以前自分の嫌いを大事にしよう、という記事を書きましたが、今日は好き嫌いがはっきり決まっている方に向けて書きたいと思います。

私は中高生の頃、この方の音が大好きでした。(左側の人です)


ベルリンフィルを始め、世界で活躍しているカール・ライスター氏です。あの誰にも出せない天国からやってきたような音・・・その頃はとにかく綺麗な音が好きでした。大学のレッスンで目の前で聴いた時はとても感動しました。


逆にその頃大嫌いだったプレイヤーはこの大御所先生です。


フランスを代表する音楽家、ジャック・ランスロ氏。音が嫌いだったんですね。薄っぺらい響きのない音でこんな音は出したくない(失礼)と思っていました。中高生の頃の基準は「音が好きか嫌いか」でした。

でも、大学に入ると、先生方はランスロ氏の事を絶賛されます。「何でだろう?でも先生方が良いというからには何かあるに違いない」と音色に注目せずもっと深く音楽を聴こうと何度も聴いてみると
段々良さに気付いてきました。

真似しようにも出来ない位の事をさらっと演奏しているんです。素晴らしさに気づいた今では尊敬の対象です。


自分が嫌いでも、他の人が絶賛しているものには何かあると思います。気が向いたら昔大嫌いだったものをもう一度体験してみませんか?

昔と同じ視点で見るのではなく、全く別の角度から見てみるのがコツです。
新たな世界が広がったり、自分の変化を感じられるかもしれません(^^)



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