e0708016bea0c5f419ecb24a5376f323_s

回はエチュードを1曲通すのが精いっぱいな方へ記事を書きました。
今回は、1曲通せるようになるまでの練習過程を提案してみたいと思います。気合と根性で何度も何度も通して慣れる、というのも1つですが、もうちょっと自分に優しいやり方で練習したいという方に向けての記事です。

コツは「手順を踏んで少しずつ」これだけ。完成が10だとすると、1ずつ進んでいく。上達が足踏みな方や、力んでしまう方は一気に結果を取りに行く傾向があるようです。すぐ出来るようになりたい気持ちは分かりますが「急がば回れ」で練習を進めていきます。例えばこんな感じです。

全部通すのが大変な時

⇒まずは1フレーズ(ローズ32のエチュードの1番なら8~10小節ぐらい)を練習。慣れてきたらもう1フレーズ足して少しずつ吹く長さをのばしていく。上手くいかないときはフレーズを短く戻し、吹き方、身体の使いかたなどを見直す。

ブレスがうまくできない時
⇒フレーズやテンポを気にせずに、息が無くなったら自分のペースでブレスをし、身体の中に空気が入ってくる感覚をつかむ。慣れてきたらテンポを一定に少しずつ近づけていく。フレーズのつながりを考えてブレスをする。

装飾やトリルで固まってしまう時
⇒装飾やトリルを取ってシンプルな状態で吹いてみる。息の流れやテンポがスムーズになったら装飾、トリルを1つずつ加える。うまくいかない場合は装飾だけ、トリルだけを取り出して練習。

「p」がうまく吹けない時

⇒ロングトーンやスケールなど、エチュードより負荷の少ない課題で「p」を出す練習をする。「p」を出すこと自体に慣れてきたらエチュードに戻り、アーティキュレーション等を取りスラーで「p」で練習。そのあとアーティキュレーション等を楽譜通り付けて吹く。


ざっくり書きましたが、出来るだけ細かくステップを踏んで練習していきます。苦労なく上手に吹いている人も最初からスラスラできたわけではありません。小さなステップを積み重ねた結果、出来るようになっているんです(^^)

この練習法はすべてに使えます。「これは出来る気がしない…」と気が遠くなった時にぜひ試してみてください(^^)/






★藤崎クラリネット教室★
http://fujisaki-clarinet.com        
    

毎月1日配信・ブログでは読めない情報満載
月1無料メルマガ登録はこちら!   


おススメ過去記事をご紹介
★教室ツイッター★

https://twitter.com/fujisaki_cla 

いいね!で最新情報が届きます
★教室フェイスブック★

https://www.facebook.com/fujisakiclarinet/

メルマガバックナンバー
https://note.mu/clarinet



にほんブログ村