クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

雑音

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

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発音の時の雑音が気になる方へ…効果てきめんなノータンギング練習

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発音の時に雑音が出てしまう…舌の動きやアンブシュアを研究してみたけど良くならない…という方へ、今日はノータンギングのすすめです。

本来音は息でリードを振動させて出すもの。もちろん発音の時もそうですが、タンギングすると舌や口で音を出すような錯覚に陥りやすく、息がお留守になって雑音が出ることが多くなるんです。

雑音を無くすには「音はリードを振動させて出す」を思い出す練習から始めます。それがノータンギングでの練習です。

発音の時「トゥー」とタンギングしないで、息だけでクリアな発音を目指します。タンギングなしで雑音や破裂音がなく、またぼやけることもなく、自分の決めたタイミングでクリアに音を出すことができて初めてタンギングした時にも雑音がなく音も響くようになります。

タンギングして発音するのは、あまり知られていませんが結構高度なテクニックなんです。高度なテクニックを習得するには段階を踏むの大事です。いきなり練習する前にノータンギングで音を出す練習をおすすめしたいと思います。

ノータンギングでクリアな発音をするには、3つの動きがあります。1で準備、2,3を同時に行います。


1.音を出す前に上下前歯(頭)と右手親指でバランスを取って構える
まず音を出す前の準備です。唇でマウスピースを支えるのをやめて、上下前歯(頭)と右手親指でバランスを取って構えます。いわゆるアンブシュアは準備しなくてOK。音がクリアに出るだけの息が出れば、口の周りの筋肉は自動的に反応するのでご心配なく。


2.息はロケットスタート
音が発生する瞬間からクリアに音を出すには、息の初速がどうしても必要です。「ふぁ~」という電車の発車のような息ではクリアに音は出ません。

息の初速のイメージは「ロケット花火」「逆バンジー」「勢いのいい噴水」など。リードに付いているごみを吹き飛ばすようなイメージでもOK。瞬間的にリードに息が当たるイメージが持てるといいですね。

アゴや口でこの息の邪魔をしなければ、瞬間的にリードが振動しタンギング無しでクリアな発音ができるようになります。アゴや口が必要以上に力むと、出だしが遅れたりリードミスが出やすくなります。

また「楽器に息を入れる」意識では必要な勢いが出づらいので「身体の中にある空気を瞬間的に上にあげる」「瞬間的に上にあげた息をリードに当て続ける」「上あごの天井に息を当て続ける」などの方向をおすすめします。


3.息を出す瞬間にアゴと口を反応させる
せっかくロケットスタートができても、息の勢いをアゴや口で止めてしまうと努力が水の泡です。息の勢いとリードの振動を止めないために「息のスタート・アゴ・口の動きのタイミングは同時」です。


これらを踏まえてノータンギングでクリアに音を出せるようにしてから、タンギングを付けていきます。リードに舌を付けるタイミングは「息のスタート・アゴ・口の動き」と同時です。

けっこう遠回りに見えますが、実はこの方が近道で結果もいいんです。ピンときたらぜひ試してみてください(^^)/



この練習はかなり地道ですが、レッスンではさらに段階を踏んで練習していきます。
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雑音のないキレイなタンギングをするには?

先日、私の発信を読んで共感してくださった顧問の先生からご連絡いただき、中学校のクラリネットパートのレッスンに行ってきました。

生徒さんが習いたいことを中心にレッスンをしましたが、一番希望が多かったのはタンギングのことでした。

タンギングは初心者のうちから練習しますが、コツを得るのに時間がかかるテクニックだと思います。私もいまだに色々研究しています。

タンギングはザッ、ペッという雑音が出て音が汚くなってしまうのが多くの方のお悩みだと思います。

これらの原因は色々ありますが、舌をどうこうするよりも先に改善したいことがあります。


それは何かというと…「息」です。(…これもですか?と言う声が聞こえる(笑)


タンギングはどうしても舌に意識が集まってしまうのですが、舌はリードの振動を一瞬邪魔するだけの役割。

舌も大事ですが、いかに息でリードが振動させるかがタンギングの土台の質を決めます。

タンギングの時、息の存在を忘れて意識が「舌100%」になっていませんか?

もしそうなら意識を「舌20%、息80%」ぐらいにしてみましょう。舌の動きはしゃべる時と同じかそれ以下でいいので、少し考えるだけで十分なんです。

そして、音が出ている間中ずっと息のことを考えます。特に「タンギングの直前、タンギングの瞬間、タンギングの直後」

雑音が出るときはタンギングの直前に息が減っていたり、タンギングの瞬間に舌に集中しすぎていたり、タンギング直後に息が復活していないときが多いんです。


舌に気を取られて息のことを考えるのが難しい場合は、こんな練習をしてみましょう。
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(ローズ:32のエチュードより)

1.タンギング(ミファミドララララララララ)を全部繋げて二分音符にし、息に意識を持ってクレッシェンド気味に吹きます。(ミファミドラーーーーーーー)

2.1の時と同じ息とアンブシュアで、息に意識を持って楽譜通りタンギングします。(1に舌の動きを足すだけという意識で)

1.2を繰り返します。


タンギングを全部繋げたりスラーにして、息のことを意識してからタンギングに進む練習です。手元にある基礎練や曲でやってみて下さい。

この吹き方ができるようになると、タンギングがキレイになるだけでなく、音の響きや音量も出て音の印象自体がキレイになります。

一石五鳥ぐらいのメリットがあるのでぜひ練習してほしいと思います😊




今日の楽譜はこちら。音大受験にも使われる、おなじみのエチュードです。
ローズ/32のエチュード (ISE Collection International S) [ シリル・ローズ ]
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音の出だしが汚くなってしまう原因

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音の出だしで、こんな風になってしまうこと、ないでしょうか?

・破裂音のような音がする
・ザッ、ぺッという雑音がする
・詰まってスッと出ない
・音程が高くなる(か細く響きのない音)
・音程が低くなる(芯のない開いたような音)

色々な原因がありますが、音を出す時の力みが原因のこともあります。
出だしが上手くいかないとき、こんなことをしていないでしょうか?

・音を出したいタイミングに、息が出ずに口やアゴでギュッと噛んでいる
・吹く前にアンブシュアをしっかり作っている
・しっかり素早く沢山吸おうとしている
・ベルまでしっかり息を通そうとしている

きちんと発音したいがあまり、しっかりアンブシュアを作ったり、ベルまでしっかり息を入れたり、遅れないように素早く吸ったり、長持ちさせるために沢山吸ったり…

1つ1つの目的がはっきりしているのは良いのですが、そのやり方がズレていると、余計な力みを生み、リードの振動を消してしまったり、力みが微細なコントロールの邪魔をして、思い通り音が出ないことがあります。

良かれと思ってやっていることが、やりたいことの邪魔をしていることも結構あるんです。

力みは身体の使い方、考えかた、周りの人や環境との関係で起こることが多いです。道具も工夫して練習もしているのに思うように発音できないとき、力みとその原因を探求してみるのをお勧めしたいと思います。

力みを卒業して丁度良い力加減で吹く。レッスンでもお手伝いしています(^^)




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