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レッスンの重要性が広まってきて、以前より通う方も増えてきたと思います。でもレッスンまでどう練習をしたらいいのかな?と悩んでいる方もいるかもしれません。

今日は、レッスンで新しい課題をもらったら、まずどう取り組んでいけば良いのか?2つのステップを書いてみたいと思います。

たとえば「次までにこのスケールをやってきてください」と言われたら、どう練習しますか?
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「難しそう!高い音も出そうにない…早くやらなきゃ!」と楽譜に飛びついて、つっかえながら音を出しまくる…だと練習した感は得られますが、効率が悪いしあまり身に付くものがありません。

まず1つ目のステップ。音を出さないで楽譜をざっと見ましょう。

何調?
何拍子?(この楽譜は書いていないので何拍子と捉える?)
わからない指使いはない?
集中して練習するところはどこ?

そして自分が確実に読める速さで、頭の中に書いてある音を並べたり声に出してみます。音程が取れない場合はリズムは正確に、音程は棒読みでOK。これをレッスンの帰り道や、通勤通学時間などにやっておきましょう。

楽器を吹くのが練習と思っている方も多いですが、音を出さない練習が半分ぐらいあってもいいのです。むしろその方が、ある程度設計図ができてから練習を始められるので、時間も有効に使えます。

音を出す時は、いきなり指定のテンポではなく、必ず脳と身体が歩調を合わせられる速さで。間違えながらの練習は、脳に間違った情報がインプットされてしまいます。

本当にゆっくり「楽勝だな~」と思えるテンポから始め、そのテンポで慣れたら少しずつ指定のテンポに近づける練習を繰り返してみましょう。

慣れてきたら音符がなんとか確認できる程度に楽譜から離れます。何回も練習していくうちに覚えてくると思うので、その流れで暗譜を目指しましょう。

これらの練習は、課題に慣れ、頭と身体に覚えてもらうためにするものです。

・楽譜に書かれたとおりの音を読む、吹く
・正確な指使いを覚える
・脳と身体を同期させる
・楽譜から離れる


そして2つ目のステップです。前回のレッスンで習ったことを今回の課題でも取り入れてみましょう。たとえば息の方向を習ったなと思い出したら、

・1音目から息の方向を考える
・高音のときも息の方向を考える
・苦手な指使いの時も息の方向を考える

などなど…あらゆる場面で習ったことを取り入れるのです。

一度に沢山取り入れずに1つずつ。取り入れてミスが増えるなら、1つ前の段階に戻って(楽譜を読む、ゆっくり練習など)復習してから習ったことをプラスしてみましょう。

この先にも沢山の段階があるのですが、まずはこの2つのステップを試してほしいなと思います。

1つ1つの練習をゲームのように楽しんでいくと、少しずつ力が付いてきますよ。思い通り練習できなかったときも、自分なりにやったこと、できたことを認めていけるといいですね。気長に続けていきましょう(^^)/



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身体の使いかたについて書かせていただきました。


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