クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

スランプ脱出法

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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本番での失敗から立ち直れない…引きずってしまうのはなぜなんでしょうか?

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 本番での思いがけない失敗。失敗して嬉しい人はいないし、一時的に落ち込んでしまうのは普通の事です。でもしばらく立ち直れないぐらい深く落ち込んでしまったり、生活に影響が出るぐらいになると、何か奥底に原因がありそうですね。

思い当たる方は、こんな思考回路になっていませんか?


「自分の価値」と「失敗」をダイレクトに結びつけている。


でも、自分の価値って、本番での失敗で一瞬で無くなるもの?根底から揺るがされるものなんでしょうか?

最近思うのは、自分の価値は何かによって上がり下がりするものではないのでは?ということ。

例えば、生まれて間もない赤ちゃん。歩けるようになるまでには何度も何度も失敗しますが、赤ちゃんの存在価値が下がることはありません。何度転んでも尊い存在です。

「失敗しても自分の価値は変わらない」

「何をしても自分の価値は変わらない」


これが根底にあると、心が安定して本来の力を出す大きな助けになるのではないかな?と思います。

音楽が大好きで大事に思っていればいるほど、失敗は自分の価値を揺るがすものに感じてしまいがち。コンクールやオーディションではよりそう感じてしまうのではないでしょうか?

でも本当は、どんな演奏をしても自分の価値は揺るがないはず。自分の価値を上げ下げしているのは、失敗を自分の価値と直結させている自分自身かもしれません。

考え方や捉え方は演奏にも大きな影響を与えます。健康的に楽器や音楽と付き合うために、時には深く考えておきたいことの1つです(^^)







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楽器大好きなはずなのに、最近吹いていても楽しくない!そんな時チェックしたい3つの事

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楽器大好きなのに最近楽しくない(>_<)前は楽しかったのにどうしてかな・・・そんな時、チェックしたいのは次の3つ。

1.楽器、リード、マウスピース等、自分に合っていますか?

よく「演奏を楽しもう!」と言いますが楽しさって、起こそうとして起きるものでなく、結果として湧いてくるものだと思います。

吹いているのが心地よければ、自然に楽しくなってくるもの。逆に、自分に合わない苦しいリードや、力まないと音が出ない楽器ではなかなか楽しさは湧いてこないのでは?

もし吹きづらいものを使っていたら、吹きやすいものに変えてみましょう。

みんな使ってるから、とか何年生だからこれ、という他人の基準や、いつもこれだから、と同じものにこだわりすぎるのをちょっとやめて、今の自分に合うもの、吹きやすいものは何かな?という基準で見直してみましょう。上達して来たり、気候が変わるとこれまでのものが合わなくなることも結構あります。


2.楽器は調整に出していますか?
毎日吹いていると、吹きづらくなっている事に気づかないものです。半年以上放置していたら、調整に出してみましょう。調整に出したらあっけなく楽しさが戻ってきた!という事も結構あります。


3.身体の構造に反した無理な吹き方や考え方をしていませんか?
無理な吹き方や考え方は疲れて長続きしないし、楽しさも湧いてきません。頑張って吹き続けていると、力むのが普通になり、楽しさから遠ざかってしまいます。時間はかかりますが、姿勢等の基礎の基礎から吹き方を一から見直すと、楽しさが戻ってくる事が多いです。


吹いていても楽しくない時は、無理に楽しもうとせず、道具と吹き方を見直してみる。
この3つ、客観的に判断するのはなかなか難しいかもしれません。一人で分からない時は、専門家の指導を受けましょう。





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やる気が出ない時はどうしたらいい?

楽器とのお付き合いは長丁場。ちょっと練習したからって、すぐ上手くはなりません。だから一生吹いても飽きない、という事でもあるのですが・・・

長い楽器人生、ずうっとやる気が持続する人はいないのではないでしょうか?やる気がモリモリでずっと吹いていたい時、逆に全くやる気がなくダラダラしていたい時、色々あります。実は今、私が面白いくらいやる気が出ないのでどうしたものか・・・と思っている所です(笑)

でも、やる気が出ないのは今回が初めてではないので(^_^;)大体の対処法は分かります。私の一番の対処法は

「やる気が無くてもとりあえず吹いてみる」

よく言われている「やる気スイッチ」ですが、やる気スイッチはやり始めてからでないとオンにならないそうですね。経験上、そうじゃないかな~と思っていましたがこの本にも書いてありました。
のうだま [ 上大岡トメ ]
のうだま [ 上大岡トメ ]

脳の専門家、池谷先生のお話がマンガで分かりやすく描かれています。「なんかやる気出ないな~でも吹いてみるか・・・」で練習を始めると、だんだん楽しくなってきて気が付いたら結構練習していた!という事が多いです。

それでもやる気が出ない時は、他の事をやる時期なんだな~とあきらめて違う事をしたり、出かけたりして気分を変えてみます。単純に疲れていたり、体調が悪い時もあるので自分をいたわる事もしてみます。そんな事をしているうちに、流れが変わってきてやる気が戻ってくることが多いです。

やる気が出ないけれど、練習しないといけない時もあります。そんな時はとりあえず10分吹いてみる。良かったらやってみてください(^^)


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原因不明の不調から浮上するコツ

長く楽器をやっていると、調子の良い時、悪い時、色々ありますよね。すぐ回復する不調ならいいのですがたまに原因不明の不調でドーンと沈んでしまうこともあります。「何でだろう?自分ではよく分からない・・・(>_<)」でも、その多くは原因不明では無いと思います。

人間は繊細ですから、ちょっとした事で不調になることもあります。例えば、こんな事はありませんでしたか?

・仲間に「音汚いね」と言われた
・自分の演奏の陰口を言われた
・先生や先輩に「何で出来ないの?」と言われた
・頑張っているのに「頑張りが足りない」と言われた

良くある事と言えばそうなのですが、繊細な人はここから調子を崩す事もあります。でも他人が何を言うかはコントロールできないし、練習してすぐ要求に応えられるわけでもありません。この場合はその言葉をうのみにせず言葉の受け取り方を変える練習をしてみましょう。

また、理想にこだわりすぎるのも原因の1つです。
・吹く時は「こういう姿勢でないといけない」とこだわり続けた
・プロのように「ブレスを少なくして吹こう」と練習し続けた
・憧れの人に近づく為に、その人が使っているリードやマウスピースを使い続けた
・「いつも完璧に吹かなければ」と常にプレッシャーをかけている

理想にこだわりすぎると、心や身体が固まり、調子を崩します。理想は高く!と思っている人には抵抗があると思いますが、思いっきり理想のハードルを下げ、小さな進歩でも喜ぶようにしましょう。知らない間に理想に近づいてきます。

気持ちが突っ走って身体の事を無視すると、調子を崩します。
・「受験で吹けなかったから、入学式までに完璧に戻す!」
・「長く休んでいたけど、1ヵ月後の演奏会までに調子を戻すぞ!」

気持ちだけで突っ走ってしまうと、身体が付いていけず色々な痛みや不調を生むことがあります。全く運動していなかったのに、やる気だけでフルマラソンに出るようなものです。

この場合はとにかく時間に余裕を持って練習過程を大事にしてみましょう。リードやマウスピースの抵抗が強すぎたら、吹きやすいものに変えてみましょう。



原因不明の不調になったらこれまでの事や考え方、取り組みを振り返ってみましょう。心が折れるような出来事は無かったかな?自分の歩幅を無視した考え方、練習をしていなかったかな?

本当は傷ついているのに「よくある事」と片づけていると、原因になかなか気付けないんですね。起こった事や、その時の気持ちをノートに書いてみると頭の中が整理されて、モヤモヤがはっきりしてきます。浮上のきっかけが分かれば、上がっていくのを待つだけです(^_^)自分と向き合い、ゆっくりと取り組んでみてください。



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練習しても全然上手くならない・・・!と落ち込んでしまったら

楽器は頭と身体と心の訓練の積み重ねで上手になっていきます。特に楽器経験が浅いと、思い通りにならないように感じることが多いかもしれません。

・思うような音が出せない
・リードミスが沢山出てしまう
・指がいう事を聞いてくれない
・音量や音色や音程のコントロールができない・・・etc

これを長い時間をかけて、思い通りの演奏が出来るように練習していきますが、上達にはゴールがありません。練習を重ねて、色々な事が出来るようになった時には、同時に耳も育ってきて理想も高くなっています。

すると、自分と理想の演奏との距離を測って、まだ程遠い・・・と以前より上手くなっているにもかかわらず、落ち込んでしまうのです。

私は、上達は「ゆるやかな長~いらせん階段を上るようなもの」と考えています。ゆるやかな長~いらせん階段を一歩一歩、時には足を踏み外したり、逆行したりして上っていきます。らせん階段なので、同じ景色が何度も出てきます。そうすると「え!これだけ練習しているのに全然景色が変わらない。上達した感じがしない」と感じてしまいます。

でも、らせん階段の高度は少しずつ上がっていますよね。俯瞰でみると、確実に上達しているんです。

時々自分を俯瞰で見てみましょう。相変わらずリードミスはしてしまうけど、回数は減ってきた!リードミスはしちゃうけど、何でするのかがちょっと分かってきた!(なぜ出来ないのかがわかるのも大きな変化です)こういう変化が必ずあると思います。

何の進歩もない、と感じる方は「良い所探しメーター」の精度が悪くなっているか知らない間に自己流で、迷路に入っているのかもしれません。(レッスンに通っているからと言って安心ではありません。
人は自己流にどんどん流れていってしまうものです)

「良い所探しメーター」の精度が悪くなっているなら、もっともっと俯瞰で見て出来て当たり前の所から進歩を見つけてみましょう。自己流で迷路に入っている方は、思い切って専門家に習ったり今一度先生の指導を新しい気持ちで受けてみてください。


上達は「ゆったりとした長いらせん階段を上るようなもの」
・時には俯瞰で「神目線」
・「良い所探しメーター」が壊れていたら修理に出す(笑)
・迷路に入ったら先生に習う、レッスンを新しい気持ちで受ける


・・・色々な事ができるようになるには、とにかく時間がかかるもの。ゆったりと、少しずつ進んでいってほしいなと思います(^^)




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