クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

ブレス・呼吸・息

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

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吸えてる感はあるのに実は吸えていないブレス、していませんか?

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吸った感はあるのにすぐ苦しくなる、ブレスするたびにどんどん調子が崩れていくことってありませんか?今日は吸えてる感満載なのに意外と吸えていない、しかも身体に負担がかかってしまうブレスについて書いてみたいと思います。


1.口を横にしっかり引くブレス
フレーズの途中などで素早く吸うブレスは自然と口が横に引いた形になりますが、それではなくブレスの時間が取れるのに、意識的に口をしっかり横に引いてするブレスです。口を横にしっかり意識的に引いたブレスでは、こんなことが起こっているかもしれません。

・口元が緊張することで首や胸などにも余計な緊張が起こり、息が通りづらくなる
・しっかり横に引いた分、元の形に戻すのにも余計な力や時間がかかる。
・横に引いた状態が吹いているときも残り、息漏れが起こる。
・アンブシュアが緩む暇がないため、バテやすくなる。
・ブレスのたびに力みが増し、詰まって音量が出なくなる。


2.口の上の方から吸うブレス
初心者の平泳ぎの息つぎのように、あえぐように上あご(頭)を後ろに傾けてするブレスです。吸った感満載ですが、かなり身体に負担があります。

時々ブログでも書いていますが、頭の重さは体重の約10%。ボウリングのボールのように重たい頭をブレスのたびに後ろに動かして戻す、という動きは身体にとってはかなりの負担です。続けていると首や背中や腰に力みや痛みが起こってくるかもしれません。

また、何度もしているうちに頭を元の位置に戻しきれなくなり、身体がどんどん反ってしまう可能性も。体が反った無理のある姿勢では、背骨についている肋骨の動きが制限されてしまうので、肺のふくらみも制限され、息が沢山入らなくなります。


3.音を立ててするブレス
音を立ててブレスすると、空気が身体の中を通る感覚と音で吸った感が得られます。でも身体の中を通る感覚が感じられたり音が出るという事は、空気の通り道で摩擦が起こってということなんです。無理な吸い方や力みで、摩擦音が起こるほど空気の通り道が狭くなっている可能性があります。


ブレスは練習で何十回、何百回もすることです。数回では何の支障もないことも、繰り返されると演奏にかなり影響が出るだけでなく、不調や故障の原因になることも。

次回の記事では身体に無理のないブレスをするためのヒントを書いていきたいと思います(^^)/



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「息がまだ余ってるのに苦しい!」そんなとき、見直したいこと

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演奏中に息が足りなくなると苦しくなりますが、息が余っていても苦しくなることがあります。

吸った息が十分吐けないと、体内に古い空気が余ります。でもその空気は二酸化炭素がいっぱいなので身体は酸欠状態になり、とても苦しくなります。苦しいので吸おうとしますが、すでに肺には余った空気でいっぱい。思うように吸えず、どんどん吸っているうちに「超苦しい~助けて!!」となってしまいます。

息が余って苦しいとき、こんなことが起こっていないでしょうか?

・「沢山吸う」の意識が強すぎ「息を出す」意識が薄い
・ブレスの場所がいくつもあるのに、毎回全力で吸っている
(息があまり要らない短いフレーズの前にも沢山吸っている)
・息を節約して長くもたせようとしている
・息が続くか不安でつい沢山吸ってしまう
・合わない楽器、リードやマウスピースを使っている


思い当たることがあったら、こうしてみましょう。


・音を出している間ずっと「息を出す」の意識を持つ
・ブレスの場所が沢山あるときは、吸い方のバリエーションを付ける
(必要に応じて吸い方を使い分ける。沢山吸う、少し吸う、吸わない、余ってる息を吐く、吐くだけ etc)
・息を自然に出しながら音を出し、ブレスの位置や回数を見直す。
・どれくらいの息が必要かを練習で確認し、ブレスの計画を立てる
・自分の体力に合う楽器、リードやマウスピースに替える


身体の使いかたもとても重要です。音を出す時に胴体を固めて喉を詰めていたり、上半身の意識しかない状態で吹いていると、息が余りやすくなります。

それだけでなく、音に影響が出たり、続けると身体も壊してしまうことも。息を出すために必要な力を持続的に使う身体の使いかた、吹き方を練習していきましょう。

自分の意識や習慣を観察して、少しずつ変えていってみましょう。もちろんレッスンでもアドバイスしています(^^)/





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アレクサンダーテクニークで学んだ、これまでの常識を覆す息の方向

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管楽器奏者にとって、響いた音や雑音のないタンギングやアタック、なめらかな指回し、跳躍、自由な表現など、思いどおりの演奏をするために何よりも大切なものは何でしょうか?

それはです。

上手く吹く為には息の使い方が重要なので、息の方向を色々言われます。こんな風に習った方、多いんじゃないでしょうか?

・ベルの先まで息を届かせるように
・ベルの先のろうそくを吹き消すつもりで
・ベルから息が出て、床に跳ね返るくらいに

斜め下方向、楽器に息を吹き込むイメージです。巷ではこの方向が一般的です。アレクサンダーテクニークを学ぶまではほとんどこの方向しか聞いた事がありませんでしたし、私も当たり前のようにそう考えていました。

でもこのやり方は力みや身体の押し下げを助長してしまうんです。

このように考えて吹いている方を観察すると、身体が縮まって固まり息の方向に頭が落ちています。口や指が力んで音も固く細くなっていたり、指もキーに届きづらくなっていたり、動かしづらくなっています。

アレクサンダーテクニークで学んだのは、身体の外の息の方向を考えるのではなく、身体の中を通る方向を考えよう、という事。

はじめて聞いた時は新鮮すぎてよく分かりませんでしたが、その通り吹いてみると頑張らなくても勢いのある息がスッと出て、拍子抜けするくらい楽に音がでます。そして音もとても良いのです。

これを自分で試してとても良かったので、レッスンでも指導していくと明らかにこちらの方が効果がありました。多くの方のテキメンな効果を目の当たりにして「身体の中を通る方向だけ考えれば良いんだ!」 と確信するに至りました。

息の方向を考える時は、肺から気管を通る方向。 「上方向、もしくはやや斜め前上の方向に息を送りつづける」    

そう思い続けるだけで息は勝手に上方向に流れ、一瞬で上あごの天井に到達して勝手にリードを振動させてくれます。    

色々試しても上手くいかない時は、口から外の方向ではなく  身体の中の方向を考える。うまくいくといろいろな悩みが一気に解決しますよ!良かったらぜひ試してみてください(^^)






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思い通りの演奏をする為に、ブレスのプランを立てよう

曲中でいつどんなブレスをするかは、全体の出来を左右するほど影響があるものです。今日は思い通りの演奏をする為のブレスのプランの立て方を書いてみます。

音楽に合った的確なブレスをする為に、まずは楽譜を眺めてみましょう。

・フレーズの盛り上がりはどこにあるか?
・どれくらいの音量で吹きたいか?
・どこまでフレーズを繋げて吹きたいか?

これらを踏まえて、どこでどんなブレスをしたらいいか考えます。ブレスの仕方も色々あり、必要に応じて使い分けます。

・沢山吸う
・少し吸う
・素早く吸う
・ゆっくり吸う
・既に肺の中にある空気だけを使う
・余った息を吐いてから吸う
・余った息を吐くだけ


どこでどんなブレスをするか?いくつかプランを考え練習してみます。ある程度練習したら、先生や仲間に客観的に聴いてもらいましょう。

また、ソロや緊張する状況で吹く時は、もしもの時のプランも考えておきましょう。本番では、緊張で息が吸えなかったり、足りなくなったり息が余って苦しくなる事もよくあります。そういう時の為に、もし足りなくなったらここで吸おう、ここで余った息を吐いて口やアゴを緩めよう 等とあらかじめ考えておくと、緊張も和らぎます。

自分の奏でたい音楽に則した息を使い、それに合ったブレスのプランを立てる。経験を積んでいくと、コツがわかってきますのでぜひ色々試してみてください(^^)





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素早いブレスが出来ない時は、ここを見直そう!

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曲中で素早いブレスが出来ない!という方、とても沢山いらっしゃいます。これは高度な技術なので、
苦手な方が多いのも不思議ではないのですが・・・素早いブレスが出来ない、という方は出来るだけ早く吸おう!と吸う練習ばかりしていないでしょうか?

素早いブレスの時、身体は何をしているかというと…「一瞬で空気の通るスペースと空気の入るスペースを作る」一瞬でこの動きをするには、ブレス以前にどう吹いているかがとても重要になってきます。

吹いている時に息の通り道を狭くしていたり、口やアゴが力みすぎていたり、必要以上に腹筋などを使いすぎていたり腕や足を固めていると、いざブレス!となっても一瞬で身体は動きません。

素早いブレスをしたい時は、ブレスではなく吹き方を見直してみましょう。素早いブレスをするにはいつでも身体が繊細に柔軟に動かせる事が必要です。身体全体の使い方や考え方も絡むチャレンジし甲斐のある課題ですが少しずつ練習してほしいなとおもいます(^^)







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