合奏をしていると「音程が悪い!ピッチもっと合わせて!」とよく言われると思います。でも「そんな事言っても出来ない、どうしたらいいの?」と思う事ありませんか?

音程やピッチを良くするためのポイントはざっくり3つ。この3つがクリアされれば、ストレスはかなり減るのでは?と思います。ではその3つについて書いていきたいと思います。


1.楽器とマウスピース等をととのえる(すぐ改善できる)
楽器の調整をしていないと、キーバランスの崩れや、トーンホールの汚れで、ひが悪くなります。それだけでなく、音も出しづらく、雑音が増える事もありますので、思い当たる事があれば調整に出しましょう。

マウスピース等も原因になります。キズや変形、汚れのある学校の備品や、スクールモデルの付属のマウスピースを使っていたり、試奏しても吹きやすい!音が良い!だけで選んでしまうと、あとで困る事があります。

専門の先生に選定して頂くか、試奏する時は音程もチェックして買いましょう。

楽器やマウスピースによってピッチのクセもあります。楽器を新しくした時は、1からクセを知って調整していきます。


2.吹き方を改善する(時間がかかる)
クラリネットは吹き方によって音程が変わる楽器です。アンブシュアや息、姿勢、意識の持ち方、気温でも音程が変わってきます。

まずは基礎的な吹き方を練習すること。音程に特化した練習をしなくても、基礎的な吹き方が身に付いてくると、自然と良くなり、合わせるのが楽になってきます。

また、毎瞬変わっていくピッチを調整する技術も付いてきます。レッスンに通うのが一番ですが、自分でも出来る事を練習して行きましょう。

また、ただ漠然と吹いているだけでは、音程が定まらなかったり、リードミスが出てしまいます。

出したい音を歌って、頭の中で歌いながら吹く、という習慣を付けていきましょう。


3.吹きながら周りの音を聴く練習、音程
ピッチ調整の練習をする(時間がかかる)
音程やピッチを合わせるには、まず吹きながら周りの音を聴くことが必須。

でも最初は自分が吹くので精一杯、聴けても自分が合ってるのか、高いのか低いのか分からない。分かってもどれくらい調整したらいいのか分からないと思います。

これは経験を積むしかありません。まずは少人数で同じ音や和音を吹きながら聴く練習をし、調整の練習をします。2人で、3人で、4人で・・・基礎合奏で、曲の合奏で練習を積み重ねます。

これについては書ききれないので次に譲りますが、出したい音を出す為の練習はこちらにも書いていますので練習してみてください。


1はすぐ出来る事、2,3は時間がかかる事です。部活などでは、楽器を始めて数か月で音程やピッチをうるさく言われる事も多いと思いますが、そもそも数か月で何とかなるほど簡単なものではないのです…(2.3は普通数年はかかると思います。)

基礎が無いうちに音程、ピッチにこだわると、細く固い音になったり、無表情な演奏になりがちです。この辺りは何とももどかしいのですが、今できなくても少しずつ出来るようになろう、という言う気持ちで合奏に取り組んでほしいなと思います。



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