クラリネット&アレクサンダーテクニーク  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

クラリネット・私の考え

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

こんな思いを持っている方、レッスンへいらっしゃいませんか?

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部活や楽団の先生や先輩と、専門の先生に言われることが違って困ったとき、どうしていますか?

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部活や楽団の先生や先輩にはこう習ったのに、専門の先生のレッスンで全然違うことを言われて困ったこと、ありませんか?

特に真逆なことを言われたとき、何が正しいのか?どっちをやったらいいのかわからなくなるかもしれません。

私もレッスンで教えていると「部活の先生にはこう言われたんですけど…」「先輩にはこう言われたんですけど…」と言われることが沢山あります。

わたしが一番いいと思うのは、習ったことをうのみにせず、しばらく自分で試してみること。習ったことを自分で両方試してみて、やりやすい方や出来る方、うまくいった方を採用してみましょう。

でも、やりにくい、出来ない、うまくいかない方が間違っているとも言えないんです。自分がまだその段階に達していないと、全然できないと感じることがあります。

そんなときはとりあえず保留!無理にやろうとしたり、逆にバッサリ切り捨てずに、できることからコツコツやっていきましょう。その時はイマイチでも、数か月後や数年後出来るようになったり、言われている意味が分かることが結構あります。


先生や先輩の意図やその理由がはっきりしていない場合は、取り入れない方がいい場合もあります。

特に部活ではなぜそうするか誰もわからないのに「昔からそうだから」と教えていたり、昔専門の先生に習ったことが伝言ゲームで全く違う意味になって伝わっていることも多々あります。

そんな時は直感センサーを働かせたり、理屈で考えてみてください。また、なぜそうするのか?理由を聞いてみたり、直に専門の先生の意見を聞いたり調べてみるのもよいでしょう。


習ったからと言ってその通りにしなくてもいい、習う側の自分にも選択権がある、という事を忘れずに。何を習っても取り入れるのを決めるのは自分です。もちろんこのブログを読むときも!上達のためにとっても大事な心構えです(^^)/




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発表会の演奏を聴いて感じた進化&これからの課題

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今日は先日の発表会を聴いて感じたことを書いてみたいと思います。まず進化を感じたこと。

1つは本番に強い方が目立ってきたことです。楽器歴が長い方、経験豊富な方は特に練習よりリハーサル、リハーサルより本番が良かった方が多かったです。

これはただ場数を踏んでいるからだけではないと思います。レッスンでお伝えしているアレクサンダーテクニーク的本番前、本番でやると効果が出ることを実践してくださっているからではないかなと思います。ステージでの立ち振る舞いの端々にそれを感じられました。

まだ経験が少ない方も、少しずつご自身なりに実践され、緊張の中でも楽しく音楽に乗っている場面が増えてきたように感じます。


もう1つは音量、音の響きです。これはほとんどの方に感じたことです。私の考えとして、細かい技術や表現の前にまず響く音が出ない事には何も始まらないというのがあるので、ステージ上で響く音を出せる方が増えたのはとても嬉しいことでした。

音が響くようになると、表現の幅が広がるだけでなく、アンサンブルしやすくなったり、発音、タンギング、レガート、速いパッセージなどあらゆることの質が上がります。


ベースが徐々に出来てきているので、これからの課題は「表現」。まずは音量のバリエーションを増やしていけると、さらに楽しく面白く演奏できるのではないかと思います。

そして音色のパレットの色をもっと増やしていけるといいなと思います。同じ音高でもベースの和音や、前後との関係、音の方向性、アンサンブルの中での役割によってニュアンスは微妙に変わっていきます。音楽からその変化を感じて表現することができる段階にある方も多いのではと思います。

響く音で音量や音色に変化を付けるのは今以上のテクニックが必要ですが、時間をかけて練習していけば少しずつ出来るようになってくると思います。

1つ上の段階へ…というかこれらにトライするのも自由意志。こちらからは強制したくありませんが、やってみたい!という方には全力でお手伝いしたいと思います(^^)/



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100の音色を持つ世界的プレイヤー

先日、こちらのコンサートに行きました。
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Corrado Giuffredi氏。Youtubeで驚異的なテクニックを披露する姿(メルマガでもご紹介しました)をみて、直接聴いてみたいなと思い足を運びました。

指の動きやタンギングなどのテクニックはYoutubeで見ていたので、なるほどと思う程度でしたが、一番すごいなと思ったのが音色の多彩さです。

彼の音色の引き出しには100色以上入っているのでは?と思わせるくらいヴァリエーションがありました。

楽章ごと、フレーズごとに表現したいことに応じた音色を使っていて、それが全て違うのです。どんな音楽を創っていきたいかがはっきりとわかる演奏でした。

それは丸くてふくよかな音から、甘く柔らかい音、軽やかな明るい音…だけでなく、部活などでは「出さないで!」と言われるような荒い音、鋭い音、開いた音まで使っていました。

もちろんこんな音が使えるのも技術あってのことですが、一見NGな音も演奏に使うジェフレディ氏に表現欲の強さを感じました。

音色第一で「きれいな音」「うるさくない音」「汚くない音」の枠の中で表現をしている方からは眉を顰められるような音も使っていましたが、私もそれが必要ならむしろ使った方がいいと考えています。

「きれいな音」だけでは表現できない音楽がある。音色にこだわるあまり演奏が単調になってしまう、表現力が無いと言われてしまう方に聴いてもらいたいなと思った演奏会でした(^^)



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楽器とアレクサンダーテクニークから学んだ2つのこと

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10代20代のころは気合と若さでがむしゃらに、自分に超厳しく練習していました。そのころはとにかく楽器で生計を立てたかったので、どうやったら上手くなるか、どうやったら食べていけるか?頭の中はそんなことでいっぱい。

挙句の果て身体を壊したり、一度ドロップアウトしたりと失ったものも大きかった気がしますが、そのおかげで基礎テクニックや音楽的基礎を身に着けることが出来ました。

30代でアレクサンダーテクニークに出会い、身体の使いかたを通して楽器の吹き方、指導の仕方はもちろん根本的な考え方、日々の過ごし方、人との接し方を根底から反転させられるような体験をたくさんしました。

特に楽器はこれまで積み上げてきたものが崩壊し、一から吹き方を見直す事になりました。一時は初歩的な曲しか吹けなくなってしまいました。

でもそのおかげで、これからは仕事としてノルマ的に楽器と付き合っていくんだろうなという考えも覆され、練習はそのたびに発見がある楽しいものとなりました。


そんな体験の中で学んだことが2つあります。

「一度崩壊しても大丈夫」
私もアレクサンダーテクニークを学ぶ過程で一時はゼロから奏法を見直すことになりましたが、必要なことは必ず残りました。

そして残ったパズルのピースの組みかたを変えていくことで、予想を超える世界を見ることができました。

以前も書きましたが、たとえば響く音になるまでの過程には、荒い汚い(と思われる)音になる時もあります。

その時は「もっと汚い音になっちゃった…」とがっかりするかもしれませんが、それは要らないことが崩壊し、必要なことを作り上げている途中には必要な過程なんです。

さらに地道に練習と研究を重ねていけば、以前の良いと思っていた音を超える音に出会う事ができます。

予想以上の結果をみるためには、崩壊することも時には必要。そして崩壊しても大丈夫なんだとわかったことで、新しいことに挑戦したり実験することが怖くなくなり、楽しいものとなりました。


「練習すればなんとかなる」
練習すれば全員オッテンザマー兄弟になれると言っているのではありません。ですが練習すれば無理と思い込んでいた多くの問題も改善されるし、今のレベルを超えることができるのです。

今も楽器やアレクサンダーテクニークを練習していると、できる気がしない事が結構な頻度でやってきます。

でもそれが目の前に現れても、すぐ結果を求めずに地道に練習していると、ある日急に出来たり、わかったりすることが沢山あるのです。

それを経験すればするほど「練習すれば必ず変化する。そして改善に向かう」ことを確信せざるをえなくなります。

もちろん練習方法がズレていたり、練習頻度が少ないとなんとかなりません。やり方や取り組みを工夫し、自分に合ったものを見つけるのも練習には含まれているのではと思います。

すぐ完璧にできなくても、今の自分のレベルから1歩でも改善されればいいんです。その一歩一歩が積み重なると思いがけない化学変化や気づきが生まれ、いつの間にか「できる気がしない」ことができるようになっているのです。

生徒さんをレッスンしている時も、突然飛躍的に音がきれいになったり、安定感が増して驚くことがあります。

それは地道な積み重ねが成就した瞬間なのでは?と思います。あきらめずに続けていればある日突然上達する場面を沢山見させていただきました。

結果をすぐ求めてもそれは起こりません。自分のことを長い目で見守ることが大事だと思います。



この2つのことが実感できたおかげで、生きること自体がかなり楽になりました。子供のころから色々な意味で生きづらかったので、本当に助かっています。

楽器ばっかりやっていると「他の世界も見ないと偏るよ!」といわれることがあるかもしれません。でも自分の興味に集中することで、生きるために必要なことに沢山気づけるんです。そしてそこから色々広がっていくんです。それを偏るというのかな?と思います。偏りバンザイです(^^)


崩壊なんて怖い、練習の仕方もわからない、ダメ出しが直らない、結果をすぐ求めてしまう…という方も多々いらっしゃると思います。そんな方はレッスンへ!サポートできることが沢山あると思います。

暑いので暑苦しく書いてしまいました(笑)暇な時に冷房の効いた部屋で読んでもらえると嬉しいです(^^)/


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「義務と強制」のない練習

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今日のレッスンスタートはこの曲↑でした。この曲で思い出したのは私の中学時代の練習です。

当時はクラリネットの個人レッスンを受けるという選択肢自体がなく、プロの方に習えるのは時々部活に講師の先生がいらっしゃる時だけ。それも一人3分ぐらいのわずかな時間でした。

もともとクラリネットとオーボエの区別もつかないような状態で、部活で言われるがままに始めたクラリネットでしたが、凝り性なので、やりだすと止まらない(笑)

写真の楽譜は中学時代に買ったものです。FMラジオでこの曲(モーツァルトのクラリネット五重奏曲)を聴いてとっても気に入ったので、まずは耳コピーで吹いていました。

でももっとちゃんとやりたいと思い、買ったのがこのスコアです。スコアからクラリネットのパートだけを書き写し、部活の時に全楽章好きなように吹いていました。

また学校で与えられたスケールを1日100回ノルマと決めて「正」の字を並べて練習したり、クローゼの指練習を頭から火が出るほど練習したり、独自に半音階の練習方法を編み出してこれも今も覚えているほど沢山練習しました。

以前も書きましたが「バンドジャーナル」のクラ奏者のアンブシュアを真似して研究したり、毎晩ライスターのレコードをかけながら寝たり…誰からもほぼ習わず、好き勝手に楽しんでいました。

いまはレッスンしているところも増えて、思い立ったらレッスンを受けられるような驚きの時代になりました。

私が中学生の頃は、先生がいるかすらよくわからず、音大入試でレッスンが必要と言われたときもピアノの先生を介して紹介してもらいました。

また「近所にプロのオーケストラの人が住んでるらしい」という情報が飛び交い、それを聞いた後輩が家を探し出し押しかけていってレッスンをしてもらっていたような時代でした(笑)

レッスンを受けるのはもちろん強くおススメしたいのですが、無軌道な自分の「やってみたい」を叶える練習も同じぐらいおススメしたいものです。

先生のおっしゃる通り与えられた課題だけをまじめに道を踏み外さないように…では体験できないことが沢山ある。

自分の「やりたい」にしたがう「義務と強制」のない練習。やってみると楽しいですよ。今プロになっている人に話を聞くとみんな結構色々やっています。こっそりとお勧めしたいと思います(^^)/


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