千葉県では1~2月にかけて地区の個人コンクール(ソロコン)が開催されます。教室にも毎年ソロコン直前にレッスンに来てくれる生徒さんが何人もいます。

レッスンに来る前には、楽器の練習をしていると思いますが、それ以前に準備してほしいことがあります。これをきちんと準備しておくと、レッスン時間が有効に使えるのです。準備してほしいことは主にこの7つです。


1.楽語の意味を調べる

曲の一番最初に書いてある「Allegro」「Moderato」など、また曲の途中に書いてある「dolce」「cantabile」など、全部意味はわかりますか?テンポや曲想を指示したこれらの言葉は、この曲はこういう曲です、ということを表したとっても重要なものなのです。これらの言葉の意味を調べる習慣をつけましょう。

2.何拍子かを調べる
その曲は何拍子でしょうか?拍子を無視して音符の長さだけを読んで吹いていると、拍子感のないただの音の羅列になってしまいます。吹く前に何拍子か?を必ず把握して、その拍子に乗って演奏するようにしましょう。

3.何調かは知っていますか?

その曲は何調で、どの音に♯や♭が付けるか知っていますか?時々完全に♯と♭が落ちていて不思議なメロディになっていることがあります。何調かはその曲の特徴を強くあらわすものです。必ず何調かは把握しておきましょう。

4.臨時記号を見落としていませんか?
臨時記号はどこについているか読めていますか?また臨時記号を付けたり外したりする法則は知っていますか?細かく楽譜を読んで確認しておきましょう。

5.音の長さは正確に読めていますか?

長い音符や休符、細かい音符を適当に吹いていると曲にならないし、ピアノと合わせたときにずれてしまいます。また、正確さを欠いてなんとなくだらしない演奏になります。音の長さはあいまいにせず、きちんと数えてゆっくり歌ってみましょう。

6.強弱の移り変わりは把握していますか?
ここまで手が回らない段階でも、強弱の移り変わりはどうなっているのか?把握しておきましょう。

7.アーティキュレーションは正確に吹けますか?

ここまで手が回らない段階でも、スラーの切れ目やスタッカート、タンギングなどは正確に把握しておきましょう。


ひとことで言うと、基本的な楽譜の「読み」をしっかりすると言うことです。

細かく言うともっとありますが、楽器を吹いて練習するのと同じぐらい大事なこの超基本、侮らずにしっかり準備してほしいと思います。

楽譜を読むときは、楽器は吹きません。ゆっくりのテンポで指揮をしながら歌ってみましょう。正確に歌えるようになるまで、根気強く練習してみてください。正確に歌えるようになると、楽器で吹いたときに余裕が出て完成度が格段に上がります。


専門の先生にレッスンを受けるからには、専門の先生にしか習えないテクニックや、歌いかた、練習の仕方を習いたいですよね。

私も本当にそれを教えたいのですが、現状はソロコン対策レッスンの1回目はレッスン時間の半分以上、間違いを直したり、楽譜を読む練習になることがとても多いのです。

自分で調べたり周りに教わっても理解できないものは、もちろんレッスンで教えますが、そればかりになると、クラリネットのレッスンのはずが楽譜の読み方のレッスンになってしまいます。せっかく専門の先生に習いに来たのに、それはちょっと残念ですよね。

特にソロコン対策でのレッスンは回数出来ないことが多いので、限られた機会を最大限に使うつもりでレッスン前の準備をしっかりして臨んでもらいたいなと思っています(^^)/

ソロコン対策は単発個人レッスンでも承っています。


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