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演奏中に息が足りなくなると苦しくなりますが、息が余っていても苦しくなることがあります。

吸った息が十分吐けないと、体内に古い空気が余ります。でもその空気は二酸化炭素がいっぱいなので身体は酸欠状態になり、とても苦しくなります。苦しいので吸おうとしますが、すでに肺には余った空気でいっぱい。思うように吸えず、どんどん吸っているうちに「超苦しい~助けて!!」となってしまいます。

息が余って苦しいとき、こんなことが起こっていないでしょうか?

・「沢山吸う」の意識が強すぎ「息を出す」意識が薄い
・ブレスの場所がいくつもあるのに、毎回全力で吸っている
(息があまり要らない短いフレーズの前にも沢山吸っている)
・息を節約して長くもたせようとしている
・息が続くか不安でつい沢山吸ってしまう
・合わない楽器、リードやマウスピースを使っている


思い当たることがあったら、こうしてみましょう。


・音を出している間ずっと「息を出す」の意識を持つ
・ブレスの場所が沢山あるときは、吸い方のバリエーションを付ける
(必要に応じて吸い方を使い分ける。沢山吸う、少し吸う、吸わない、余ってる息を吐く、吐くだけ etc)
・息を自然に出しながら音を出し、ブレスの位置や回数を見直す。
・どれくらいの息が必要かを練習で確認し、ブレスの計画を立てる
・自分の体力に合う楽器、リードやマウスピースに替える


身体の使いかたもとても重要です。音を出す時に胴体を固めて喉を詰めていたり、上半身の意識しかない状態で吹いていると、息が余りやすくなります。

それだけでなく、音に影響が出たり、続けると身体も壊してしまうことも。息を出すために必要な力を持続的に使う身体の使いかた、吹き方を練習していきましょう。

自分の意識や習慣を観察して、少しずつ変えていってみましょう。もちろんレッスンでもアドバイスしています(^^)/





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楽器別演奏アドバイス
無理のない構え方、楽器の支え方など
書かせていただきました。




  
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