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沢山練習してるのにうまくいかない、色々研究してやってるのにうまくいかない、時間をかけているのにできない…出来る限りのことをして頑張ってるのに上手くいかないとき、どうしていますか?

先日、10代の生徒さんがバスクラのレッスンにやってきました。沢山練習しているのに練習では高音がほとんど出ないという事でした。様子を見ていくつかアドバイスをすると良くなってきたのですが、まだスッキリしない様子。

そこでいったん楽器を置いてもらい、首や腕、肩、脚など、身体全体を軽く動かしてからもう一度吹いてもらいました。すると、苦労していた高音がスーッと出たのです。生徒さんは「あれ~?」と出たことに不思議そうでしたが嬉しそうでした。

一生懸命練習しすぎると頑張った感は得られるのですが、身体が力みだして固まり、できなくなる身体の状態にどんどん近づいてしまうのです。今回生徒さんにその兆候が見えたので、身体の動きの自由を取りもどすような動きをしてもらいました。


もう1つの目的は「できないチャンネル」にチューニングされている意識を「ニュートラルチャンネル」に変えてもらうことにあります。

練習してもできない体験が増えると、うまくいかない方に意識がチューニングされてしまい、その中で無理に頑張りだすのです。するとできるようになるまでに時間がかかるだけでなく、できてもまぐれ当たりの感覚が抜けず何となく不安…という意識になってしまいます。

今回は身体を動かすことで、身体の状態も意識も「できないチャンネル」から離れ「ニュートラルチャンネル」にリセットが起こり、ニュートラルな状態で吹いたので練習の成果がそのまま出てきたのではないかと思います。

チャンネルの切り替えは身体を動かすのが一番おススメですが、気分が変わることならなんでもOKです。友達に今の状況を聞いてもらったり、お茶を飲んで一息ついたり、外の景色を眺めるでもいいでしょう。


「できないチャンネル」から抜け出して「ニュートラルチャンネル」にリセットする。これも上達するテクニックの1つだと思います(^^)/


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楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
書かせていただきました。




  
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