クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

2016/06

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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凸凹のないレガートにする為の指の動き

今回は凸凹のない滑らかなレガートにする為のヒントです。今日の課題曲↓何の曲かわかりますか?
シューマン


シューマンのファンタジーシュトゥックの一部です。ゆったりと繊細にアルペジオを聴かせたい部分ですが「⇓」の音から次の音に移行する時にやりがちな事があります。

次の音に移行する時に、勢いよく指を上げていませんか?
勢いよく指を離してしまうと、レガートが切れてしまったり間に別の音が入ってしまったり小指と薬指の動きがバラバラになる事もあります。

指をキーから離す時は、
「キーの上がる動きに指が添うように」丁寧に指を動かします。
バレリーナの指先の動きをイメージするといいかもしれません。その時は、もちろん息も忘れずに!息が十分でないと、音が出づらくなったり、リードミスや雑音が出やすくなります。


先日の記事の指の「バシッ!と閉じるのをやめる」も合わせて練習してみてください。メロディーの美しさがランクアップすると思います(^^)




個人的にアドバイスを受けたいな~という方は
ぜひ体験レッスンへ(^^)
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指かけを乗せる位置はどこ?

「指かけは親指のどの辺に乗せるのが正しいですか?」と時々聞かれます。

結論から言うと、極端な話手首や腕に痛みが無く、楽器が安定して指が自由に動かせる位置ならどこでも良いと思います。(指かけが乗っている部分の痛みはある程度仕方ないです。チューブなどを付ける事で緩和されます)

ちなみに私はこの辺りです。
73355e16.jpg

私は元々親指が反っているので、反っているアーチの上に乗せています。アレクサンダーの先生には、
構造上は親指と人差し指は向かい合っているのでその形を勧められましたが試したところ、私はこの方が動きが良いのでこの形で吹いています。

親指が反っていない方は、親指と人差し指が向かい合った位置の方が良いかもしれません。その場合は、親指の側面に指かけが乗るような形になります。

指の長さ等だけでなく、全体の体格、身体の使い方などで位置が決まってくると思います。特に支障が無ければ、自己流で決めて構わないと思いますが違和感や痛みがある場合はアレクサンダーテクニークを学んでいる先生のアドバイスも得て研究してみてください(^^)




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指のしびれにアレクサンダーテクニークを使ってみる

先日、右手の人差し指の先が、突然しびれるようになりました。原因は思い当たらなかったのですが
しばらく続いたら病院に行こうと思いつつ、とりあえずアレクサンダーテクニークを使ってみました。
(アレクサンダーは医療行為ではありません。念のため)

頭を押し下げてしまうと、頭の重さが神経を圧迫し、しびれを起こす事もあると聞いていたのでもしそれが原因なら、アレクサンダーで押し下げをやめればしびれは無くなる可能性大です。

使ってみると予想通り、しびれが無くなりました!予想してたとはいえ、アレクサンダーテクニークってすごい!と思いました。面白かったのは、使い忘れていると、しびれが戻ってきてまた使うと無くなる事です。

私がどれくらいアレクサンダーテクニークを使ったかというと本当に「ちょっと」変な例えですが「コショウ少々」グラタンにかかっている「パセリ」ぐらいです。お好み焼きの「青のり」だと多すぎです(笑)

しびれが消えるというのは分かりやすいサインなので、色々な事がはっきりわかりました。

・アレクサンダーテクニークをどれくらい使ったらいいか?
・アレクサンダーテクニークを使うとどれくらいの時間で変化が起こるか?
・アレクサンダーテクニークを使わないとどうなるか?
・どれくらい効き目が続くか?
・身体にどういう声掛けをしたらいいか?

もうしびれは嫌ですが、すごくいい体験が出来ました。今は全くしびれはありません。何年も毎日アレクサンダーを使っていましたが分からない事が沢山ありました。今回の体験でブレイクスルーが起こった気がします。

身体の使い方は本当に深いし面白い。これからも探求していきたいと思います(^^)





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予想外にアクセントが付いてしまう人はこれを見直そう!

付けるつもりはないのに、アクセントが付いてしまう事、ありませんか?アクセントは、主に息や舌を微妙にコントロールして付けますが、それ以外でもアクセントが付いてしまう場合があります。
たとえば、こういうところ↓
モーツァルト

モーツァルトのコンチェルト、第2楽章の冒頭です。天国から流れてくるような美しいメロディーですが赤い矢印の所は無意味なアクセントが付きやすい音です。そこは、指をバシッと叩きつけてしまいやすい所。

ドーファーララソファー(バシッ!)
・・・ソードレ(バシッ)ラ
ドー(バシッ)ミレード(バシッ)ドー

・・といったように、バシッと指を動かしてしまうと、影響が音にも表れて、アクセントが付いたように聴こえてしまいます。この音は、アクセントいらないですよね。

バシッと叩くように動かしがちな指は人それぞれですが、右手と両方の小指がバシッとなっている方が多いです。

自分の指の動きはどうなっているかな?と鏡を見て観察してみましょう。また、息が足りなかったり、アンブシュアの変化が足りないとそれを指で補っている場合もあります。指の動きのクセに気付いたら、トータルで吹き方を見直してみましょう。メロディーの滑らかさがワンランクアップすると思います(^^)




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曲中で迷子にならない為にやっておきたい2つのこと

アンサンブルや合奏で吹いている時、途中でどこを吹いているのか分からなくなって迷子になってしまう事、ありませんか?

慣れない時によく起こることですが、複雑なリズムやアンサンブルだとよりその危険度は高まります。
迷子になりやすいのはこんな時ではないでしょうか?

・フレーズの最後の伸ばしや休符を適当に数えたとき
・休みの小節数を適当に数えてしまったとき
・吹くのに夢中になってしまったとき
・分かりづらい入り方や掛け合いをするとき
・拍子や調、テンポが変わるとき
・ソロや難しい所が終わって安心したとき
・隣の人や前に入る人を当てにしていたとき etc・・・


迷子にならない為にしておきたい2つの事。
1つ目は、当たり前ですが準備を十分にしておくことです。

・吹く前に楽譜を読んで歌う
・スコアや音源で自分と全体の動きを把握する
・頭の中で沢山シュミレーションする
という吹かない練習を沢山すると良いと思います。

拍を数える時は、メトロノームのようにデジタルに数えるより、心と身体全体で音楽の波に乗るように数えると数えやすいし吹きやすくなります。


2つ目は、身体の使い方です。
迷子にならない為には、
「吹く」「数える」「周りの音も聴く」「楽譜を見る」合奏の場合は「指揮も見る」という、いくつかの事を同時にやらなければなりません。それらをやるには、身体が自由に動かせる方が断然やりやすいのです。

楽譜とその周りの景色も視界に入れ、自分の周りの空間(前後左右、天井、床)を思い出しながら吹くと
身体が動かしやすくなり、とっさの変化にも対応しやすくなります。


・準備を十分に
・身体の使い方を気を付ける
この2つでたいていの迷子は回避できます。迷子の不安が無くなると、吹くのが楽しくなりますよ。ぜひ試してみてください(^^)



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