クラリネット&アレクサンダーテクニーク  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

スケール練習法

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

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アイヒラーの1ページ目で挫折してしまった方へ贈る、練習のアイデア


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やった方がいいとわかっているけどハードルが高く、やり始めてもなかなか進まないのがアイヒラー。重要な要素が詰め込まれているので無理もないと思います。

教本/クラリネット「クラリネットのためのスケール」R.アイヒラー
教本/クラリネット「クラリネットのためのスケール」R.アイヒラー


なかなか進まないのに、その先にも膨大な課題が…全くできる気がしないと心が折れてしまう方も多いのでは?

今回は沢山こなすというより、やった数は少なくても必要なことは身に付けていける練習のやり方を提案していきたいと思います。

では始めましょう!


1.全体を練習する
まずは全部スラーで全体を吹いてみます。ここでは現状把握と、全体の流れを感じて吹くのが目的です。高音域で止まってしまうと流れが滞るので、高音域が難しい場合はカットして吹きます。

↓のような感じで、止まってしまいがちな箇所をカット。高音域は後で練習します。
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教室では、ゆっくりのテンポ(16分音符=~60)と速いテンポ(四分音符=60~)でやってもらう事が多いです。自分の状態を客観的にみてテンポを決めてみましょう。

自分の状態ややりたいことに合ったテンポで、全体を通すときの息の使い方、アンブシュアコントロール、指の動きなどを練習します。


2.高音域を練習
高音域は指使いでつまづいてしまうことが多いのでは?不安があるときは指使いを完全に覚えます。

口で音名を言いながら、指を動かします。止まらずに出来るテンポから、指と口と脳が同期して動くぐらい何度も練習しましょう。

音を出しながらだと、出てくる音に頼ってしまい指使いがしっかり頭に入ってきません。そうすると何度やっても不安⇒苦手になってしまうので、脳と指にしっかり覚えてもらうように音を出さないで練習します。

指使いが覚えられれば、あとはスムーズに音が出せれば完成…といっても高音の出し方にもコツがあるのはご存知の通り。ここでは到底説明しきれないのでレッスンに来ていただきたいのですが…1つだけコツを言うとすると「最初はうるさいと思うくらい大きな音」で吹くことです。高音が苦手な方の多くは必要な音量(息)が出ていません。「うるさい、痛い、汚い」を恐れるあまり貧弱な音になって結果出づらく音程も悪くなっていることがとっても多いです。


3.上手く繋がらないポイントを練習
クラリネットは吹き方が変わるポイントがあります。そこで上手く切り替えられないとリードミスが出たり、繋がらなかったり、テンポや音色、音量が不安定になります。

赤丸のところが吹き方が変わるポイントです。
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この音のつながりを息、アンブシュア、指、音を注意深く観察しながら練習、コツをつかみましょう。2つの音がつながるようになったら、前後に音の数を増やしていきます。


4.自分が苦手と感じているところを練習
1.を練習していてうまくいかなかったところをピックアップして練習します。この時にはいつも息のことを意識して練習してみてください。うまくいかないときは息が滞っていたり、足りないことがとても多いからです。


5.全体を通す
1~4を練習したら、全体を通します。いきなり通すのが大変なら1オクターブずつ、1小節ずつ分けて少しずつつなげて完成させましょう。できないところがあれば、1~4を反復して練習します。

ここまで練習したらだいたい覚えていると思うので、完全に暗譜してしまいましょう。暗譜することで曲に生かせるレベルに1段階上がります。


教室では最初はすべてスラーで、息が使えるようになってきたらタンギングやスタッカートをやってもらっています。最初のページにあるアーティキュレーションまでできるのが理想です。
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今回は1のシンプルなスケールだけを解説しましたが、2〜7全部に応用できます。アイヒラー以外のスケールにも全て応用できます。

アイヒラーを1冊クリアできなくても、1つの調だけでも狭く深く練習しておくと、曲に応用が出来るようになってきます。最初から全部やろうと思わずに、そこから1つずつ増やしていけば良いのではと思います。

少しずつやっていくうちに出来ないことが出来るようになって、気が付いたら色々なコツがつかめてた!という感じになると最高です。

最終的にはアイヒラーがモーツァルトのコンチェルトの1フレーズのように吹けるとよいですね。少しずつ積み重ねていくのが一番の近道です。楽しみながら練習していきましょう(^^)/




楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
書かせていただきました。







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これ忘れていませんか?アイヒラースケールの隠れた必須練習

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こんにちは!豊永よしこです。
アイヒラー、おそらく日本で一番有名なスケールの本ですが・・・(写真は年季の入った2代目です)

[クラリネット教本] 「アイヒラー クラリネットのためのスケール」 【ネコポス不可】
[クラリネット教本] 「アイヒラー クラリネットのためのスケール」 【ネコポス不可】

これをやるの忘れてませんか?31ページの右下。(各自ご覧ください(^^)
(d-mollの次に掲載されているものです。出版時期によって掲載されていなかったり、ページが違うかもしれません。)

全調制覇なんて無理!!という方も、これだけなら出来ると思います。これを真剣にやるだけでも指の動きが変わってきます。

ぜひお持ちのアイヒラーで、押し入れに眠っている方も!練習してみてください(^^)






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アマチュアの8割の方が残念な結果になっている事

こんにちは!豊永よしこです。
基礎練のスケール、沢山の方が取り組んでいますが、
アマチュアの方の約8割の方
「上行形より下行形の方が残念」になっています。
(例:「上行形⇒ドレミファソラシド・・・・」「下行形⇒ドシラソファミレド・・・」)
これはオーソドックスなスケールもそうですが、
三度、アルペジオ、跳躍のスケールになるとより顕著になります

どう残念になっているかというと、上行形では音が良く響いているのに、
下行形では音が潰れていたり、響かなくなっているんです。
下行形では次の音がすぐ出ずに引っかかってしまったり、
リードミスが出やすい方も多いです。

曲で使われるのは上行形だけではなく、下行形も沢山使われます。
上りも下りも良く響く音で美しく吹きたいですよね。
では次に、下行形をどう練習していけばいいのか、
ポイントを書いていきたいと思います。

★気を付けたい練習ポイントは2つ。
・上行形の高音部を通過して下行形に入ったら、
どういう音を出したいかを決め、息を出し続けながら、
アンブシュアを柔軟にしていきます。
アンブシュアが固まったままで下ると、リードミスや鳴らない原因になります。
また、難しい所は息が止まりがちですが、
そういう時は息の事を第一に思って吹いてみてください。

・指の動かし方に気を付けます。
レガート(スラー)、タンギング、スタッカートに関係なく、
指の動きが美しく繋がっていくようなイメージで指を動かします。
音と指の動きはリンクします。
どういう演奏をしたいかな?と考えながら指の動きを研究してみてください。

どちらも練習はゆっくりのテンポから。
上行形を1回練習したら、下行形は5回練習する、という風に、
練習回数を増やすのをおススメします。
理想は上り下りにかかわらず、すべての音が美しく鳴る事。
これが出来てくると、全体の印象がかなり変わってきますよ。
時間をかけて練習してみてください(^^)




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