クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

スケール

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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低音の出だし、クリアに出せますか?

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こんにちは、豊永よしこ(とよながよしこ)です。低音から始まる曲やエチュードやスケール、沢山ありますね。低音は高音より楽と思いきや、そうではないのはご存知の通りです。


・遅れる
・つぶれる
・響かない
・音量が出ない
・別の音が出る(リードミス)
・音程が悪い

こんなことが沢山起こりますが、こうなってしまうのは、必要なことをしていないから&余計なことをしているからなんです。必要なことをして余計なことをやめればスッと響く音がクリアに出てくれます。では必要なこととは何でしょう?



【必要なこと】

・出したい音を頭の中で鳴らす
・上下の歯(頭)と右手親指(&小指)で楽器をバランスさせる
・指でトーンホールを軽く塞ぐ
・発音のタイミングで必要な圧力、速さの息を出しリードを振動させる
・息を出すタイミングでリードに圧を加える
・↑これらを音を出す前に準備
・これらが出来る身体の使い方をする
・コンディションの良い楽器、マウスピース、リードを使う

ざっくり言うとこんな感じ。これがすべて整うと勝手に良い音が出てくれます。



これでスムーズに音が出ないときは、余計なことをしている可能性があります。


【余計なこと】

・塞いでいる指で楽器を支える
・口先で音を出そうとする
・ベルを響かせようとする
・基礎の奏法の見直しはせず、小技で何とかしようとする(アンブシュアなど)

他にもありますが、この4つをしっかりやると確実に音は出にくくなります。


必要なことをやり、余計なことをやめる。これだけです。うまくいかないときはこれを忘れているからかもしれません。できない時こそ基本に戻る。上達の鉄則です(^^)/




夏休みだけの単発レッスン受講もOKです。学校では解決できないお悩み大歓迎(秘密厳守)(^^)/
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今回の楽譜はこちらから。シンプルで練習しやすいスケールです。




クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。



簡単だけどやってる人が少ない、スケールとエチュード、曲を連動させてうまくなる方法

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(泣く子も黙る鉄板コンビ)

今日はスケールとエチュード、曲を連動させてうまくなる方法です。


…といってもとっても簡単。でも意外とみんな忘れてる。


「スケールの時に気を付けたことを、エチュードや曲でも気を付ける」

「エチュードや曲で気を付けたことを、スケールでも気を付ける」


これだけ。スケールとエチュードを意識的に連動させると、とってもいい循環になるんです。


・スケールで息の使いかたを気を付けたら、エチュードや曲でも息の使いかたに気を付ける

・エチュードや曲で拍子に気を付けたら、スケールでも拍子に気をつける


などなど、練習の時に常に気を付けてみてください。忘れたらすぐ思い出せばOK。演奏の質が上がるし、何より楽しく速く上達できますよ(^^)/



ハプニングも含めかなり慣れてきました!





こんなアンケートやってます!記事を書く参考にしたいのでぜひ投票を(^^)/



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基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
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曲とスケールを直結させて上達ループをつくる!スケール練習法

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(私の歴代アイヒラーです。初代は高校生の時に使っていたもの)

スケールやらなきゃ!と思ってるけど時間が無くて曲だけで精いっぱい、買ってみたけど活用できずに本棚で冬眠…という方へ

今日は「スケール→曲」という教科書的なやり方ではなく、「曲→スケール」でスケールを活用させていく練習方法を提案してみたいと思います。日本で一番有名なスケールを例にしますね。



この練習を続けていくことで、少しずつ曲を仕上げるのが早くなり→よりスケールに時間を割けるようになり→基礎力が付いてさらに曲が楽に吹ける…という上達ループに入ることが出来ます。



【曲と同じ調のスケールを練習】
曲をもらったら、曲と同じ調のスケールを練習してみましょう。スケールでその調になじんでおくと♯♭を落とす確率が減ります。

調がわからないときは調号が同じ数のスケールを吹きます。2オクターブでも覚えておくと曲の練習前にサッと吹けて便利です。



【曲の傾向にあったスケールを部分的に練習】
まず曲のどこが難しそうか、練習したいかをピックアップします。そうしたらその部分に近い音域、音型のスケールを練習しましょう。部分的に1小節でもOK。まずは超ゆっくりで、最終的には曲のテンポで吹けるようにします。

跳躍が大変そうなら2.3.7を練習。なだらかな音階をベースにしたパッセージは、1.5.6を練習します。

歌う曲やゆったりした曲なら、曲に近いテンポで滑らかに吹く練習をします。漠然と吹くより、目指す音(1オクターブ上の音や最高音など)を決めると歌う練習の下地になります。スケールをメロディの1フレーズと思うだけでも違います。跳躍のない1から始めると段階的に練習できると思います。


【自分の苦手をピンポイントで練習】
曲を吹いているといつもつまづく、指摘されるテクニックをピンポイントで練習します。

指がばらけてしまうなら、まず右手か左手かどちらがばらけやすいのかを思い出し、気になる部分の音域を練習します。2~7まで、跳躍の幅の狭い番号から段階的に練習しましょう。

指の力が抜けないなら1を練習します。1で抜けないなら他の番号はもっと力が入ってしまうからです。音を出さないで息を楽器に流しながら指を軽く軽く動かす練習をお勧めします。力加減がわかったら同じ要領で音を出す。これを交互に練習します。

ダイナミクスを付けるのが苦手なら、好きな番号の出しやすい音域を1オクターブ程度取り出して希望の音量で練習します。出しやすい音域で慣れてきたら、曲中に出てくる音域で練習しましょう。

スタッカートやタンギングが苦手なら、跳躍の幅の狭い番号(1.5.6)で出しやすい音域からスラーで練習しましょう。スタッカートやタンギングも息がポイントなので、スラーで息を流せるようになってからスタッカートやタンギングを練習しましょう。(跳躍の幅の狭い番号から始めるのは、その方が息が通しやすく指の難易度が低いからです)



書き出すとキリがないですが、このように曲に直結させて使うことも十分可能なんです。スケールは曲によく出てくるパターンの集大成なので、とても使い勝手がいいんですよね。

全部の調暗譜していつでも吹けるようにが理想ですが、そうもいかない方が多いと思います。出来ないことに罪悪感を持つよりも、自分のできることを細く長く続けるのをおススメします。練習を工夫するのも楽しいですよ!気軽にトライしてみてください(^^)/




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クラリネット、バスクラリネットの
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身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
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アイヒラースケールは○○してからがスタート!

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(歴代のアイヒラーです。一番左は高校生の時に使っていたもの。レッスンで使うのでボロボロになったら買い替えています)

前回の○○に続きまして、今日の○○とは…


「暗譜」です。

「アイヒラーは暗譜してからがスタート!」


スケールは覚えて自分のものにすることで、はじめて曲にも応用できるようになります。

「楽譜を読みながら音符を並べて終了」では身に付くものがとっても少ないんです。一応吹いたけれど「自分のものにした」実感は薄いのではと思います。


また、楽譜を見ないで吹くことで初めて気づくことが沢山あります。

音色や音量音程、音の出だし終わり、テンポと息の関係、音高と息の関係、拍子感や調性感、リズムの正確さ、アンブシュアや指の動き、ブレスの仕方、身体の状態などなど…

気づくことが多いということは、改善点が沢山発見できているということ。気づいた改善点に取り組んでいくことで全体の質を高めることができます。

先日も生徒さんが、頑張って覚えてみましたと報告してくださいました。覚えるのは大変だったそうですが、楽譜を読んでいた時とは違う気付きがあったそうです。

いっぺんに沢山じゃなくていいんです。まずは1小節から。自分のできる範囲+α、ちょっとだけ頑張って暗譜してみましょう。

覚えるコツは色々ありますが、まずはこの2つ。

「スケールを曲のように捉えて吹くこと」
「無意識ではなく意識的に練習すること」

財産を増やすつもりでぜひやってみてください(^^)/


☆アイヒラーは日本では音大受験の課題にもなっているバイブル的存在。
[クラリネット教本] 「アイヒラー クラリネットのためのスケール」
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☆アイヒラーはまだ手が届かない…という方はこちら。
【輸入楽譜】アルバート, J. B.: 24のスケールと練習曲 [ アルバート, J. B. ]
【輸入楽譜】アルバート, J. B.: 24のスケールと練習曲 [ アルバート, J. B. ]


☆いや、もっともっと基礎から見直したいという方はこちら。これも音階練習です。
ランスロ/クラリネットの初歩 / プリマ楽器
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【全楽器共通】次のレッスンまでにどう練習していけばいいの?最初に取り組みたい2つのステップ

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レッスンの重要性が広まってきて、以前より通う方も増えてきたと思います。でもレッスンまでどう練習をしたらいいのかな?と悩んでいる方もいるかもしれません。

今日は、レッスンで新しい課題をもらったら、まずどう取り組んでいけば良いのか?2つのステップを書いてみたいと思います。

たとえば「次までにこのスケールをやってきてください」と言われたら、どう練習しますか?
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「難しそう!高い音も出そうにない…早くやらなきゃ!」と楽譜に飛びついて、つっかえながら音を出しまくる…だと練習した感は得られますが、効率が悪いしあまり身に付くものがありません。

まず1つ目のステップ。音を出さないで楽譜をざっと見ましょう。

何調?
何拍子?(この楽譜は書いていないので何拍子と捉える?)
わからない指使いはない?
集中して練習するところはどこ?

そして自分が確実に読める速さで、頭の中に書いてある音を並べたり声に出してみます。音程が取れない場合はリズムは正確に、音程は棒読みでOK。これをレッスンの帰り道や、通勤通学時間などにやっておきましょう。

楽器を吹くのが練習と思っている方も多いですが、音を出さない練習が半分ぐらいあってもいいのです。むしろその方が、ある程度設計図ができてから練習を始められるので、時間も有効に使えます。

音を出す時は、いきなり指定のテンポではなく、必ず脳と身体が歩調を合わせられる速さで。間違えながらの練習は、脳に間違った情報がインプットされてしまいます。

本当にゆっくり「楽勝だな~」と思えるテンポから始め、そのテンポで慣れたら少しずつ指定のテンポに近づける練習を繰り返してみましょう。

慣れてきたら音符がなんとか確認できる程度に楽譜から離れます。何回も練習していくうちに覚えてくると思うので、その流れで暗譜を目指しましょう。

これらの練習は、課題に慣れ、頭と身体に覚えてもらうためにするものです。

・楽譜に書かれたとおりの音を読む、吹く
・正確な指使いを覚える
・脳と身体を同期させる
・楽譜から離れる


そして2つ目のステップです。前回のレッスンで習ったことを今回の課題でも取り入れてみましょう。たとえば息の方向を習ったなと思い出したら、

・1音目から息の方向を考える
・高音のときも息の方向を考える
・苦手な指使いの時も息の方向を考える

などなど…あらゆる場面で習ったことを取り入れるのです。

一度に沢山取り入れずに1つずつ。取り入れてミスが増えるなら、1つ前の段階に戻って(楽譜を読む、ゆっくり練習など)復習してから習ったことをプラスしてみましょう。

この先にも沢山の段階があるのですが、まずはこの2つのステップを試してほしいなと思います。

1つ1つの練習をゲームのように楽しんでいくと、少しずつ力が付いてきますよ。思い通り練習できなかったときも、自分なりにやったこと、できたことを認めていけるといいですね。気長に続けていきましょう(^^)/



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