の動きが鈍くなります。


2.レジスターキーを押さえる音に移行するとき(ラーシ)の指の動き
「ラーシ」に移行するときに、指を動かすタイミングはぴったりですか?
⇒少しでもタイミングがずれると間に余計な音が入ったり、ブツッと切れてしまいます。

「ラ」のキーの押さえ方は適切ですか?
⇒キーの上の方を指の腹で押さえていると、つなげる動きが出来なくなります。また、ギュッと押さえつけていると動きが悪くなるだけでなく、音程や音質も悪くなります。

「シ」の時にギュッと楽器を握りしめていませんか?
⇒楽器を握りしめると次の動きが鈍くなるだけでなく、音の響きも消してしまいます。


難しいところは、どんな動きをしているか観察することが完成への第一歩です。聴覚、視覚(鏡)、触覚を駆使して自分の動きを把握しましょう。

どういう動きをしているかがわかったら、ゆ~っくりのテンポで動きを微調整。動きのコツがつかめたら前後を繋げ、全体をインテンポに近づけていきます。テンポが上がらないときも、動きの確認に戻ってみましょう。

なかなか上手くいかないときは、構え方が原因の時も多々あります。構えから見直すと出来なかった事があっけなく出来てしまうこともあります。

構え方に関してはこちらを参考にしてみてください。構えは身体全体の使いかたや考え方が大きく影響します。
バラバラに動いてしまう小指と薬指に効くアイデア

いつまでも指の力みが取れないとお悩みの方へ

演奏に大きな影響を与える3点バランス

また、動きにとらわれすぎて息が出ていないと、全てがうまくいきません。動きと同じぐらい息のことも考えながら練習してみてください。

動きのクセはどんなパッセージでも出てしまうもの。自分のクセを知り改善できていると、他のパッセージにも応用できるので練習時間を短縮することができます。気長に練習してみてください(^^)



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真っ黒い楽譜をみたとき、反射的に固まっていませんか?真っ黒い楽譜と仲良くなる方法

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先日、レッスンの準備の為にこの譜面を練習していました。

まあまあ黒いですね…8割ぐらい出来ていたので、より正確にしようと思い、練習していました。

でも、簡単な所でポロポロ間違えてしまうんです。何でだろう…と思ったら、楽譜にギューッと吸い込まれていました!その距離、身体から30センチ…非常に近いです。

普段エラそうな事を言っていてお恥ずかしい(^_^;)これじゃダメだと思い、一歩楽譜から遠ざかりました。身体から70センチ。最初ちょっと遠いかなと思いましたが、結構空間も広く使えていい感じです。

それで吹いてみた所、すんなり出来ました!楽譜も吹いている所だけでなく、その前後も良く見えるようになり、とても吹きやすくなりました。

真っ黒い楽譜と仲良くなるには、程よい距離を保つ事・・・人間関係と一緒ですね。

楽譜から離れる事で目の使い方が変わり、空間の捉え方が変わり、身体全体の使い方も変わります。楽譜と自分の距離についてはアレクサンダーテクニークのレッスンでもよく指導されることです。良かったら試してみてください(^^)






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