クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

演奏中の動き

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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演奏中、大きく動いてしまうことについて

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前回のグループレッスンで、演奏中、読んでいる楽譜がブレるくらい動いてしまう、というお悩みを聞きました。

演奏中の動きは、アレクサンダーテクニーク界でも先生によって意見が分かれるところです。

不必要な動きをやめると演奏が良くなるという先生と、動きをやめようと思って逆に固まってしまうなら動きは止めないでOK、という先生がいらっしゃいます。

私はどちらも一理あると思います。でもどちらかというと、アレクサンダーテクニークの経験がなかったり浅い方は、軽く動いているくらいの方がいいのではないかと考えています。

さて、楽譜がブレてしまうぐらいの動き、ここまでいくと何か裏に原因があるように感じます。色々原因は考えられますが、その一つに、これがあると思います。

音で表現しきれないので動いてしまったり、音で表現することを忘れ、動きすぎてしまう

こういう方が多いのではと思います。

この場合は「そもそもお客様に音楽を伝えるには何をしたらいいのか?」を思い出してみることが改善につながるかもしれません。

振り付きのパフォーマンスは別ですが、演奏を純粋に聴いてもらう場面では、一番大事なのは「音」それによって生まれる「音楽」です。

表現しきれないから動いてしまったり、夢中になって動きすぎてしまう気持ちは分かりますが、その思いを「身体の動き」ではなく「音」で表現してみることを試してみてください。

まずは今自分がしている「音の出し方」や「音でしている表現」を観察してみましょう。自分の音が聞こえる静かな部屋で、自分の「音」「音楽」を観察してみてください。自分の伝えたいことが音で表現できているでしょうか?

他の人に聴いてもらうのも良いと思います。いつもの演奏と、全部音で表現しようと試みた演奏を聴いてもらって、感想をもらいます。

大きく動く人はもともと表現したいことが沢山ある感受性豊かな方が多い印象を受けます。もともとやりたいことが沢山あるのですから、それを全て音に集約してみたらどうなるでしょうか?色々な気づきや変化が起こるのではないかと思います(^^)/



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演奏を邪魔する動き、していませんか?

演奏中に動いた方が良いのか?動かない方が良いのか?いろんな説があり、動きの専門家のアレクサンダーの先生に聞いても意見が違います。

私も常に考え中ですが、今のところは、
「演奏を邪魔する動きならやめた方が良い」
「動かないようにしよう、と固まってしまうなら動いた方が良い」
と思っています。

今日は、動きの中でも、演奏を邪魔する動きをいくつか紹介したいと思います。こんな動き、心当たりありませんか?

・上行形の音階やパッセージの時、身体を反らせてしまう
・下行形の音階やパッセージの時、楽器を手前に引き寄せてしまう
・低音を鳴らしたい時、身体を縮めてしまう
・ソロや苦手な所で、腰を反らせてしまう
・「p」の時、身体を小さくしてしまう
・「f」の時、遠くに飛ばそうとアゴが上がってしまう

これらの動きをしている方を観察すると、息が吸えなくなっていたり、舌や指の動きが悪くなっていたり音が響かなくなったりしている事が多いです。せっかくの頑張りが無駄な動きによって相殺されてしまっているのです。

また、動いて表現した気になってしまうのもちょっと困りもの。やっている本人は満足かもしれませんが出てくる音で表現できているかというと「?」であることも。

これらの動きをやめたい時は、例えば
「『p』で身体を小さくしない」というより
「身体の大きさはそのままで『p』を吹く」

「『f』の時、アゴを上げない」というよりも
「『f』の時は息でリードを十分振動させる」

というように、これまでやっていた事の代わりに何をやるか?を考えて身体に指示を送ります。特に「〇〇をやめる」「〇〇しないように」と思うと身体が固まる方におススメのやり方です。

たかが動きですが、されど動きです。一生懸命吹いているのにイマイチ結果が付いてこない、という方
試してみてください(^^)自分の動きはどうなんだろう?という時はぜひレッスンへ(^^)

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