練習前にリードを選ぶ時、どうやって選んでいますか?今日は「良いリードを選ぶための3段階チェック」をご紹介します。このチェックは、真新しいリードではなく、ある程度慣らしたもので行います。

まずは第1次審査!
一番出しやすい音量で一通りレガートで全音域を吹き、息の通りや音の鳴りが良く、吹きやすい印象ならOKです。(結構ここで終わってしまうのですが、この先があります。)

次は第2次審査!
全音域を「p」「pp」「f」「ff」やタンギング、スタッカートで吹いてみましょう。音の出だしや音の終わりが思い通りに出来る事もポイントです。

レガートで吹いた時は良かったのにタンギングやスタッカートの雑音が多かったり、出しやすい音量では良かったのに「p」「pp」の音が出なかったり、スカスカしていたり「f」「ff」の音が割れたり、薄っぺらく開いたりという事がないかな?色々な事がスムーズに出来るかをチェックしましょう

そして最終審査!
練習している曲やスケールを吹いてみます。曲の変化を自由に表現できるリードであればOK!!ぜひ使って下さい。


とはいえ、実際はここまでの条件が揃ったリードはなかなか無いものです。そういう時は、自分がリードに合わせるように技術でカバー&軽く調整します。リードやリガチャーを付ける位置やリガチャーの締め方を微妙に調整すると改善される事も多いです。

リードを選ぶときも、曲ではどんなことを要求されているのかな?と考えて選ぶようにすると、どういうリードが良いのか、はっきりわかると思います。リードは楽器、マウスピースと同じぐらい重要なもの。ぜひ3段階チェックで丁寧に選んでみてください(^^)





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