クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

初心者・初級者

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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【全楽器共通】耳がよく、音楽経験が豊富な方がおちいりやすい落とし穴

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小さいころからピアノをやっていて、耳が良く音楽経験も豊富な初心者の生徒さん。地道に練習しているのになかなか音が安定しません。もう安定してもいい頃なのになんでかな?と思いお話しを聞いていると、こんなことがわかりました。

「音がよくなるように吹き方を微調整している」

基礎的な技術が身に付いていないときは音程や音に問題がでることが多いですが、それを未熟な技術でとりあえず微調整してしまうと、結果さらに不安定になり、音が鳴らなくなることがあるんです。

もちろん微調整の技術は必要なものですが、ある程度技術が付いてから使えるもの。これがメインに来てしまうと逆効果になることが多いんです。

耳が良くて音楽経験が豊富な方は「こんな音が出したい」「こんな音程で吹きたい」がはっきり決まっていることが多いです。

だからこそ理想の音が出ないと焦って微調整に走りたくなるのかもしれませんが、半分目をつぶってまずは基礎的な練習を続けてみてほしいと思います。

その場でキレイに完成させることをあきらめて、地道に基礎に取り組んでいると少しずつ音に変化が起こってきます。時間はかかりますがそれを楽しみに待ってほしいなと思います(^^)/



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楽器初心者の方へ…この季節絶対NGなこと

この季節、同じような記事はたびたび書いているのですが、今年も念のため書いておこうと思います。寒い季節、楽器は冷え冷えだと思いますが、絶対にヒーターやストーブ(暖房器具)の近くに置かないでください!エアコンの風が直接当たるところに置くのもNGです。
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楽器本体は木で出来ていて温度差に弱いので、急に温めると本体の木にひび割れが起こることがあります。温めるときはゆっくり。一番いいのは練習する前に室温に戻す時間を取ること。手で温めるのもいいですが、芯まで温まる感じがしないので私は気休めのように思います。息を吹き込んで温めるときは水がたまりやすいので、こまめにスワブを通しましょう。

休憩などでしばらく吹かないときも、室温が安定した暖房のある場所に置いておきます。心配な時はケースにしまっておきましょう。

屋外で吹くのは極力さけたいですが、やむをえずイベントなどで屋外で吹くときは、出来るだけ専用の楽器(樹脂製)を使うようにしましょう。とはいえ、樹脂製でも本体やキーが伸縮するのでキーの動きが悪くなったり、音が出づらくなることもあります。

温度差は冬だけでなく夏もありますよね。冷房の部屋から屋外などに移動するときは、ケースにしまうほうがダメージを減らせます。

人間がダメージを受けるようなことは、楽器もダメージを受けます。常識で考えるとわかることもありますが、詳しくはリペアの方や楽器屋さん、専門の先生に聞いて、知識を少しずつ増やしてみてください(^^)/


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初心者の方へ!リードを付けたらここを最終チェック!

春から趣味や部活でクラリネットを始めた方も多いと思います。教室にも大人や小中学生の初心者、初級者の方がこの春かなり増えました。

初心者の方にとって最初の関門は「楽器の扱い方」ではないでしょうか?楽器のどこを触って、どう組み立てたらいいのか?リードはどうやって付けるのか?どうやって手入れしたらいいのか?!…新しいことが沢山あります。

その中でも重要なのに見落としがちなのは、リードの付け方です。教室では慣れるまでは組み立て、リード付けが出来たらチェックさせてもらうのですが、こうなっていることが結構あります。
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リードの下の部分が斜めにズレているんです。リードの先端はきれいに付けられていても、下の部分を見ると、こんな風にすこーしズレています。

リードのズレは、リガチャーを締めるときにリードの下部分を指で押さえておくことで予防できます。

また、時々リガチャーを締めるとリードが斜めになってしまうリガチャーもありますが、そんな時はリガチャーを変えてみてください。

いつも音の出が悪い、良い音が出ないときは、もしかしたらリードの下部分がズレているのかもしれません。そんな時はリードがズレていないかチェック!私も今も毎回チェックしています。1秒で出来るので必ずやってみてくださいね(^^)/


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音をだす以上に大切な練習~初心者編☆

今日は音をだす以上に大切な練習~音を出さない練習について書いてみたいと思います。

先日初心者の方のレッスンで、そんな練習について説明したのでこちらでもシェア。このやり方は何度も書いていますが、今回は初心者バージョンです。

初心者の方は、まだ音を出したり楽譜を読むことに慣れていません。でも音を出すのが楽しい時期で、楽譜をみたら「とりあえず音を出したい!」となっていることも多いんですよね。

そのお気持ちはと~ってもわかりますが、慣れないうちはつっかえつっかえ楽譜をなぞっているうちに気力体力が終了してしまうんです。

最初はいいですがそれが続くと「やっぱり難しいな~無理なのかな・・」と気持ちがしぼんでしまいがち。


初心者の方こそ「吹かない練習」「吹く前の準備」を大事にしてほしいと思います。今日のお題はこちら。
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題名は「初歩」ですが、なかなか手強いテキストです。教室では初心者の方には楽器を始めて数か月たったら様子を見つつお渡ししています。

その中の、こちらの一段目。
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初心者の段階でいきなりこれを吹くのはかなり高いハードルなんです。最初から「これ何の音?」となる方がほとんど。下線3本なんて見慣れないので不思議もありません。


まずこんな手順を踏んで読んでいきましょう。
1.何拍子、何調かを確認(どこに♯♭が付いている?)

2.どんなリズムがあるか確認(わからないリズムがあったら調べる)

3.ただ音名を読む(リズムや音程は無視して「ファソファソラシラシ・・・」)

4.リズムを読む(手や足でゆーっくりカウントしながら「タタタタ・・・」)

3~4をていねいにゆっくり繰り返してください。「3回繰り返したら一息入れる」


自信が持てたら、3と4を合体させます。「3回繰り返したら一息入れる」
手や足でカウントしながらリズムに合わせて音名を読む。

棒読みでOK。慣れてきたらピアノやチューナーで音を確認してから自分なりに音程を取りながら歌います。

足(身体での)のカウントは良くない説もありますが、この段階では無理なく練習を進めたいのでOKです。

自分のやりやすい方法でカウントしてください。ゆくゆくは頭の中のカウントで吹けるようになりましょう。



楽譜が読めたら、指と音名をリンクさせる練習です。リズムは無視して2~4をゆっくり丁寧に繰り返します。「3回繰り返したら一息入れる」

1.わからない指使いが無いか確認

2.音を出さずに直に指を見ながら、音名を言いながら指を動かす

3.音を出さずに楽器を構えた状態で、指を見ないで音名を言いながら指を動かす

4.音を出さずに楽器に息を送り込みながら、頭の中で音名を言いながら指を動かす



次に、指と音名、リズムをリンクさせます。これも無理のない速さで繰り返します。「3回繰り返したら一息入れる」

音を出さずに楽器に息を送り込みながら、カウントしながら、頭の中で音名を言いながら、楽譜通りのリズムで指を動かす です。

やることが増えてきましたね。整理するとこの4つ。「楽譜を読む」もありますが最初の練習で十分読めているので「楽譜をぼんやり見る」でOK。

1.音を出さずに楽器に息を送り込みながら

2.カウントしながら

3.頭の中で音名を言いながら

4.楽譜通りのリズムで指を動かす。


そしていよいよ音を出します!1~2を繰り返します。「3回繰り返したら一息入れる」

1.まず最初の音だけを自分の出せる大きな音でロングトーンする。無理のない長さで終了。

2.最初の音をロングトーンしているつもりで息を出し続け、カウントしながらリズム通り指を動かす。


ここで上手くできたら素晴らしいです!自分をほめましょう(^^)うまくいかない時は、原因を考えて、必要な練習に戻ります。(音が読めていなかったら読む練習、指使いがわからなくなったら指を動かす練習etc)

できなくても淡々と進めるのがコツ。自己否定を入れるとパワーが半減してもったいないです(^^)また、疲れているだけで出来なくなることもあるので休憩を入れることも忘れずに。

音の出し方に課題がある場合も多いのですが、これはまた別に音を出す練習をします。

この段階では、自分のペースで楽譜の音をだすのが目標。ブレスは自分のキャパで息を吸い、息が無くなったら自分のペースで息を吸って再開します。長くもたせる、テンポを崩さないようにブレスする、は今の段階に慣れてきたら練習します。

アーティキュレーション、強弱、速度記号なども同じです。今の段階で慣れてきたら1つずつ足して練習します。


ここまでだけでも同時にやることが沢山あります。練習では1つずつ段階を踏みながら積み重ねていきます。

慣れてくると自動で出来ることが増えますが、慣れるまでは面倒でも1つずつ手順を踏んで、反復しながら身に着けていきましょう。

初心者の方は特に、吹く練習は短めにして音を出さない練習を挟むのがおススメです。吹かない練習も吹く練習と同じぐらい大事なので、ぜひ取り入れてほしいなと思います(^^)/



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これがつかみづらいから、クラリネットは難しい

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あまり使いたくない「難しい」という言葉、あえて使ってみました。

初心者からベテランの方までを悩ませる共通するお悩み。これがなかなかつかめないからクラリネットは難しいのかもしれません。

でもこれをつかんで吹けるようになると「なんて楽しいんだろう!クラリネットって意外と簡単!」そして「あまり大きな声では言えないけど自分の音に聴き惚れちゃう・・・」と思ってしまうのではないかと思います。

何がなかなかつかめないのかというと、これです。

「息とアンブシュアのバランス」

どれくらいの勢いの息を出せばいいのか?どれくらいリードを押さえればいいのか?アゴや口の周りの筋肉をどう使えばいいのか?

噛みすぎはダメというけど音が安定しないし、かといって噛むと音が痩せて口が痛くなる・・・息をもっと使ってと言われるけど詰まって入らない、息を使いすぎると持たなくなるし、音が汚くなってしまう・・・などなど、何をどうやっていいのか迷子になってる方も多いと思います。

文章で詳しくは伝えられないので、ヒントをいくつか書いておこうと思います。

・息で音は作られる(一番に息のことを考える)

・リードを押さえる圧力だけでなく、どれだけの面積で押さえるか?がポイント

・口の周りの筋肉だけでなく、アゴも大事な要素


息とアンブシュアのバランス、レッスンでも色々な練習でつかんでもらうようにしていますが、レッスンに来てくれている方でさえ一気に身につくものではないのです。

習ったことを自分で色々試したり、考え方を更新していくうちに少しずつ腑に落ち、身についていくものです。

効果が出てくると「そういえば音が響くようになってきた」「リードミスが減ってきた」「高音が出しやすくなってきた」と実感してくると思います。

私も息とアンブシュアのバランスについては沢山考え、アレクサンダーテクニークの考え方も駆使して教えられるようになりました。本当に重要だからこそ、レッスンで教えたいと思っています(^^)




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