2017100




こんにちは、豊永よしこ(とよながよしこ)です。「部活や楽団でB♭管以外の楽器を吹くことになった!」「吹いたことないのに教えなきゃいけなくなった!」…こういう状況、結構ありますよね。

今日はB♭管以外の楽器…A管、バスクラ、E♭クラ、アルト、バセット、コントラなどなどを吹くときに気を付けたいことを書いてみたいと思います。

これらはB♭管にも言えることなんですが、それ以外の楽器ではさらにさらに心に留めておいてほしいことです。


1.自分を楽器に合わせるのではなく
「楽器」を「自分の身体」に合わせる

よく見かけるのは、E♭クラなど小さなクラリネットを吹くときに楽器に合わせて身体も小さく縮んでしまっているケースです。

身体が縮んでしまうと、動きが制限されるので力を発揮できなくなってしまいます。「自分の身体の大きさはそのままで、自分の身体の方に楽器を構える」ようにしましょう。

バスクラなどの大きな楽器も同じです。楽器の長さに合わせて無意識に背伸びをしたり、背中が反り返ってアゴが上がってしまったり、背中の反りをカバーしようと顔が前に出て喉が詰まってしまったり…

これでは全く力を発揮できないどころか、身体の故障に繋がってしまいます。楽器が主役ではなく、自分の身体が主役です。自分の身体の大きさ、長さに合わせてエンドピン、椅子、ストラップなどを調整してみてください。


2.基礎に超忠実に!
B♭管でも姿勢や構え方、楽器の支え方はとても大事ですが、B♭管以外の楽器はその影響がかなりはっきり出てきます。なんとなくうまく行かないときは姿勢や構え、楽器の支え方を変えると改善されることが多いです。

音は基礎となる姿勢や構え方、支え方が作るということを肝に銘じておきましょう。


3.雰囲気ではなく理屈で考える
「楽器が大きいから息がめちゃくちゃいるはず」「楽器が小さいからちょっとでいいかも」など雰囲気で考えると、的外れの努力になってしまうかも。こういうときは理屈で考えてみましょう。

どんな大きさの楽器でも、まずはリードが振動しないことには始まりません。改めてリードの面積や硬さ厚さを見て「このリードを振動させるにはどんな息を使ったらいいのかな?」と考えてみましょう。


4.調整してますか?
B♭管もそうですが、それ以外の楽器も調整で吹きやすさが劇的に変わります。半年以上調整に出していない場合は、必ず調整に出しましょう。クラリネットの調整が得意なお店にお願いするのをお勧めします。



どの楽器もこの4つのキモは共通です。吹いたことのない楽器を教えなきゃいけないときもこの4つを押さえて指導することをお勧めします。

自分は大丈夫かな?と思ったらレッスンに気軽にいらしてください。クラリネット以外の楽器もOKです(^^)/



クラリネット&アレクサンダーテクニークレッスン
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我が家の書棚を掘ったらこんなのもありました。縮尺…(笑)
(ギィ・ダンガンのクラリネットの本)
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クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。