クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

A管

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

アレクサンダーテクニーク教師でもある豊永よしこと一緒に練習しましょう。
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B♭管以外の楽器を吹くとき、教えるときに気を付けたいこと


2017100




こんにちは、豊永よしこ(とよながよしこ)です。「部活や楽団でB♭管以外の楽器を吹くことになった!」「吹いたことないのに教えなきゃいけなくなった!」…こういう状況、結構ありますよね。

今日はB♭管以外の楽器…A管、バスクラ、E♭クラ、アルト、バセット、コントラなどなどを吹くときに気を付けたいことを書いてみたいと思います。

これらはB♭管にも言えることなんですが、それ以外の楽器ではさらにさらに心に留めておいてほしいことです。


1.自分を楽器に合わせるのではなく
「楽器」を「自分の身体」に合わせる

よく見かけるのは、E♭クラなど小さなクラリネットを吹くときに楽器に合わせて身体も小さく縮んでしまっているケースです。

身体が縮んでしまうと、動きが制限されるので力を発揮できなくなってしまいます。「自分の身体の大きさはそのままで、自分の身体の方に楽器を構える」ようにしましょう。

バスクラなどの大きな楽器も同じです。楽器の長さに合わせて無意識に背伸びをしたり、背中が反り返ってアゴが上がってしまったり、背中の反りをカバーしようと顔が前に出て喉が詰まってしまったり…

これでは全く力を発揮できないどころか、身体の故障に繋がってしまいます。楽器が主役ではなく、自分の身体が主役です。自分の身体の大きさ、長さに合わせてエンドピン、椅子、ストラップなどを調整してみてください。


2.基礎に超忠実に!
B♭管でも姿勢や構え方、楽器の支え方はとても大事ですが、B♭管以外の楽器はその影響がかなりはっきり出てきます。なんとなくうまく行かないときは姿勢や構え、楽器の支え方を変えると改善されることが多いです。

音は基礎となる姿勢や構え方、支え方が作るということを肝に銘じておきましょう。


3.雰囲気ではなく理屈で考える
「楽器が大きいから息がめちゃくちゃいるはず」「楽器が小さいからちょっとでいいかも」など雰囲気で考えると、的外れの努力になってしまうかも。こういうときは理屈で考えてみましょう。

どんな大きさの楽器でも、まずはリードが振動しないことには始まりません。改めてリードの面積や硬さ厚さを見て「このリードを振動させるにはどんな息を使ったらいいのかな?」と考えてみましょう。


4.調整してますか?
B♭管もそうですが、それ以外の楽器も調整で吹きやすさが劇的に変わります。半年以上調整に出していない場合は、必ず調整に出しましょう。クラリネットの調整が得意なお店にお願いするのをお勧めします。



どの楽器もこの4つのキモは共通です。吹いたことのない楽器を教えなきゃいけないときもこの4つを押さえて指導することをお勧めします。

自分は大丈夫かな?と思ったらレッスンに気軽にいらしてください。クラリネット以外の楽器もOKです(^^)/



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我が家の書棚を掘ったらこんなのもありました。縮尺…(笑)
(ギィ・ダンガンのクラリネットの本)
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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。














それでもA管が苦しい方へ…

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前回、A管の記事で手や指について書きましたが、指が動けて広がるのは分かったけど力んで握ってしまうので動かない、広がらない方もいると思います。

力んでいるのに動かそう、広げようとするのはブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもの。ますます消耗してしまいます。

A管が苦しい方はまずはA管に慣れること。慣れるだけで力みが少しずつ減っていきます。B♭管の時より休憩を多めに取り、休むときはスタンドに置いて身体の負担を減らします。


そして音が出る超基本を思い出してみましょう。音の発生源はどこでしょうか?一番最初の発生源はここです。
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下管でもベルでもありません。リードです。「ベルの方まで息!」とベルまで通そうと思って吹くと、意識と重心がどんどん下がり、楽器の重さが増してしまいます。

A管でもリードだけを振動させればいいという事を思い出してみてください。息の方向を身体の中を通る方向に変えて、息のゴールをベルではなくリードにして吹いてみてください。リードだけでいいと思って吹くと、余計な力みが抜けて支えやすくなるだけでなく音が響きやすくなります。


そして、またここでも出てきます。上下の歯(頭)と右手親指で楽器のバランスを取る!
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(大分画像が古い…撮りなおしますね)


右手親指だけだと重いときは、右親指と右小指でバランスを取るようにしてみましょう。キーを押さえないときも、ちょっと右小指のことを思い出します。

親指は胴体の前側、小指は背中に繋がっています。親指1本だけでなく、小指を意識すると胴体全体で支えられるようになるんです。

これらを実践するとかなり楽になると思いますが、それでも大変だったり、疾患のある方はストラップの助けを借りてみてください。

ですがストラップに支配されると、もっと身体に負担のかかる姿勢になってしまいます。ストラップに自分を合わせるのではなく、自分にストラップを合わせます。

ストラップに頼りきるのではなく、あくまで身体の使いかたの改善がメイン、ストラップはサブ
と考えて使ってみてください。長さは固定しておくのではなく、練習のたびにその時の身体のバランスに合わせて微調整しましょう。


色々書きましたが、これらはA管だけでなくB♭管にも応用できます。全部実践するとだいぶ指が動けるようになると思います。楽器の重さを攻略して、より自由に楽しく演奏していきましょう(^^)/



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基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。



「A管はトーンホールの間隔が広くて構えるのが大変」という方へ

「A管は重いしトーンホールの間隔が広くて構えるのが大変!」というお話、これも結構聞きます。特に慣れていないうちは大変かもしれません。


でも、よくよく見てください。すごく間隔が広いようで、意外とそうでもないのでは?(B♭管と並べてみました)
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思い込みが覆されるだけで構えやすくなることもあります。


また、指って自分が思うより広がるんですよね。広げるときは指の付け根からより…
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手首から広がると思って構えてみましょう。小指キーが楽に届くようになるかもしれません。
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指って手首からと考えるとすごーく長いんですよね。この骨が全部繊細に動けると思って構えます。
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そして手の平は平らにもアーチにもなります。
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手の甲から見てもアーチです。
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そして、ヒジの回転や手首の動きを利用すると、こんなに動けます。





かなり自由自在!これらを総動員すると「なんかできそう!」と思いませんか?

私も手は小さい方でピアノもオクターブやっと届くぐらいですが、なんとかなっています。身体の機能を引き出していけばできることが増えていきます。ぜひ色々試してみてください(^^)/



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