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10代の頃は毎日朝から晩まで吹いていても大丈夫だったのに、大人になると早くバテる、譜読みが辛い(目?)身体が痛い、しかもすぐ忘れるし集中力が…

この年代ならこれだけ練習すればOK、ここまで休むとアウトというのがあれば良いのですが、人それぞれ千差万別なので自分に合った練習量は自分で探すしかないと思います。(早くも結論)

とはいえ、練習量を決めるコツはあると思います。結局決め手はこれ。


楽器を吹く目的は?


気分転換?心身チャージ?体力維持?まだまだ上手くなりたい?今のレベルをキープ?人との交流?上位入賞?長く続ける?短期決戦?

これらの目的と体力や健康状態、生活リズム、環境などを掛け合わせると練習量は決まってきます。目的と外因子が噛み合わないとストレスがたまり、できるだけ目的に沿わせると心の満足が得られます。


どんな練習量でも、長時間ぶっ通しはお勧めしません。1時間練習なら1~2度休憩をはさむなど、身体や頭を休める時間を作るのがおすすめ。

毎日長時間できる環境でも、休む日を作ることをお勧めします。ベテランアスリートは練習プログラムに休日を組み込んでいますよね。高いレベルを目指せば目指すほど休みの取り方が重要になってきます。

集中力が切れるから休みたくないと感じるときは、そもそもの集中の仕方に無理があるのかもしれません。本当の集中は自分に入り込んでグッと視界を狭めるようなものではなく、もっと心身が自由なものではないかなと思います。


長時間練習の推奨は、単に部活の時間が長時間だったということから発していると思います。

また、上手な人の武勇伝「若い頃は寝る間も惜しんで〇時間練習してた」という話も結構影響しているかもしれません。

「上手な人がそれだけやってるならもっと練習しなきゃ!」と影響されてしまったり。(私はそれでした。ライスターが若い頃、豆のスープだけで8時間練習してたという話を聞いて、試そうとしたけど無理でした(笑)身体の資本が全く違う!)

いずれにしても長時間練習=〇、休む=サボり、頑張れば頑張っただけうまくなれる、というのは昭和の匂いがプンプンしますよね。でも今は令和。昭和育ちの私たちも変化が必要なのかもしれません。

長時間練習の「やった感」を得るために練習したいなら別ですが、そうでないならお勧めしません。

大人になればなるほど、量から質、無意識から意識的にと内容を変えていくことが必要だと思います。身体の使い方の見直しも必須です。(見直すと演奏寿命が延びます)

自分に合ったものを見つけるのは時間がかかるもの。色々なパターンを2週間ずつぐらい試して、今の自分にぴったりの練習量を見つけていくとよいのではと思います(^^)/




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