部活や楽団で「もっとお腹で支えて!」と言われる事、多いと思います。「お腹で支える」って何でしょう?何を意味しているんでしょうか? 

色々な解釈があると思いますが 私は「お腹の筋肉を使って楽器に息を吹き込み続ける」という意味では?と思います。    
  
でも私自身は「お腹で支えよう」「お腹の筋肉を使って」「楽器に息を吹き込む」という言葉はほとんど使いません。     

「お腹の筋肉を使ったから、息を吹き込める」というよりは「息で音を出し続けようとした結果、お腹の筋肉が必要なだけ使われる」と考えているからです。
   これ、同じようで大きく違います。    
   
お腹にフォーカスした言葉を使っていると、こういう事が起こりやすくなります。
      
●お腹の筋肉が必要以上に使われる
息を吸う時もお腹が固まっているので息が吸いづらい、指やアンブシュアの繊細なコントロールがしづらい、疲れやすい、全身が縮んで固まり、窮屈になる、音量の幅が無くなる、気持ちの余裕がなくなるetc・・・
   
この繰り返しは身体の故障にも繋がります。
こういう事は起きてほしくないので私はお腹の筋肉にはフォーカスせずこんな言葉を使います。   

「出したい音の為に、息を必要なだけ出し続けよう」


息にフォーカスした言葉を使って吹くと、出したい息に合わせて自動的に必要な力がお腹の筋肉に入ります。
    私はそれだけでOKと考えています。        
      
曲の表現で必要なら、お腹の筋肉を意識する時もありますが、それは通常モードではなく、臨時モードです。

私はアレクサンダーテクニークの学びの中で、
息の事、特に息の方向を思い続けるだけで頑張っていないのに必要な筋肉が使われ、音や動きが改善される経験を沢山したので今はこういう考えに至っています。    
           
「お腹で支える」の意味が分からなかったり、お腹の事を考えすぎて上手くいないのなら、実験のつもりで息にフォーカスした言葉、試してみてください(^^)





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