クラリネット&アレクサンダーテクニーク  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

スケール

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

こんな思いを持っている方、レッスンへいらっしゃいませんか?

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スケールの下行形が走って転んでしまうときの練習法

色々なスケール、前半の上行形はテンポも安定して調子がいいのに、下行形が走って転んでしまい、まるで坂道を転がり落ちるようになってしまう事、ありませんか?
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教室でも色々スケールをやってもらいますが、下行形が転んでしまう方は結構いらっしゃいます。色々な対処法を教えていますが、今日はいくつかをシェアしたいと思います。


1.身体の使い方を変えてみる。
スケールの下りは、トーンホールを閉じていく動きが多くなりますが、普段から楽器を指で握るような支え方をしていると、楽器を安定させるために早くトーンホールを閉じたくなってしまうのです。その結果、指がどんどん早く動いてしまい転んでしまうことがあります。

以前も書きましたが、楽器は指で握って支えるのではなく、頭を含む上下の歯と右手親指でバランスを取ります。
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このバランスで支えられると、指が離れていても閉じていてもグラグラしないので、落ち着いて指を動かすことができます。


2.拍子を意識してみる
走ったり転んでしまうときは、指に夢中で拍子の意識が飛んでしまっている場合も多いのです。そんな時は楽器を置いて「指揮をしながら歌う」。これが自信を持ってできるようになってから楽器を吹いてみましょう。

実際吹いたときにまた拍子が飛んでしまったら、もう一度歌う練習をするか、拍子を感じながら吹けるテンポまで落として練習してみましょう。


3.リズムを思い浮かべながら吹く
走ったり転んでしまうときは、たいていここが暴走しています。(拍の裏)
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拍を取る感覚が平面的だったり、裏拍の意識が薄いと歯止めが効きづらくなります。これが何度も起こると、坂道を転がるような状態に。そんなときは、リズムを思い浮かべながら吹くのもお勧めです。
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転んでしまう時は【A】や【I】を思い浮かべると、暴走が食い止められます。実際合奏やアンサンブルでもこのような音型と一緒に吹くことがありますよね。その練習にもなります。


4.指の動きが不安定なところをピックアップして練習

1~3までやっても転んでしまう場合は、指の動きに原因があると思います。スロートトーン周辺や、小指を使うあたり、高音は不安定になりやすいところです。自覚のあるところをゆっくりから練習してみましょう。わからない場合は録音してみるとよくわかると思います。


なんでもそうですが「走る」「転ぶ」にも原因があるんですよね。ただメトロノームに合わせて機械のように練習するより、原因を考えてそこから練習してみることをお勧めします(^^)/


楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
書かせていただきました。







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アイヒラーの1ページ目で挫折してしまった方へ贈る、練習のアイデア


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やった方がいいとわかっているけどハードルが高く、やり始めてもなかなか進まないのがアイヒラー。重要な要素が詰め込まれているので無理もないと思います。

教本/クラリネット「クラリネットのためのスケール」R.アイヒラー
教本/クラリネット「クラリネットのためのスケール」R.アイヒラー


なかなか進まないのに、その先にも膨大な課題が…全くできる気がしないと心が折れてしまう方も多いのでは?

今回は沢山こなすというより、やった数は少なくても必要なことは身に付けていける練習のやり方を提案していきたいと思います。

では始めましょう!


1.全体を練習する
まずは全部スラーで全体を吹いてみます。ここでは現状把握と、全体の流れを感じて吹くのが目的です。高音域で止まってしまうと流れが滞るので、高音域が難しい場合はカットして吹きます。

↓のような感じで、止まってしまいがちな箇所をカット。高音域は後で練習します。
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教室では、ゆっくりのテンポ(16分音符=~60)と速いテンポ(四分音符=60~)でやってもらう事が多いです。自分の状態を客観的にみてテンポを決めてみましょう。

自分の状態ややりたいことに合ったテンポで、全体を通すときの息の使い方、アンブシュアコントロール、指の動きなどを練習します。


2.高音域を練習
高音域は指使いでつまづいてしまうことが多いのでは?不安があるときは指使いを完全に覚えます。

口で音名を言いながら、指を動かします。止まらずに出来るテンポから、指と口と脳が同期して動くぐらい何度も練習しましょう。

音を出しながらだと、出てくる音に頼ってしまい指使いがしっかり頭に入ってきません。そうすると何度やっても不安⇒苦手になってしまうので、脳と指にしっかり覚えてもらうように音を出さないで練習します。

指使いが覚えられれば、あとはスムーズに音が出せれば完成…といっても高音の出し方にもコツがあるのはご存知の通り。ここでは到底説明しきれないのでレッスンに来ていただきたいのですが…1つだけコツを言うとすると「最初はうるさいと思うくらい大きな音」で吹くことです。高音が苦手な方の多くは必要な音量(息)が出ていません。「うるさい、痛い、汚い」を恐れるあまり貧弱な音になって結果出づらく音程も悪くなっていることがとっても多いです。


3.上手く繋がらないポイントを練習
クラリネットは吹き方が変わるポイントがあります。そこで上手く切り替えられないとリードミスが出たり、繋がらなかったり、テンポや音色、音量が不安定になります。

赤丸のところが吹き方が変わるポイントです。
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この音のつながりを息、アンブシュア、指、音を注意深く観察しながら練習、コツをつかみましょう。2つの音がつながるようになったら、前後に音の数を増やしていきます。


4.自分が苦手と感じているところを練習
1.を練習していてうまくいかなかったところをピックアップして練習します。この時にはいつも息のことを意識して練習してみてください。うまくいかないときは息が滞っていたり、足りないことがとても多いからです。


5.全体を通す
1~4を練習したら、全体を通します。いきなり通すのが大変なら1オクターブずつ、1小節ずつ分けて少しずつつなげて完成させましょう。できないところがあれば、1~4を反復して練習します。

ここまで練習したらだいたい覚えていると思うので、完全に暗譜してしまいましょう。暗譜することで曲に生かせるレベルに1段階上がります。


教室では最初はすべてスラーで、息が使えるようになってきたらタンギングやスタッカートをやってもらっています。最初のページにあるアーティキュレーションまでできるのが理想です。
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今回は1のシンプルなスケールだけを解説しましたが、2〜7全部に応用できます。アイヒラー以外のスケールにも全て応用できます。

アイヒラーを1冊クリアできなくても、1つの調だけでも狭く深く練習しておくと、曲に応用が出来るようになってきます。最初から全部やろうと思わずに、そこから1つずつ増やしていけば良いのではと思います。

少しずつやっていくうちに出来ないことが出来るようになって、気が付いたら色々なコツがつかめてた!という感じになると最高です。

最終的にはアイヒラーがモーツァルトのコンチェルトの1フレーズのように吹けるとよいですね。少しずつ積み重ねていくのが一番の近道です。楽しみながら練習していきましょう(^^)/




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基礎練をするのは何のため?

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こんにちは!豊永よしこです。
ロングトーン、スケール、タンギングetc・・・基礎練習は何の為にあるんでしょうか?

それは「私はこう演奏したい!」を実現するためです。

ともすると基礎練はこなすものになったり、やらなきゃいけないものになっていたりと本来の目的を見失いやすいもの。

でも、ただのウォーミングアップでもなく、ルーティンのつまらない練習でもなく、自分のやりたい事を実現する為に練習するものなんです。


「私はこう演奏したい!」をかなえる為には色々な技術が必要ですが、その技術を一番シンプルな形にしたのが基礎練です。

例えば、「p」のソロを静かにかつ響いた音で吹きたい時、いきなり曲の中で吹くと「p」で吹く以外にも沢山の事をしなくてはならず、とても難しくなってしまいます。なのでロングトーンで「p」の練習をして「p」の吹き方を身につけるわけです。

先日の「音をまっすぐに揺れないように吹く」練習も「まっすぐに揺れない」がゴールではありません。いつでも安定していて、かつ方向性のある音を出せるようにする、活きた音を吹けるようにするための準備練習。音楽表現の為の練習なんです。

最初は「私はこう演奏したい!」が分からないかもしれませんが、色々な音楽に接して感動の貯金を殖やしてもらいたいと思います。貯金が殖えてくると、自然と「こう演奏したい!」がやってきます。

楽器の上達は時間がかかるもの。自分の「こう演奏したい!」も時間をかけて育ててみてください。基礎練がより意味のあるものに感じられてくると思います(^^)



グループレッスンでも、必要な基礎練を個別にお教えします(^^)/
お席残り3名です。
10月27日(金)
『身体の使いかた、考えかたで音楽が変わる!
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小学生とのレッスンより・・・スケールは3分で覚える!

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こんにちは!豊永よしこです。

今日は小学生のレッスンがありました。課題はこの1~2段目のスケール。まずは自分の出来る速さで練習します。

吹いてもらうと一通り出来るのですが、ところどころ指がもつれたり、楽譜をじーっと見て確認ながら吹いています。もっと上手に吹けるなと思ったので

「じゃあこれを3分で覚えてみよう!自分の好きなように練習して覚えてね」

3分間自主練してもらいました。生徒さんは楽譜を確認しながら音を出し、集中して練習していました。

そして3分経過、「じゃあ吹いてみよう」と吹いてもらいました。すると、音の勢いが増し、何より自信を持って吹けるようになっていました(^^)

覚えてここまで出来るようになると、さらにレベルの高い事が出来るようになります。この後、息の出し方や指のもつれ、リズムの揺れを改善する練習をして完成度を高めていく事ができました。

「スケール、覚えるのが良いと言ってもなかなか・・・」という方は、試しに時間を区切って集中して練習してみてください。小学生の生徒さんが出来たように、きっと覚えられると思います(^^)

楽譜を凝視しながら吹く段階では曲への応用は難しいのですが、覚えると応用できるようになります。
少しずつ、ぜひトライしてみてほしいなと思います(^^)




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スケールを最初から最後までキレイに吹く方法

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こんにちは!豊永よしこです。
このおなじみのスケール、最初から最後までキレイに吹くには、どうしたらいいでしょうか?

もちろん技術的な練習は必須です。でも技術的にはOKなのに「あれ?」とうまく行かない時もありますよね。

吹けるのにおかしいな~という時は準備が足りていないのかも。
何となく始めないで、吹く前に何をするか思い出してみましょう。
息の出しかたは?
吹く前にアンブシュアをつくる?つくらない?
最初から最後息の出し方は同じ?変える?
指の動きは?
高音の指使いは?
アンブシュアを変化させるタイミングは?など
どうするかを考えて、楽譜を見通してから吹いてみましょう。


準備は本当に大事!アレクサンダーテクニークを学ぶ中でも痛感している事です。

吹くのに慣れてくると、音を出すのも無意識になり、結果いつも同じところで引っかかったり、何度もやらないと出来なかったりと、パッとしない結果になりがちです。

無意識に何度も練習するのではなく、何をするかを思い出してから吹いてみましょう。ちょっとの準備で演奏がグレードアップする事も多いんですよ(^^)ぜひ試してみて下さい♪





 
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