クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

ブレス・呼吸・息

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


♪教室HP⇒http://fujisaki-clarinet.com

「息がまだ余ってるのに苦しい!」そんなとき、見直したいこと

649710

演奏中に息が足りなくなると苦しくなりますが、息が余っていても苦しくなることがあります。

吸った息が十分吐けないと、体内に古い空気が余ります。でもその空気は二酸化炭素がいっぱいなので身体は酸欠状態になり、とても苦しくなります。苦しいので吸おうとしますが、すでに肺には余った空気でいっぱい。思うように吸えず、どんどん吸っているうちに「超苦しい~助けて!!」となってしまいます。

息が余って苦しいとき、こんなことが起こっていないでしょうか?

・「沢山吸う」の意識が強すぎ「息を出す」意識が薄い
・ブレスの場所がいくつもあるのに、毎回全力で吸っている
(息があまり要らない短いフレーズの前にも沢山吸っている)
・息を節約して長くもたせようとしている
・息が続くか不安でつい沢山吸ってしまう
・合わない楽器、リードやマウスピースを使っている


思い当たることがあったら、こうしてみましょう。


・音を出している間ずっと「息を出す」の意識を持つ
・ブレスの場所が沢山あるときは、吸い方のバリエーションを付ける
(必要に応じて吸い方を使い分ける。沢山吸う、少し吸う、吸わない、余ってる息を吐く、吐くだけ etc)
・息を自然に出しながら音を出し、ブレスの位置や回数を見直す。
・どれくらいの息が必要かを練習で確認し、ブレスの計画を立てる
・自分の体力に合う楽器、リードやマウスピースに替える


身体の使いかたもとても重要です。音を出す時に胴体を固めて喉を詰めていたり、上半身の意識しかない状態で吹いていると、息が余りやすくなります。

それだけでなく、音に影響が出たり、続けると身体も壊してしまうことも。息を出すために必要な力を持続的に使う身体の使いかた、吹き方を練習していきましょう。

自分の意識や習慣を観察して、少しずつ変えていってみましょう。もちろんレッスンでもアドバイスしています(^^)/





♪体験レッスン受付中♪
クラリネットレッスン
http://fujisaki-clarinet.com
  
アレクサンダーテクニークレッスン
http://fujisaki-alexander.com


楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
書かせていただきました。




  
★メルマガ登録
https://form.os7.biz/f/7dbc71c5/






アレクサンダーテクニークで学んだ、これまでの常識を覆す息の方向

5a867a34b4ebb046bd40100a2b0d8683_s

管楽器奏者にとって、響いた音や雑音のないタンギングやアタック、なめらかな指回し、跳躍、自由な表現など、思いどおりの演奏をするために何よりも大切なものは何でしょうか?

それはです。

上手く吹く為には息の使い方が重要なので、息の方向を色々言われます。こんな風に習った方、多いんじゃないでしょうか?

・ベルの先まで息を届かせるように
・ベルの先のろうそくを吹き消すつもりで
・ベルから息が出て、床に跳ね返るくらいに

斜め下方向、楽器に息を吹き込むイメージです。巷ではこの方向が一般的です。アレクサンダーテクニークを学ぶまではほとんどこの方向しか聞いた事がありませんでしたし、私も当たり前のようにそう考えていました。

でもこのやり方は力みや身体の押し下げを助長してしまうんです。

このように考えて吹いている方を観察すると、身体が縮まって固まり息の方向に頭が落ちています。口や指が力んで音も固く細くなっていたり、指もキーに届きづらくなっていたり、動かしづらくなっています。

アレクサンダーテクニークで学んだのは、身体の外の息の方向を考えるのではなく、身体の中を通る方向を考えよう、という事。

はじめて聞いた時は新鮮すぎてよく分かりませんでしたが、その通り吹いてみると頑張らなくても勢いのある息がスッと出て、拍子抜けするくらい楽に音がでます。そして音もとても良いのです。

これを自分で試してとても良かったので、レッスンでも指導していくと明らかにこちらの方が効果がありました。多くの方のテキメンな効果を目の当たりにして「身体の中を通る方向だけ考えれば良いんだ!」 と確信するに至りました。

息の方向を考える時は、肺から気管を通る方向。 「上方向、もしくはやや斜め前上の方向に息を送りつづける」    

そう思い続けるだけで息は勝手に上方向に流れ、一瞬で上あごの天井に到達して勝手にリードを振動させてくれます。    

色々試しても上手くいかない時は、口から外の方向ではなく  身体の中の方向を考える。うまくいくといろいろな悩みが一気に解決しますよ!良かったらぜひ試してみてください(^^)






★藤崎クラリネット教室★
http://fujisaki-clarinet.com        
    

毎月1日配信・ブログでは読めない情報満載
月1無料メルマガ登録はこちら!   


おススメ過去記事をご紹介
★教室ツイッター★

https://twitter.com/fujisaki_cla 

いいね!で最新情報が届きます
★教室フェイスブック★

https://www.facebook.com/fujisakiclarinet/

メルマガバックナンバー
https://note.mu/clarinet



にほんブログ村






 

思い通りの演奏をする為に、ブレスのプランを立てよう

曲中でいつどんなブレスをするかは、全体の出来を左右するほど影響があるものです。今日は思い通りの演奏をする為のブレスのプランの立て方を書いてみます。

音楽に合った的確なブレスをする為に、まずは楽譜を眺めてみましょう。

・フレーズの盛り上がりはどこにあるか?
・どれくらいの音量で吹きたいか?
・どこまでフレーズを繋げて吹きたいか?

これらを踏まえて、どこでどんなブレスをしたらいいか考えます。ブレスの仕方も色々あり、必要に応じて使い分けます。

・沢山吸う
・少し吸う
・素早く吸う
・ゆっくり吸う
・既に肺の中にある空気だけを使う
・余った息を吐いてから吸う
・余った息を吐くだけ


どこでどんなブレスをするか?いくつかプランを考え練習してみます。ある程度練習したら、先生や仲間に客観的に聴いてもらいましょう。

また、ソロや緊張する状況で吹く時は、もしもの時のプランも考えておきましょう。本番では、緊張で息が吸えなかったり、足りなくなったり息が余って苦しくなる事もよくあります。そういう時の為に、もし足りなくなったらここで吸おう、ここで余った息を吐いて口やアゴを緩めよう 等とあらかじめ考えておくと、緊張も和らぎます。

自分の奏でたい音楽に則した息を使い、それに合ったブレスのプランを立てる。経験を積んでいくと、コツがわかってきますのでぜひ色々試してみてください(^^)





レッスンお申込みはこちらからどうぞ
★藤崎クラリネット教室★
http://fujisaki-clarinet.com



毎月1日配信・ブログでは読めない情報満載
月1無料メルマガ登録はこちら!

メルマガバックナンバーはこちら
https://note.mu/clarinet



にほんブログ村





素早いブレスが出来ない時は、ここを見直そう!

666900


曲中で素早いブレスが出来ない!という方、とても沢山いらっしゃいます。これは高度な技術なので、
苦手な方が多いのも不思議ではないのですが・・・素早いブレスが出来ない、という方は出来るだけ早く吸おう!と吸う練習ばかりしていないでしょうか?

素早いブレスの時、身体は何をしているかというと…「一瞬で空気の通るスペースと空気の入るスペースを作る」一瞬でこの動きをするには、ブレス以前にどう吹いているかがとても重要になってきます。

吹いている時に息の通り道を狭くしていたり、口やアゴが力みすぎていたり、必要以上に腹筋などを使いすぎていたり腕や足を固めていると、いざブレス!となっても一瞬で身体は動きません。

素早いブレスをしたい時は、ブレスではなく吹き方を見直してみましょう。素早いブレスをするにはいつでも身体が繊細に柔軟に動かせる事が必要です。身体全体の使い方や考え方も絡むチャレンジし甲斐のある課題ですが少しずつ練習してほしいなとおもいます(^^)







★藤崎クラリネット教室★
http://fujisaki-clarinet.com        
    

毎月1日配信・ブログでは読めない情報満載
月1無料メルマガ登録はこちら!   


おススメ過去記事をご紹介
★教室ツイッター★

https://twitter.com/fujisaki_cla 

いいね!で最新情報が届きます
★教室フェイスブック★

https://www.facebook.com/fujisakiclarinet/

メルマガバックナンバー
https://note.mu/clarinet



にほんブログ村







意識的に腹筋を使うのではなく…


651902

昨日はアレクサンダーテクニークのレッスンを受けました。先生に、身体の使い方、全体の身体のバランスのサポートをしてもらいながら、ロングトーンをしたり、音階を吹きました。

吹いていると、ほとんど息を吸っていないのに音が伸びていきます。そして、勝手に腹筋が働いて、安定感のある音が続きます。

巷では「腹筋を使って音を安定させよう」とか「お腹の支えを使おう」とか言いますが、この時は1ミリも考えませんでした。そう考えなくても勝手に腹筋が使われて良い音が続くのです(^^)

何度もレッスンでこの体験をしていますが「身体の準備が出来ていれば、必要な事が起こる」の典型的な体験だなと思います。

「意識的に腹筋を使う」と「勝手に腹筋が使われる」は同じようですが、全く違う体験です。これを言葉で違いを表現するのは無理なので、体験してもらうしかないのですが・・・

教室のレッスンでも、この事を言葉でのサポートで体験してもらっていますが、やはりアレクサンダーの先生のサポートは格別だなと感じます。私もさらに指導の質を高めて生徒さんに身体の可能性をもっと感じてもらいたいなと思った体験でした(^^)





レッスンお申込みはこちらからどうぞ
★藤崎クラリネット教室★
http://fujisaki-clarinet.com



毎月1日配信・ブログでは読めない情報満載
月1無料メルマガ登録はこちら!

メルマガバックナンバーはこちら
https://note.mu/clarinet



にほんブログ村






楽器別アドバイスを書かせていただきました
身体の使い方について書かせていただきました
スポンサーリンク
記事検索
スポンサーリンク
本ブログの著作権は藤崎クラリネット教室に帰属し、無断使用する事を禁止しております。
気になるキーワードは?
カテゴリー
スポンサーリンク
楽天市場