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好きな曲、名曲は1度だけでなく何度も演奏したいもの。学生時代にやった曲を楽団や個人の発表会で演奏する方も多いと思います。私も今回の発表会では学生時代にやった曲をもう一度演奏する予定です。

そんな時に出てくるのは、昔付いた習慣。昔吹いたときや学生時代の吹き方や意識の持ち方がこれでもかと出てくるんです。

学生時代から今まで、特にアレクサンダーテクニークを学んでからは、前の習慣とは真逆のことも沢山実践してきています。それなのに学生時代にやった曲はタイムマシンのように前の習慣を見事に再現してくれるのです。それは感心するほどです(笑)


そんなときには2つの選択肢があります。
・昔の吹き方を思い出して再現するように吹く
・今の吹き方にリニューアルする。


私は今の吹き方にリニューアルを選びます。それを選んだからには、面倒ですが丁寧に練習しなおすしかありません。吹き方や身体の使いかた、考えかたなど、昔の習慣が出てくるたびに立ち止まってやり直していくのです。また、音楽に対する解釈も変わっているので、それらを丁寧に拾ってリニューアルしていきます。

学生時代の吹けていた時に戻したい、という声もよく聞きますが、それは退化と呼ぶのではないでしょうか?どうせなら私は昔付いた良い習慣は大事にしたいですが、今現在の吹き方にリニューアルしたいと思っています。

特に学生時代にがむしゃらにやった記憶が鮮明な方は、大人になっても昔の吹き方や考えかたが残っていることが多いようです。でも学生時代と大人の今では状況が全く違います。これにこだわっていると無理が出て心身の故障を生んだり、子供っぽい表現から抜けることができない場合もあるんですね。キラキラした昔の経験は素晴らしい、でも今の状況で吹くこともまた別の素晴らしさがあるはずです。

今の状況で出来ること、更新できることを探してみましょう。それを実践して少しずつ身に着けていくのを進化と呼ぶのではと思います。きっと昔とは違う新たな発見や楽しさが見つかってくると思います(^^)/


今にリニューアルしたい方、おまちしています。
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楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
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