「アンブシュアは動かさないで」とか「固定させて」と言われること、結構あると思います。でも取り組む曲が難しくなってくると、それに限界を感じる方も多いと思います。
私も生徒さんが初心者の時には同じ意味のことを(別の言葉で)注意しますが、それもごく限られた時期だけです。上達してくるとむしろアンブシュアは柔軟でないと色々なことが難しくなってしまうのです。
跳躍の時、メロディーを滑らかにつなげたい時、音色、音量、音程を変化させたい時などは、アンブシュアを微妙に変化させることが必要です。
アンブシュアを微妙に変化させるには、口の周りだけモゴモゴ動かしたり、くわえる角度を変えても上手くいかない事もあります。そんな時は、アゴの事を思い出してみてください。アゴはオレンジ色の骨。下顎骨です。
口を開くとアゴの骨(下顎骨)が動きます。耳の前やアゴの骨全体に手を当てて、アゴがどのように動くか観察してみましょう。
上下に動くだけではなく、前後左右にも少しずつ動く事もできます。(疾患のある方は無理をしないでください)アゴが微妙に微細に動く事によって、リードにかかる圧力や押さえるポイント位置が変わり色々な変化に対応する事ができます。
もちろん口の周りの筋肉も微妙に動かしますが、アゴも同時に微妙に動くとよりスムーズにやりたい事ができるようになります。演奏の時にアゴを動かせるようにするには、普段から噛みしめに気付いたらやめる事、長めの休符や吹きはじめの時にアゴの力をOFFにしておく事が大事です。
吹く時はアゴの力は自動的にON。アゴや口の周りの筋肉が動かせる・・・と思いながら吹いてみます。(アゴを動かそう!というよりは、あくまでも微妙に繊細に動く事を許す感じ)
アレクサンダーテクニークでよく使う声掛け
「頭が動いて自分の全部が付いてきて、〇〇が出来る」
「首を楽に」
「頭が身体の一番上にのっかてバランス」
等の声掛けでも同じ効果があります。
身体の使い方が改善されてアゴが微妙に動かせるようになると、うまく行かなかった跳躍や、高音、音程に変化を付ける事などがスムーズに出来るようになるかもしれません(^^)ぜひ試してみてください。
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