クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

2017/09

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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メルマガ10月号の内容!

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こんにちは!豊永よしこです。

10月メルマガの内容、次のようになりました(^^)/

1.最近の教室から~アレクサンダーテクニークワークショップ、終了しました!
2.10月のグループレッスンはローズの32のエチュードを使います!
3.注目のブログ記事
4.今月のおススメ動画
5.発表会曲目決定
6.アレクサンダーテクニークを始めて変わったこと


アレクサンダーを始めると体調がよくなったり、気分がよくなったり
環境を変えたくなったり(転職とか独立とか)という話をよく聞きますが
私の精神面での変化をちょっと書いています。

動画は、変われない自分にダメ出しちゃう人のための対処法です。こういう動画を紹介するのは初ですね。

ご登録は下のリンクからどうぞ。
10月27日のグループレッスンもまだまだ受付中です!
迷っている方はお早めにお申し込みください(^^)/


10月27日(金)
『身体の使いかた、考えかたで音楽が変わる!
クラリネットグループレッスン』
詳細&お申込み




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【ローズ32のエチュード】ゆったりした曲のテンポを安定させるには?

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10月27日のグループレッスンにちなんで、ローズ32のエチュードの吹き方の記事を書いています。
ゆったりした曲は指の速い動きがないから楽~!と思いきや、実は別の難しさがあるもの。

安定したテンポで吹いているつもりが、気が付いたらこんなことが起こっていませんか?
・最初のテンポより速くなってしまう
・難しいパッセージやトリルや装飾で遅くなってしまう
・ややこしいリズムやパッセージの前後のテンポが安定しない

上の楽譜は、ローズ32のエチュード「1番」の一部分ですが、テンポが迷子になりやすいところです。

テンポが安定しなかったり、テンポを見失っている時はこんなことが起きているかもしれません。

・曲の拍子(「1番」なら4分の4拍子)を意識せずに吹いている
・ややこしいリズム、トリル、装飾などにとらわれて拍子が頭の中から消えてしまう
・楽譜通りに吹くので精一杯で拍子にまで頭が回らない
・休符や長い音符の長さを適当に吹いている
・曲の全体を把握せずに、最初のフレーズが吹きやすいテンポで始めてしまう etc

こんな時は、吹くのをやめて楽譜を歌ってみましょう。特定な箇所だけ出来ない場合はその部分を中心に、全体が出来ない場合は曲をいくつかに区切って練習します。(この練習ではテンポを安定させることが目的なので、アーティキュレーションや強弱等は付けません。)

まずは単純に
・「リズム」だけ歌えるテンポで歌う(ターター、ラーラーなど)
・「音名」だけを機械的に読む

リズムや音名がスラスラ読めていないと、吹いたときにテンポが不安定になるので、まずは単純に読む練習です。

これが出来たら、止まらず歌えるテンポで「リズム」と「音名」を一緒に(楽譜通り)読みます。音程は取れるところだけでOKです。取れないところはピアノなどで音程を取って歌う練習をしてみてください。

次に、指揮をしながら歌います。普通に指揮してもいいし、教室ではこんな感じでホワイトボードに書きながら歌ってもらうことが多いです。指揮するときは、音楽の流れを止めない動きをするのがコツです。
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歌いながら拍子を感じることに慣れたら、頭の中で指揮ができるようにします。まず音を出さないで楽器に息を送るだけで、頭の中で指揮をしながら楽譜通り指を動かしてみます。指揮が消えずにずっと続けることが出来ればOKです。

それが出来たら頭の中で指揮をしながら、音を出して楽譜通り吹いてみます。ここまでできると、自然な音楽の流れの中で旋律が吹ける下地が出来てきます。この練習を繰り返しやっていくと、ゆったりした曲を吹くコツがつかめるようになると思います。

手順はこの6ステップ。
1.リズムだけ歌う
2.音名だけ読む
3.リズムと音名を合体させて楽譜通り歌う
4.実際に指揮しながら、楽譜通り歌う
5.頭の中で指揮しながら、音を出さないで楽譜通り指を動かす
6.頭の中で指揮しながら、楽譜通り吹く

止まらないでできる速さから始めます。難しく感じたら前の番号に戻ります。


また、ゆったりした曲は細かく数えることもお勧めします。4分の4拍子なら4分音符で数えるのが普通ですが、16分音符で数えてみるのです。そうすることで、細かい音符や長い音符、休符が正確にとらえられるようになり、不自然なテンポの揺れが減ってきます。この時もデジタルに数えずに、自然な指揮で動きの流れがある数え方をしてみてください。

最終的には拍子を一生懸命カウントせず、音楽の流れを感じながら吹くことがゴールです。
マイケル・ジャクソンがこんなことを言っていたそうです。
「観客にカウントしていることを悟らせてはいけない」音楽も一緒だと思います。

水面下ではあらゆる注意を払っていても、表に出ている部分は優雅な音楽しか聴こえない…練習を重ねて湖面を滑る白鳥のようになっていたいものですね(^^)/





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【ローズ32のエチュード】下行形の跳躍の成功率を上げる考えかた

ローズ32のエチュードの1番の吹き方、今回は下行形の跳躍です。お題はこちら。23,24小節です。

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下に降りようとすると、リードミスが出たり、音が出るタイミングが遅れてしまうことがあるかもしれません。

指やアンブシュア、息の使いかたの細かい技は沢山あるのですが、今回はどう考えて吹いたらうまくいくのか?を書きたいと思います。

この楽譜は音符が上下デコボコを繰り返していて、吹いている人は想像以上にその高低差に翻弄されてしまいます。その結果、冷静に吹けば大丈夫な跳躍も失敗しやすくなってしまうのですが…これを考え方で上下デコボコをならしていきます。


この黄色い線をなぞっていくような気持ちで吹いてみましょう。

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もちろんスラーは楽譜通りかけますが、大きななだらかな弧をなぞっていくような気持ちで吹きます。
すると、下行の時の心理的抵抗感や恐怖心が減り、吹きやすくなるんです。また、きちんと下げてその音を出さなきゃ!と小技を使いすぎ失敗することも少なくなります。

身体の使いかたの面でも、楽譜の上に書かれている弧を見ることで、目の高さ=頭の高さが高くなり、必要以上に縮まることが少なくなります。音が上下するたびに、身体が不自然に伸びたり縮んだりするのを予防することもできます。

ローズのエチュードは、沢山跳躍が使われていますよね。ちょっとやりにくいな~というときにぜひ試してみてください。跳躍で頑張りすぎてしまう方にお勧めです(^^)/






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【ローズ32のエチュード】上行形の跳躍をキレイにつなげるには?

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こんにちは!豊永よしこです。
10月27日のグループレッスンにちなんで、ローズ32のエチュードの吹き方の記事を書いています。

今日のお題はこちら
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ワークショップの課題でもある「1番」の冒頭です。ここでは「3拍目のソードの跳躍」が気になる方、多いのではと思います。
うまく繋がらなくて切れてしまう、ドが詰まってしまう、リードミスが出てしまうなど、レッスンでもよく見かける光景です。

この跳躍をキレイに繋げるためには色々なコツがありますが、今日お伝えしたいのは、跳躍自体ではなくそれより前!冒頭の「ド」の吹き方です。冒頭の「ド」の吹き方で跳躍の成功率が変わってくるのです

では、冒頭の「ド」どう吹いたらよいのでしょうか?身体の使いかたの観点からいくと
この場合は身体を縮ませたり小さくしないで、身体の大きさをそのままにして吹きます。視界を広く、部屋の広さや天井の高さなど、空間を意識することが大きな助けになります。

また、息の方向を考えるときは、身体の中を通る方向にします。胴体(肺)から気管を通って上あごの天井に向かってorリードに向かって息を出します。息の方向を上or斜め上と考えることで、身体を縮めることを予防することもできます。


冒頭「ド」の時に、身体を縮めたり小さくしてしまうと、なぜその後の跳躍が難しくなってしまうのでしょうか?

見た目は「よく集中してるな」「一生懸命吹いてるな」という風ですが、実際に起こるのは、身体が縮んでしまうことで指が力み動かしづらくなっていたり、息の入るスペースが狭くなっていたり、視界が狭くなって身体全体が固まっていたり・・という状態です。

この苦しそうな状態で冒頭を吹き始めると、跳躍に差し掛かったころにはどうなるか、大体予想がつきますよね。

さらに吹き進めていくと、曲が終わるまで体力が持たないかもしれません。何とか吹いても余裕がなく、吹きたいように吹けないかもしれません。

自分の持つ本来の力を出すには、自分本来の身体の大きさで吹くことが大事なんです。身体を縮めて小さくしていると、出来るものもとても難しく感じてしまいます。

吹く時のちょっとしたクセが実は曲全体にかなりの影響を与えていることもあります。グループレッスンでは自分の邪魔をしているクセを少しでも改善するお手伝いが出来ればと考えています。

ブログではごく一部、しかも大雑把な情報しかお伝え出来ませんが、実際のレッスンでは、その方に合わせたアドバイスを情報数倍以上でお伝えできると思います(^^)/


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【ご感想】クラリネット奏者のためのアレクサンダーテクニーク入門ワークショップ(2017/9/18)

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こんにちは!豊永よしこです。

9月18日のアレクサンダーテクニーク入門ワークショップのご感想をいただきましたのでご紹介したいと思います(^^)/

首、頭を意識すること、息のことを第一に考えることで、頭の意識や身体の使いかたがスムーズになりました。体が軽くなったような感覚になりました!(女性・大学生)


身体の可動域、動きの習慣に気づくための具体的なアイディアをたくさんいただきました。言葉で説明することで意識し、望みを明らかにしていきたいです。
楽器の組み立て方の見直しから、日常のあらゆる動作を丁寧に見直し、質を上げていきたいと思いました!
先生の手の感触がやさしくて安心できました。10代、20代からATを意識できる皆さんがすてきすぎます!(女性・社会人)


自分の体を意識するのが苦手なので、普段のレッスンではなかなか理解できない事やわかっても思うようにならないことが他の方の動きを見ることで、理解することができました。
ピアノの演奏でも、体の使いかた、重さの乗せ方をよく言われていて、最近は鏡を見ながら練習することで音と動きのつながりが少しわかるようになってきたので、意識するのと同時に動きのイメージを持つことも大切なのだなと感じました。今日は勉強になりました。ありがとうございました。(女性・社会人)


今日のワークショップは楽器を組み立てるところから始まったので、会場についてから音出しの時間は休憩中に1分吹いたくらいでした。ですがその前にみんなで体を使いながらアレクサンダーを学んだことで、一発目からとても良い音が出て驚きましたし、嬉しかったです。
いつも0,5秒とかでやっている作業を5秒かけて行うことで、疲れや負担が減るのは素晴らしいなと思いました。毎朝の支度をゆっくりするという事は難しいことかなと思いますが、実践できればと思います。動きもゆっくりで、とてもおしとやかな温かいワークショップでした。本日はありがとうございます。(女性・大学生)


今回学んだことで、長時間の合奏の中で疲れても立ち直れる体の使いかたができるようにしたいです。休息のしかたも大事だなと思いました。「視野を広げる」というのは、勉強中でも生かせると思いました。わからなくても色々なことに気づけるかもしれないです。今日はありがとうございました。(女性・高校生)


ありがとうございました!今回のワークショップが、これからの楽器演奏や生活のお役に立てばとても嬉しいです(^^)/
今になって「もっとこうできたかも…次はこうしてみよう!」と改善策が泉のごとく(笑)湧いてきているので、またリピート参加していただけることを願っています。今回いただいた感想を励みに、次回につなげていきたいと思います。




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