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「アレクサンダーテクニークの先生は身体の使いかたのプロだから、身体を痛めるなんて無いんだろうな~」と思っている方もいるかもしれません。(私は最初、アレクサンダーの先生はスーパーマンじゃないかと思っていました(笑))

でもアレクサンダーの先生も人の子、スーパーマンではないようです。私もアレクサンダー教師ですが、GWに掃除をしていたら、左手人差し指、中指が痛くなってしまいました。夢中になってあちこち拭いていたので、身体の使いかたを忘れてしまっていたのだと思います。

リウマチ家系なので関節の痛みは恐怖なのですが、幸いにも曲げ伸ばしが痛いだけなので多分大丈夫だろうと、指の使いかたの探求を始めました。

普段の指の使いかたを観察してみると、完全に無意識で動いていて、その動きは力が余計に入り、指の長さを縮めるように曲げて使っていました。

色々なアプローチでアレクサンダーテクニークを使うと良くなるものの、すぐ戻ってしまい無意識の動きを手放せません。1~2日そんな状態が続いた後、ふとひらめいてこんなことをしてみました。

「何かに触れる瞬間に、触れたものの手触りを感じてみる」

洗濯物を取り込む瞬間、お皿に触れる瞬間、キーボードに触れる瞬間に指の感触を観察してみました。ほんの一瞬、指先からくる情報を受け入れてみます。

結果これが一番効果がありました。沢山の変化が起こったのだと思いますが、感触の情報が来るのを一瞬待つことで、動きの変化を起こしやすくなったり、外からの情報(触覚)を受け入れることで、外とのつながりが出来て身体全体の広がりが変わったのかもしれません。

この「触覚」に意識を向ける実験をしているうちに、1~2日で指の痛みは完全に消えました。痛みには薬や病院、整体などの選択肢がありますが、こういうことがあると自分でできる根本的な対処法を学んで本当に良かったなと思います。

もし知らなかったら適当に薬を塗ったり病院に行って(安静にと言われ湿布を処方されて終了、患部をかばって他のところも痛くなるなど)…と大変だったかもしれません。

アレクサンダーテクニークは医療行為ではありませんので、必要な場合は医療機関での治療をお勧めしますが、その手前の段階でできることが沢山あります。また、動きを根本から見直す事で再発を防ぐ助けにもなります。

なかなか一人では動きを観察したり変えるのは難しいもの。楽器演奏にも役立ちますが、いつまでも若々しくいたい方にもぜひレッスンに来ていただきたいなと思っています(^^)/




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