スラーとスタッカート、タンギングが混在した曲、練習しているのにテンポが全然上がらないことありませんか?
ゆっくりのからの練習はお勧めしますが、ただゆっくりにするだけではNG。コツがあるんです。これが抜けているといつまでたっても重いまま、歯切れの悪いままでテンポが上がりません。今日はテンポを上げるために必ず押さえておきたい5つのポイントを書いてみたいと思います。
1.スタッカートは極短で!
スタッカートは舌ですぐ止めて極短、余韻ゼロにします。スラーのしっぽを舌で止めるところも短すぎるぐらいでOK。ゆっくりでは変でも速いテンポでは丁度良くなるのでご心配なく。
2.指は軽く動かす!
ゆっくりだからとしっかり指で音を確認しながら動かすと、指は速く動きません。確認=力みに繋がるからです。動きの確認はせず軽く軽く動かしましょう。(動きの質の改善はこの練習の前に、超ゆっくり練習でやりましょう)
3.息は勢いよく!
ゆっくりだから息もゆっくりだと、指が速くなっても動きが重たくなりがち。指の速さは息の勢いの比例するので、冷えた手を温めるような息ではなく、熱々のスープを冷ます速い息を肺から上へ!
4.アンブシュアはスラーモードで!
タンギングやスタッカートはアンブシュアが力みやすいですが、スラーを吹いているつもりの平常モードで吹きましょう。力むと音質が変わって雑音だらけになったり、発音が鈍くなり動きが重くなります。どうしても力んでしまう時は息にフォーカスしてみましょう。
4.頭の回転は早く!
ゆっくりだからのんびりではなく、先に先に準備することを考えながら頭の回転は早く。準備は音が出る前です。準備しないで後から調整すると重くなり速さが出ません。
この5つのポイントを踏まえて練習してみてください。必ず変化があると思います(^^)/
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