今日のお題はこちらです。
FullSizeRender
(クローゼ:クラリネット教則本より)

クローゼの指をなめらかに動かすための練習です。この跳躍が苦手な方も多いのでは?(赤丸部分)
FullSizeRender
左右の指がばらけて間に別の音が入ったり、跳躍の瞬間に息が止まって音が切れたり、リードミスも出やすいところです。

こんなときはこの2つの音だけ取り出して練習します。全部吹かないで2つの音だけです。通したい気持ちを抑えて2つの音だけ。ありえないテンポで(^^)


ありえないテンポとは、これらが同時にできるテンポです。

・指の力加減、指の動き方を観察できる
・楽器の構え方を観察できる
・息の出し方を観察できる
・アンブシュアの動きを観察できる

・指に動き方(タイミング、速度、力加減など)を指示できる
・息の出し方を指示できる
・アンブシュアの動きを指示できる など…

「こういう風に吹きたい」と理想のイメージを決めてから自分のやっていることを観察し、新しい動きを試していきます。

これらをやるには、おのずとテンポがかなりゆっくりになるはずです。実際どれくらいゆっくりにするかは個人差がありますが、目安としては「音1つ=メトロノーム30~40」ぐらい。メトロノームに合わせるのがストレスな場合はまずはメトロノーム無しでやってみましょう。

練習して新しい動きが身に付いてきたら、少しずつテンポを上げていきます。どの程度ずつ上げるかは、出来具合と相談してみてください。元に戻ってしまったら、テンポを下げて復習します。

超ゆっくり練習で自分の動きのクセを知って改善ができれば、他の場面でも応用が利くようになります。時間はかかりますが、結果的には近道なんです。

この練習は一歩間違えると身体が固まって息も浅くなりがちですが「周りの空間を意識して、視界を広く」を心がけて伸び伸びと練習しましょう。

また、繰り返すのは連続5回まで!5回吹いたら休憩&振り返り&次どうするかを考えて再開します。必ず効果があるので楽しみに練習してみて下さい(^^)/



今回の楽譜はこちらです。私も10代の頃、鬼のように練習していました。
全音 クローゼ:クラリネット教則本
全音 クローゼ:クラリネット教則本


無料メルマガ登録
https://form.os7.biz/f/7dbc71c5/


レッスン・お仕事依頼はこちらから
http://fujisaki-clarinet.com

  



クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。