405008

他県から熱心に来てくださる社会人の生徒さん、曲を吹いているとだんだん音が出なくなってリードミスも多くなってしまうという事でした。

観察していると、たしかに最初は良いのですが徐々に音が痩せてきて、リードミスが出やすい音ではかなりの確率で「ピー」となってしまいます。

こういう時はアンブシュアや構え、力みや息など色々な原因がありますが、今回は息に働きかける練習をしてみました。


まず曲を吹くのをやめて、曲中のリードミスが出やすい音をロングトーンします。ロングトーンの方がやることが少ないので、息に意識を持っていきやすいからです。

ロングトーンはほんの少しずつクレッシェンドします。音がだんだん痩せてリードミスが出てしまうときはこんなことが起こっているからです。

・息が徐々に減って必要な息が足りなくなる
・リードの振動が減り、音が小さく痩せていく
・息が減っていくことを補うため口に余計な力が入る
・口に余計な力が入るので、下の歯の抑えがぼやけてリードミスが出やすくなる

ほんの少しクレッシェンドすることで息がちょうどよく流れるようになり、アンブシュア等との力のバランスも取れて音が響きリードミスが出にくくなってきます。

これで息の出し方を覚えたら曲に戻り、同じ息の出し方で吹いてもらいます。そのように吹いてもらうと、音の鳴りもよくなり、リードミスも激減しました(^^)


音が鳴らないからと響き増幅グッズを付けたり、リードを厚くしてリードミスを減らすのも1つの選択ですが、最初は良くてもすぐ別の問題が出てきてしまうので私はお勧めしません。

レッスンでは生徒さんの状態から根本的な原因を考え、必要な練習を段階を踏んで練習してもらっています。

本当はできるのに、原因特定や練習方法がズレているために実力が隠れてしまっていることもかなりあります。それはとてももったいないと思います。

何でうまくいかないかがわからない、練習してる割にはうまくならない…という方の本当の力を引き出すお手伝いをレッスンではしていきたいと思っています(^^)/


音を響かせる吹き方、リードミスを減らす方法
曲の吹き方、大阪でもご希望があればやります!
練習方法が知りたい方もどうぞ。
8月14日・大阪出張レッスン受付中!詳細、お申込みはこちらからどうぞ!
https://www.fujisaki-clarinet.com/2019年8月14日-大阪出張レッスン/



このブログについて


★豊永よしこ プロフィール


クラリネット&アレクサンダーテクニークレッスン
★藤崎クラリネット教室

http://fujisaki-clarinet.com


★無料メルマガ登録
https://mail.os7.biz/add/mpDt



クラリネット、バスクラリネットの
基礎の基礎の吹き方
身体の使いかたについて書かせていただきました。


基礎的な構え方、身体の使いかたについて
書かせていただきました。