クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

難しいパッセージ

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

こんな思いを持っている方、レッスンへいらっしゃいませんか?
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苦手なところはありえないテンポで練習しよう!

今日のお題はこちらです。
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(クローゼ:クラリネット教則本より)

クローゼの指をなめらかに動かすための練習です。この跳躍が苦手な方も多いのでは?(赤丸部分)
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左右の指がばらけて間に別の音が入ったり、跳躍の瞬間に息が止まって音が切れたり、リードミスも出やすいところです。

こんなときはこの2つの音だけ取り出して練習します。全部吹かないで2つの音だけです。通したい気持ちを抑えて2つの音だけ。ありえないテンポで(^^)


ありえないテンポとは、これらが同時にできるテンポです。

・指の力加減、指の動き方を観察できる
・楽器の構え方を観察できる
・息の出し方を観察できる
・アンブシュアの動きを観察できる

・指に動き方(タイミング、速度、力加減など)を指示できる
・息の出し方を指示できる
・アンブシュアの動きを指示できる など…

「こういう風に吹きたい」と理想のイメージを決めてから自分のやっていることを観察し、新しい動きを試していきます。

これらをやるには、おのずとテンポがかなりゆっくりになるはずです。実際どれくらいゆっくりにするかは個人差がありますが、目安としては「音1つ=メトロノーム30~40」ぐらい。メトロノームに合わせるのがストレスな場合はまずはメトロノーム無しでやってみましょう。

練習して新しい動きが身に付いてきたら、少しずつテンポを上げていきます。どの程度ずつ上げるかは、出来具合と相談してみてください。元に戻ってしまったら、テンポを下げて復習します。

超ゆっくり練習で自分の動きのクセを知って改善ができれば、他の場面でも応用が利くようになります。時間はかかりますが、結果的には近道なんです。

この練習は一歩間違えると身体が固まって息も浅くなりがちですが「周りの空間を意識して、視界を広く」を心がけて伸び伸びと練習しましょう。

また、繰り返すのは連続5回まで!5回吹いたら休憩&振り返り&次どうするかを考えて再開します。必ず効果があるので楽しみに練習してみて下さい(^^)/



今回の楽譜はこちらです。私も10代の頃、鬼のように練習していました。
全音 クローゼ:クラリネット教則本
全音 クローゼ:クラリネット教則本


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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。






速いパッセージの指練をしてもテンポが上がらなくて困ったとき、思い出したいこと

速いパッセージを練習してもなかなか速くならない、テンポが保てなくて重くなってしまう方へ、今日は速いテンポに乗って吹くヒントを1つ書いてみたいと思います。

たとえばこのスケール、四分音符=60の時と100の時では何を変えますか?
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指の動きをテンポに合わせて速くする。もちろんそうなのですが、忘れがちなとっても大事なことがあります。


「息の風速」です。


(息のことを表現する言葉が難しいのですが、ここでは息の風速と書きます。息のスピード、息の勢いなどイメージしやすい言葉で考えてください。)これをテンポによって変えていくのです。基本的にテンポと息の風速は比例します。なのでテンポ60より100の方が息の風速を速くします。

息の風速を変えていくときは、口元で調整して変えるよりも、胴体の筋肉で身体から出る息自体を変えていきます(例外もあり)。

息の方向は身体の中を通る方向と考えます(上または斜め前上)。この方向だと、自然と息の風速が早くなり、楽に吹くことができます。

テンポに合わせて息を変えていくと、速いパッセージではテンポに乗りやすくなり流れがよくなります。ゆっくりのテンポでは安定感が出て、走ったりテンポが不安定になることが少なくなります。

息とテンポのバランスが取れていると、吹きやすくなるだけでなく、音楽の流れも良くなるんです。

指の動きだけ頑張ってもうまくいかなかったり、メトロノームの奴隷になりかけたら息のことを思い出す!ぜひ試してみてください(^^)/




メルマガ6月1日号はアンブシュアについて沢山書きました。
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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。




どんなに超絶難しいパッセージでも…共通する2つのこと

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(ドゥレクリューズ:14の大練習曲より)

どんなに速いパッセージでも、ありえない跳躍が続くパッセージでも、ややこしいパッセージでも、共通する2つの真実があります…その真実とは?


「その瞬間に出ている音は1つ」

「複雑でも分解すると2つの音が連続したもの」


クラリネットは基本的に単音楽器(重音も出ますが)。頭を抱えたくなるパッセージもこの2つの鉄則は変わりません。

わたしもめげそうになった時、この2つのことを思い出して自分を励ましています。行き詰ったらこの2つのことを思い出してお茶でも飲んで、気分を変えながらコツコツできることを増やしていきましょう(^^)/



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近所の桜。親子がソフトボールの練習をしていました。
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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。






【全楽器共通】ややこしいパッセージが続く長いフレーズ、途中で止まってしまうときの練習法

今日は生徒さんとのレッスンで、うまくいった練習方法をシェアしたいと思います。

ややこしいパッセージが続く長いフレーズ。規則性もあるようでないフレーズだったのでちょっと大変そうでした。最初は良いのですが、だんだん混乱して止まったり何度も吹きなおしてしまいます。

こういう時は楽譜を歌う作業に戻ったり、ドレミを歌いながら指を動かしたり、長いフレーズを短く分けて練習してもらうことが多いのですが、だいぶ完成に近づいていたので別の方法を試してみました。


「1拍目の最初の音は、何があっても必ず吹いてみよう」

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(譜例 クローゼ:クラリネット教則本より)

他は間違えてもいいけれど、決めた音だけは必ず吹くようにしてもらいました。すると1拍目が吹けたことで次の音もつなげて吹ける回数が増えてきました。目指す音が出来たので吹きやすくなり、1拍目を意識するので拍子感も出てきました。


レッスンではこの練習だけでうまく行きましたが、バリエーションとして、必ず吹く音を他の音に移してみるのも効果的だと思います。

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これは規則的な流れの中で変化する音を必ず吹くような形です。必ず吹く音はテヌートをかけてより意識してもいいと思います。このほかにも間違えがちな音だけは吹く、臨時記号の音だけは吹く、裏拍だけは吹くなど、効果的なやり方が沢山ありそうです。

全部まんべんなく吹くだけでなく、1つポイントを決めて吹けるところを増やしていくのも練習の一つ。この練習ももちろん楽勝テンポから始めましょう。もしよかったら試してみてくださいね(^^)/




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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。







自分だけのノウハウが身につく、難しいパッセージの練習方法



練習してもイマイチうまくできない難しいパッセージ、どう練習していますか?長いフレーズのままメトロノームを1目盛りずつ上げて練習する方も多いと思いますが、うまくいかないときは練習方法を変えてみましょう。

ここで思い出したいのは、どんなに難しいパッセージでも、2つの音の連続であるということ。まずは2つの音をどうやって吹けばキレイにできるのかを考えながら丁寧に練習することが大事です。

たとえばこのパッセージ。
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リードミスが出たり、音と音の間に別の音が入ったり、音がブツブツ切れたり、指がスラスラ動きづらい、音量や音質もバラバラになりがちなパッセージです。(ローズ:32のエチュードの1)

まずは2つの音で指の操作や息やアンブシュアのコントロールがどうなっているのか、どうすればうまく繋がるのかを考えます。
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この赤丸でくくった2つの音のつながりでは、主にこの3つを考えます。

【指の操作】
「ラ♭」のキーを離した瞬間に「シ」のトーンホールが全部塞がれていることが必要です。ゆ~っくり吹いて、自分がどんな動きをしているのか観察。空間に響く音や指の感覚だけでなく、鏡で確認して自分の動きを客観的にみてみましょう。

【息のコントロール】
「ラ♭」と「シ」は、息の量やスピードが少し変わります。音量や音質にギャップがある場合は、息を微妙に増やしたり減らしたり、息の方向を考えたり、色々試してベストなコントロール方法を探します。また、跳躍するタイミングで息が減ったり喉で調整しがちなので、息がスムーズに出せているかどうかも観察しましょう。

【アンブシュアのコントロール】
息が変わるのでアンブシュアも微妙に変わります。また「ラ♭」でキーを強く押さえていたり、「シ」でホールを勢いよく塞いていると、アンブシュアにも影響が出ます。指の操作ももう一度観察してみましょう。


練習の時はメトロノームはかけず、十分に観察できるテンポでとにかくゆっくり、退屈なくらいゆっくりです。そして出来てきたらその隣の音を足して3つ、さらに足して4つ…とだんだん広げていって1つのパッセージを完成させていきます。

メトロノームはパッセージが長くなってきて、もっとテンポを速くしたい時に使います。メトロノームを使う目的は、リズムが正確に吹けているかどうかを確認するためです。録音して確認するのもよいでしょう。

ちなみに私はテンポを速くしたいときは、吹きたいテンポをメトロノームで確認してから、音を消して自分の中でカウントしながら練習しています。

また、テンポを速くするときは「頭の回転」「息」「指、アンブシュアなどの身体の動き」をテンポに合わせることが必要です。指だけ動きを速くしてもすぐ限界がやってきてしまいます。

難しいパッセージも機械的に練習するのではなく「うまくいかないときは何が起こってるのかな?どうしたらできるようになるかな?」と考えながら練習します。

すると「こういう時はこうするんだ」という自分だけのノウハウが蓄積されるので、次に似たようなパッセージが出てきたときに早く楽にできるようになります。

ノウハウが蓄積されるまでには時間がかかりますが、かかった時間以上の価値があるので、コツコツと貯めていってほしいなと思います。よかったら試してみてください(^^)/


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楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
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