クラリネット&アレクサンダーテクニーク  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

クラリネット練習法・初心者

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

こんな思いを持っている方、レッスンへいらっしゃいませんか?

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音をだす以上に大切な練習~初心者編☆

今日は音をだす以上に大切な練習~音を出さない練習について書いてみたいと思います。

先日初心者の方のレッスンで、そんな練習について説明したのでこちらでもシェア。このやり方は何度も書いていますが、今回は初心者バージョンです。

初心者の方は、まだ音を出したり楽譜を読むことに慣れていません。でも音を出すのが楽しい時期で、楽譜をみたら「とりあえず音を出したい!」となっていることも多いんですよね。

そのお気持ちはと~ってもわかりますが、慣れないうちはつっかえつっかえ楽譜をなぞっているうちに気力体力が終了してしまうんです。

最初はいいですがそれが続くと「やっぱり難しいな~無理なのかな・・」と気持ちがしぼんでしまいがち。


初心者の方こそ「吹かない練習」「吹く前の準備」を大事にしてほしいと思います。今日のお題はこちら。
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題名は「初歩」ですが、なかなか手強いテキストです。教室では初心者の方には楽器を始めて数か月たったら様子を見つつお渡ししています。

その中の、こちらの一段目。
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初心者の段階でいきなりこれを吹くのはかなり高いハードルなんです。最初から「これ何の音?」となる方がほとんど。下線3本なんて見慣れないので不思議もありません。


まずこんな手順を踏んで読んでいきましょう。
1.何拍子、何調かを確認(どこに♯♭が付いている?)

2.どんなリズムがあるか確認(わからないリズムがあったら調べる)

3.ただ音名を読む(リズムや音程は無視して「ファソファソラシラシ・・・」)

4.リズムを読む(手や足でゆーっくりカウントしながら「タタタタ・・・」)

3~4をていねいにゆっくり繰り返してください。「3回繰り返したら一息入れる」


自信が持てたら、3と4を合体させます。「3回繰り返したら一息入れる」
手や足でカウントしながらリズムに合わせて音名を読む。

棒読みでOK。慣れてきたらピアノやチューナーで音を確認してから自分なりに音程を取りながら歌います。

足(身体での)のカウントは良くない説もありますが、この段階では無理なく練習を進めたいのでOKです。

自分のやりやすい方法でカウントしてください。ゆくゆくは頭の中のカウントで吹けるようになりましょう。



楽譜が読めたら、指と音名をリンクさせる練習です。リズムは無視して2~4をゆっくり丁寧に繰り返します。「3回繰り返したら一息入れる」

1.わからない指使いが無いか確認

2.音を出さずに直に指を見ながら、音名を言いながら指を動かす

3.音を出さずに楽器を構えた状態で、指を見ないで音名を言いながら指を動かす

4.音を出さずに楽器に息を送り込みながら、頭の中で音名を言いながら指を動かす



次に、指と音名、リズムをリンクさせます。これも無理のない速さで繰り返します。「3回繰り返したら一息入れる」

音を出さずに楽器に息を送り込みながら、カウントしながら、頭の中で音名を言いながら、楽譜通りのリズムで指を動かす です。

やることが増えてきましたね。整理するとこの4つ。「楽譜を読む」もありますが最初の練習で十分読めているので「楽譜をぼんやり見る」でOK。

1.音を出さずに楽器に息を送り込みながら

2.カウントしながら

3.頭の中で音名を言いながら

4.楽譜通りのリズムで指を動かす。


そしていよいよ音を出します!1~2を繰り返します。「3回繰り返したら一息入れる」

1.まず最初の音だけを自分の出せる大きな音でロングトーンする。無理のない長さで終了。

2.最初の音をロングトーンしているつもりで息を出し続け、カウントしながらリズム通り指を動かす。


ここで上手くできたら素晴らしいです!自分をほめましょう(^^)うまくいかない時は、原因を考えて、必要な練習に戻ります。(音が読めていなかったら読む練習、指使いがわからなくなったら指を動かす練習etc)

できなくても淡々と進めるのがコツ。自己否定を入れるとパワーが半減してもったいないです(^^)また、疲れているだけで出来なくなることもあるので休憩を入れることも忘れずに。

音の出し方に課題がある場合も多いのですが、これはまた別に音を出す練習をします。

この段階では、自分のペースで楽譜の音をだすのが目標。ブレスは自分のキャパで息を吸い、息が無くなったら自分のペースで息を吸って再開します。長くもたせる、テンポを崩さないようにブレスする、は今の段階に慣れてきたら練習します。

アーティキュレーション、強弱、速度記号なども同じです。今の段階で慣れてきたら1つずつ足して練習します。


ここまでだけでも同時にやることが沢山あります。練習では1つずつ段階を踏みながら積み重ねていきます。

慣れてくると自動で出来ることが増えますが、慣れるまでは面倒でも1つずつ手順を踏んで、反復しながら身に着けていきましょう。

初心者の方は特に、吹く練習は短めにして音を出さない練習を挟むのがおススメです。吹かない練習も吹く練習と同じぐらい大事なので、ぜひ取り入れてほしいなと思います(^^)/



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これがつかみづらいから、クラリネットは難しい

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あまり使いたくない「難しい」という言葉、あえて使ってみました。

初心者からベテランの方までを悩ませる共通するお悩み。これがなかなかつかめないからクラリネットは難しいのかもしれません。

でもこれをつかんで吹けるようになると「なんて楽しいんだろう!クラリネットって意外と簡単!」そして「あまり大きな声では言えないけど自分の音に聴き惚れちゃう・・・」と思ってしまうのではないかと思います。

何がなかなかつかめないのかというと、これです。

「息とアンブシュアのバランス」

どれくらいの勢いの息を出せばいいのか?どれくらいリードを押さえればいいのか?アゴや口の周りの筋肉をどう使えばいいのか?

噛みすぎはダメというけど音が安定しないし、かといって噛むと音が痩せて口が痛くなる・・・息をもっと使ってと言われるけど詰まって入らない、息を使いすぎると持たなくなるし、音が汚くなってしまう・・・などなど、何をどうやっていいのか迷子になってる方も多いと思います。

文章で詳しくは伝えられないので、ヒントをいくつか書いておこうと思います。

・息で音は作られる(一番に息のことを考える)

・リードを押さえる圧力だけでなく、どれだけの面積で押さえるか?がポイント

・口の周りの筋肉だけでなく、アゴも大事な要素


息とアンブシュアのバランス、レッスンでも色々な練習でつかんでもらうようにしていますが、レッスンに来てくれている方でさえ一気に身につくものではないのです。

習ったことを自分で色々試したり、考え方を更新していくうちに少しずつ腑に落ち、身についていくものです。

効果が出てくると「そういえば音が響くようになってきた」「リードミスが減ってきた」「高音が出しやすくなってきた」と実感してくると思います。

私も息とアンブシュアのバランスについては沢山考え、アレクサンダーテクニークの考え方も駆使して教えられるようになりました。本当に重要だからこそ、レッスンで教えたいと思っています(^^)




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初心者のスケール練習法


教室では初心者のレッスンは、とてもゆっくりペースで進むのですが、一通り音が出せるようになってくると音階練習=スケールも取り入れています。

読んでいる方はここでおそらく「え!どんな本がいいの?」「どんなスケールやればいいの?」と思っているかもしれませんが・・・ここでは教えません(笑)

練習は、特に初心者の方は「何をやるかより、どうやるか」 が大事だと思っています。

スケール教材も、先生に与えられたものをただ〇をもらうためにノルマ的にこなしては、慣れる事は出来ても身につかない、何の応用も出来ない、使えない体験となってしまいます。

教室では、1つのスケールは通して吹くのは数回
時間の多くは、スケールを吹く為の準備練習に費やしています。

練習でマスターしたいのは、脳と指がセットで働く事です。ただ夢中で指を動かすのではなく「脳が指に指令を出して、指令通りに指が動く」という事を習得してもらいたいと思っています。

その為には、脳と指が追いつける速さで
・読みながら音名を言う
・リズムだけ読む
・音名を言いながら指を動かす
・息を出しながら(音は出さない)指を動かす
・心の中で歌いながら音を出す
・見ないで覚えて吹く、等々
沢山の準備練習をしてもらっています。

ただスケールを吹く、というだけでもこれだけの事を同時にしています。(まだあるかも)
・音高を読む
・リズムを読む
・読んだ音を頭の中で指使いに変換する
・テンポや拍子を感じる
・息を出す
・指を動かす
・音を聴く

これらを一気にやると混乱して失敗しやすくなり、失敗経験が重なるとやる気が萎んでしまうので、一度にやる事は1つずつ、徐々にやる事を増やしていきます。

練習を繰り返していくと、脳がやるべきことを覚え始め、指に命令を出せるようになり、結果指をコントロールして動かせるようになってきます。そこまで行くと、テンポを上げたり、反復練習しても混乱しづらくなります。

何も考えずに反復練習、気合いでマスター!も好きならいいですが、そもそもどうして指が動くのか?から考えると、練習が効率的になりますよ。

慣れてくると、楽器を組み立てたら反射的に楽譜を見て吹く・・・となりがちですが、その習慣を一度ストップして「今日は何をどう練習しようかな?」と考えてから練習すると練習もより楽しくなると思います。
 
これは初心者だけでなく、キャリアのある方にもお勧めしたいです。良かったら試してみてください(^^)






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初心者&ブランク明けの方へ!休憩サインを見逃さないで!

初心者の方や、楽器を再開してすぐの方は、つい夢中になり練習をやりがちです。気持ちは吹きたくて仕方がなくても、身体が付いていかない事も多々あるのです。無理をすると、悪い癖がついたり身体に痛みが出てしまう事もあります。

どれくらい練習できるかは個人差がありますが
これらのサインが出る前に休憩する事をおススメします。

1.唇の端から息漏れ
2.肩が凝る、首、腰、背中が痛くなる
3.腕、手首、指が痛くなる
4.目が疲れる


もしこれらのサインが出たら、すぐ休憩して身体を動かしたり、楽器以外の練習(楽譜を読んだり音楽を聴いたり)をしましょう。休憩して再開してもこのサインが出る時はその日の練習は終わりにしましょう。

練習を長時間続けるには、ある程度の経験が必要です。初心者の方、ブランク明けの方は特に短時間を回数やる事をおススメします。例えば、1時間あったらノンストップでやるよりも10~15分練習したら5分休み、と分ける方が練習効果が出ます。

楽器の上達で一番大事なのは、長く続ける事です。無理なやり方では長続きしないどころか、身体を壊してしまう事もありますので、慣れないうちは特に「ちょっと物足りないな~」で休むように心がけてみてくださいね(^^)










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