クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

アンブシュア

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

アレクサンダーテクニーク教師でもある豊永よしこと一緒に練習しましょう。
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【中級者以上】アンブシュアが不安定な原因と指導法

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こんにちは、豊永よしこ(とよながよしこ)です。前回初心者、初級者の方のアンブシュアの不安定さの原因と指導について書きましたが、中級者以上の方も悩んでいる方は多いです。


中級者以上の方も不安定になってしまう根本原因は「息」にあるように感じます。


必要なだけの息が出せていない状態で(8割の方は不足してる印象)アンブシュアを安定させようと固めたり、技術があるだけに小手先で何とか安定させようとした結果、他に問題が出てくるケースが多いです。


アンブシュアは楽器の支え方(構え方)でも変わってきます。

本来楽器は上下の歯(頭)と右手親指(&小指)でバランスを取り続けますが、口周りの筋肉に意識が行きすぎると唇が余計に働かなくてはならないため、アンブシュアの微調整が難しくなり不安定になります。


「噛んではいけない」という思い込みが原因なことも多いです。

音を出すには上下の歯でマウスピースを安定させ、リードに圧を与えるために「噛む、挟む」ことが不可欠ですが、「噛んではいけない」という思い込みでこれを余計な力みと判断してしまうと「噛む、挟む」をやめてしまうので口周りがより頑張らなくてはならなくなり、不安定になります。


「柔らかくくわえる」「口周りをまとめるように使う」「口角を上げる」「アゴを平らに」などを心がけている方も多いですが、これもアンブシュアを不安定にさせる原因です。

アンブシュアは音を出すのに必要なことが全て出来た結果、その人に合った形が作られます。形にこだわりすぎると音を出すのに必要な息の意識や楽器の支え方が二の次になり、アンブシュアが自然に形作られることを邪魔します。いい形にならない→さらに形にこだわる→必要なことが疎かに→アンブシュアが決まらなくなる…と残念なループができてしまいます。


リードやマウスピースが自分の吹き方に合っていないのも原因です。

特にアンブシュアの負担を減らそうと、楽すぎる仕掛けを使っていると、歯で支える(噛む、挟む)と息の通り道が閉じられてしまうので、息の通り道を作ろうと「噛みながら緩める」という拮抗した力のかけ方をせざるをえなくなります。拮抗する力のかけ方をすることで調整が難しくなり不安定になっていきます。自分の息や噛む(挟む)圧力に合った道具を見直すと吹きやすく安定してきます。


またこれもかなり多いのですが、音程や音色をアンブシュアだけで微調整するクセがあると不安定になります。息があって初めて微調整しても音が安定するので、頭の中の思考を見直してクセを根気よく変えていくと良いでしょう。


あと、前回の記事にも書きましたが「筋力不足」も不安定さの原因です。ブランク明けでアンブシュアが不安定なのはごく普通のことです。


指導の際にはこんなことを中心に進めています。

・立ち方、座り方、構え方を見直す
・空間のとらえ方、楽譜の見方を見直す
・息の出し方、ブレスの仕組みを見直す
・吹くときに必要な身体の知識を学ぶ
・息を吸うとき&出すときの動きを見直す
・噛む、挟むタイミングと息を出すタイミングを見直す
・音が出る理屈を見直す
・思考のクセを見直す
・音を出す前の準備を見直す など


これらを少しずつ見直した結果、アンブシュアは安定してきます。直接形をどうこうする指導はほとんどしません。どういう風に見直していくのかは、これまでのブログにヒントを沢山書いていますので探してみてください。


中級者以上だからこそ、基礎の基礎に立ち返ることが大事です。

経験がありある程度吹けるからこそ、自分の慣れ親しんだ経験や常識から解決策を探そうとするので迷路から出づらくなるんです。

本気で変えたいなら、いったんこれまでのことを白紙にして初心者に戻ったつもりで奏法を見直す。

指導の際にも表面的な形や動きを直すのではなく、不安定さの根本原因を解明しながら生徒さんのペースで改善していくことをお勧めしたいと思います(^^)/



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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。












【初心者・初級者】アンブシュアがどうしても動いてしまうとき、どう指導したらいいか?

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こんにちは、豊永よしこ(とよながよしこ)です。
中級者以上になるとアンブシュアは臨機応変に微妙に動かして吹きますが、初心者、初級者の方にはある程度安定したアンブシュアの土台を身に付けてほしいものです。

どうしても安定しない、動いてしまう方には「アンブシュアを動かさないで」「固定して」と言いたくなりますが、グッと我慢します。

「アンブシュアは動かさないで固定するもの」という意識を付けてほしくないからです。この意識は上達してくると邪魔になってきます。


初心者、初級者の方でアンブシュアが安定しない原因はいくつかあると思います。私がよく出会うケースはこの3つです。


1.息が十分出せていないケース

息を勢いよく出せていないと、アンブシュアは自動的に不安定になり必要以上に動いてしまいます。

こういうケースではアンブシュアのことは言わずに、息を勢いよく出す練習(楽器無し)、音を出さずに勢いよく楽器に息を通す練習をしてもらいます。

また、リードミスや汚い音を恐れて息が貧弱になる場合も多いので「リードミスや汚い音が出るのは当たり前、どんな音が出てもいいから思い切って息を出しましょう」と指導しています。


2.筋力不足
楽器演奏では、日常生活とは違う筋肉の使い方をします。なので楽器を始めて間もなかったり、練習が思うようにできないと息に対抗できる口の周りの筋力が足りずに不安定になってしまいます。

これは少しずつ筋力をつけていくしかありません。5分吹いたら10分休む(譜読みなど別のことをする)、音を出し終わったらアンブシュアを休ませる訓練をある程度の期間続けることが必要です。口の周りの筋力をつけるグッズやトレーニングはアンブシュアに意識が集中し過ぎるため、私はお勧めしていません。


3.安定した音が出ないうちから無意識に自分で調整しようとする
これは音楽経験が豊富な方によくみられるものです。初心者、初級者では音がキレイに出ず安定しないのが普通ですが、それが本能的に不快なので口で音を微調整してしまうんです。口で微調整しているうちは当たり前ですがアンブシュアは安定しません。

まず最初から安定した良い音を出すのが難しいことを理解してもらい、音は息の結果であることをお伝えして息に意識のフォーカスを変えてもらったり、息を出す練習を繰り返し根気よく指導します。



原因が1つのときもあれば、2~3つ重なっている場合もあります。もちろんこれ以外のケース(身体の使いかたや骨格、道具など)もあります。

その方がどんな状況になっているか、とにかく観察です。全感覚を駆使して生徒さんの様子を観察します(AT界隈では「全察」といいます)

私も生徒さんを観察させてもらい新しい発見をしたり、逆に生徒さんに教えてもらったりと日々更新中です。またお伝えしたいことができたら書いていきたいと思います(^^)/



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基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。






上の前歯の役割&気を付けたいこと

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下の前歯のことはいくつか書きましたが、上の前歯はノータッチでしたね。上の前歯ってどんな役割があるのか、考えてみました。


1.リードに圧力を加えるサポート役(下の前歯の働きを助ける)
息でリードを振動させると音が出ますが、リードに適度な圧力を与え振動をコントロールするのが下の前歯の役目。上の前歯は下の前歯の働きを助ける役割があります。

上下の歯のイメージ。上下で協力することによってリードに圧力を加えられます。(洗濯バサミのイメージ)
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2.口やアゴを緩めた時に楽器を安定させる役目
演奏の途中で口やアゴを緩め休ませることでバテ防止や力みリセットができますが、上の前歯があることで、安心して休むことができます。

上の前歯がストッパーになるので楽器が前に動きません。
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3.頭の重さをリードに伝える役目
口周りやアゴの筋肉の負担を減らすために、頭の重さをマウスピースにほんの少し(ほんの少しです)向かわせることをお勧めしていますが、このときに頭の重さをマウスピースやリードに伝えるのが前歯の役目です。

これをすることでアゴで頑張らなくてもピンポイントでリードに圧力がかかりやすくなるので、疲れ軽減&息の通りが良くなり、リードがよく振動するようになります。
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これらができるように色々な工夫をするのですが、かといって「しっかり動かないように固定!!」は逆効果になります。

なぜなら、上の前歯は身体全体の自由をつかさどる超重要部分と直接つながっているから!!

上の前歯は頭蓋骨にくっついています。(意外とピンとこないですよね…)
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そして頭蓋骨は首の骨とつながっています。
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頭蓋骨と首の骨の接点(AO関節)はアレクサンダーテクニークでもよく話題に出ますが、ここが固まっていると身体全部に影響を与えてしまうんです。本当に全部です。全部すぎて恐ろしいくらいです。

わかりやすいところで言うと、AO関節から下にたどっていくと肋骨とつながる背骨(胸椎)があります。AO関節が固まっていると肋骨の動き=肺の動きにも影響を与えます。
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で、何を言いたいかというと「マウスピースにしっかり前歯を固定して吹こう」とか「パッチで響きを止めないように小さく切って歯がズレないようにくわえる」などをすると、前歯の動きを固めるようになるので、AO関節も連動して固まり、全身の動きに影響を与える可能性があるんですよね。

なので「固定」を意識をしすぎるのはNG。上の前歯が自然に安定するような角度や深さを探したり、自分に合ったパッチを貼る程度で十分だと思います。

また「噛まないようにそっとくわえる」とか「前歯の力を抜いて」‥という話でもありません。これは迷路の入り口です。全体のバランスがあっての上前歯なので、全体から考えてみてくださいね。

自分だけでは分からないときは、ぜひアレクサンダー教師のレッスンを受けてみてください(^^)/教室でももちろんサポートしてます!

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「もう公共機関で対面レッスンに来てる方いますか?」という質問を結構いただいています。皆さん普通に来られています。教室内はソーシャルディスタンスの鬼(笑)
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基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
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リードミスが止まらない&跳躍が出来ないとき、やってほしいこと

練習してるのにリードミスが止まらない、跳躍がスムーズにできない…やり方はわかってるのにうまく行かないときは、練習の合間にこれをやってみてください。


1.楽器をスタンドに置く

2.頭と身体全体が繋がり動けることを思い出しながら、水平線を見るような感じで、アゴの筋肉部分を手のひらで包み、ふわ~っとゆるめる
(緩んで身体が変わるには時間が必要です。時間を取ってふわ〜っと緩むのを待ちましょう)

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アゴの主な筋肉は、側頭部と奥歯~耳の前あたりのエリアにあります。緩むと下アゴがふわ〜っと動きます。

リードミスはリードにかける圧力や位置、面積が適切でないと出やすくなります。跳躍も圧力、位置、面積とそれらを変化させるタイミングがズレるとうまく飛べません。

圧力、位置や面積の調整は下の前歯で行われますが、下の前歯を微妙にコントロールするのはアゴの筋肉です。アゴの筋肉が繊細に動けると、わざわざアゴを動かさなくても色々なことができるようになります。

リードミスが多発したり跳躍がうまく行かないときは、アゴ周りの筋肉が固まっていたり動きが鈍っているのかもしれません。アゴを動かす筋肉を緩め、柔軟さを取りもどしてからもう一度練習してみてください。

ちょっと休ませ緩ませただけなのに、全然できなかったことがあっけなくできることも。(レッスンでも沢山目撃します)

演奏中にやりたいときは、休符等で楽器を構えたままやってみてください。手のひらは当てられませんが、やらないよりやった方が成功率が上がります。

休ませ緩ませることで、本来の身体の力が発揮されうまく行くようになるんです(^^)/下手に練習するより効果的です。難しいことにチャレンジするときに特におすすめ。ぜひやってみてください。

*今回息の事は一言も言いませんでしたが、ここでも息は超重要。息が使えている前提でのお話です!


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身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
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音を柔らかくするには、噛まずに柔らかくくわえて吹くといい?

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(肉球でマウスピースを柔らかく包むイメージなのかな?!)

柔らかい音を出したいという望み、色んな方から100回以上聞いたと思います。多くの方は柔らかい音を出すために「噛まずにマウスピースを柔らかくくわえる」を実践されています。

でもそれ、申し訳ないけど違うんです。それだと願いは叶わないんです…!!噛まずにマウスピースを柔らかくくわえると、何が起こるんでしょうか?

・音に芯が無くなる
・輪郭が無くなる
・出だしがモヤモヤ、遅れる
・雑音が増える
・音程や音色、音量がコントロールしづらい
・音の方向性が出しづらい(音楽を作りづらい)
・高音が出にくい
・遠くに届かない
・スタッカート、タンギングが難しくなる

音に芯や輪郭が無くなるので柔らかい音と感じる方も多いですが、裏を返すと単調でツヤがなく、不安定な音。実際の現場では完全に埋もれてしまいます。

じゃあどうしたら?
これまでも沢山書いてるこのポイントです。

歯を使う



マウスピースとリードを上下の歯(下の歯はもちろん唇をかぶせる)で軽く挟んで準備し、息がリードに到達する瞬間にリードに歯でピンポイントに力を加えます。するとリードが充分に振動するようになります。


そしてこれをやるのにどうしても必要なのが


息!!!


息があって初めて歯が使えるようになります。息はベルではなくリードに向かって出し続けます。肺からリードまで0.1秒!瞬間移動レベル!(息を忘れて唇で余計なことをすると出だしが爆発するので注意)

これができるとかなりのことが自由になるのです。芯と輪郭があり伸び伸びと響く音になります。

全然分からん〜1人じゃできない!と思ったらレッスンへ。これは本当に重要なので、これだけ習得しに来るだけでもOKです。(といっても結構時間がかかります)レッスン室で2メートル離れてお待ちしています(^^)/



*他の先生に習っている方は先生の方針に沿いましょう。「噛まないで!」の裏の意味は息のことが多いですよ。違うことを言っているようでもゴールは一緒のはず。

★豊永よしこ プロフィール


対面&オンラインどちらもやっています。
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我が家にもついに来た!エイプリールフールに発表されたし、どうしても壮大なドッキリの小道具に思えてしまいます…
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