演奏中に動いた方が良いのか?動かない方が良いのか?いろんな説があり、動きの専門家のアレクサンダーの先生に聞いても意見が違います。

私も常に考え中ですが、今のところは、
「演奏を邪魔する動きならやめた方が良い」
「動かないようにしよう、と固まってしまうなら動いた方が良い」
と思っています。

今日は、動きの中でも、演奏を邪魔する動きをいくつか紹介したいと思います。こんな動き、心当たりありませんか?

・上行形の音階やパッセージの時、身体を反らせてしまう
・下行形の音階やパッセージの時、楽器を手前に引き寄せてしまう
・低音を鳴らしたい時、身体を縮めてしまう
・ソロや苦手な所で、腰を反らせてしまう
・「p」の時、身体を小さくしてしまう
・「f」の時、遠くに飛ばそうとアゴが上がってしまう

これらの動きをしている方を観察すると、息が吸えなくなっていたり、舌や指の動きが悪くなっていたり音が響かなくなったりしている事が多いです。せっかくの頑張りが無駄な動きによって相殺されてしまっているのです。

また、動いて表現した気になってしまうのもちょっと困りもの。やっている本人は満足かもしれませんが出てくる音で表現できているかというと「?」であることも。

これらの動きをやめたい時は、例えば
「『p』で身体を小さくしない」というより
「身体の大きさはそのままで『p』を吹く」

「『f』の時、アゴを上げない」というよりも
「『f』の時は息でリードを十分振動させる」

というように、これまでやっていた事の代わりに何をやるか?を考えて身体に指示を送ります。特に「〇〇をやめる」「〇〇しないように」と思うと身体が固まる方におススメのやり方です。

たかが動きですが、されど動きです。一生懸命吹いているのにイマイチ結果が付いてこない、という方
試してみてください(^^)自分の動きはどうなんだろう?という時はぜひレッスンへ(^^)

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