クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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11月メルマガ、配信時間を変更します!

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(本文とは全く関係がありません。縁起物レシート。見た方は幸せになりますよ(笑)

毎月1日朝に配信しているメルマガ、今回試験的に夜配信にしてみたいと思います!7~8時頃を考えています。

登録がまだな方はこちらからどうぞ。無料です!
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なんとメルマガも3年目に突入します!毎回ネタに苦しみつつ続いてしまいました。11月のメルマガはこれまでご紹介した動画から、特におすすめのものを一挙にご紹介しようかなと考えています。そのほかの内容は未定です。

質問もまだ受付中です。ご感想はいただいたのですが、質問はゼロなので、今なら採用されるチャンス!採用させていただく場合、お名前はもちろん匿名とさせていただきます。

ブログやメルマガで色々読んでいただいているので、今更聞くことも無いかもしれませんが…個人的なお悩みや聞いてみたい事でも構いません。これまでに届いているメルマガに質問を書いてそのまま返信してください。




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「息がまだ余ってるのに苦しい!」そんなとき、見直したいこと

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演奏中に息が足りなくなると苦しくなりますが、息が余っていても苦しくなることがあります。

吸った息が十分吐けないと、体内に古い空気が余ります。でもその空気は二酸化炭素がいっぱいなので身体は酸欠状態になり、とても苦しくなります。苦しいので吸おうとしますが、すでに肺には余った空気でいっぱい。思うように吸えず、どんどん吸っているうちに「超苦しい~助けて!!」となってしまいます。

息が余って苦しいとき、こんなことが起こっていないでしょうか?

・「沢山吸う」の意識が強すぎ「息を出す」意識が薄い
・ブレスの場所がいくつもあるのに、毎回全力で吸っている
(息があまり要らない短いフレーズの前にも沢山吸っている)
・息を節約して長くもたせようとしている
・息が続くか不安でつい沢山吸ってしまう
・合わない楽器、リードやマウスピースを使っている


思い当たることがあったら、こうしてみましょう。


・音を出している間ずっと「息を出す」の意識を持つ
・ブレスの場所が沢山あるときは、吸い方のバリエーションを付ける
(必要に応じて吸い方を使い分ける。沢山吸う、少し吸う、吸わない、余ってる息を吐く、吐くだけ etc)
・息を自然に出しながら音を出し、ブレスの位置や回数を見直す。
・どれくらいの息が必要かを練習で確認し、ブレスの計画を立てる
・自分の体力に合う楽器、リードやマウスピースに替える


身体の使いかたもとても重要です。音を出す時に胴体を固めて喉を詰めていたり、上半身の意識しかない状態で吹いていると、息が余りやすくなります。

それだけでなく、音に影響が出たり、続けると身体も壊してしまうことも。息を出すために必要な力を持続的に使う身体の使いかた、吹き方を練習していきましょう。

自分の意識や習慣を観察して、少しずつ変えていってみましょう。もちろんレッスンでもアドバイスしています(^^)/





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安定した音でメロディを吹きたいとき、気を付けたいこと

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長いフレーズのゆったりしたメロディなどを安定した音で吹きたいとき、何を考えますか?

「音をまっすぐに」「アンブシュアを固定させる」「身体を揺らさない」と思って安定させる方も多いかもしれません。でも、これは「安定」ではなく「固定」になりやすいワードなんです。「固定」=「自由がきかない音」「死んだ音」です。

音は常に方向性があること、微妙な揺らぎがあることによって表情が付き、それが表現につながってきます。

方向性や微妙なゆらぎを付けるには、生かすにはどうしたらよいのかを考えてみましょう。これを考えると他のお悩みも解決してしまうことが多いです。

それは何でしょうか?答えはいつもの二文字。1つ前のブログと同じなので見てみてくださいね(^^)/



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アンブシュアを「噛まない」「締めない」がうまくいかない理由

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よく聞くアンブシュアのお悩みに「噛みすぎ」「締めすぎ」があります。気を付けてもすぐ戻ってしまい持続しないとのこと。

そういう方に何を気を付けているか聞いてみると「『噛みすぎないように』『締めすぎないように』と思って吹いてます」と返ってくることが多いです。

でも「否定形は脳が理解できない」と以前ブログでも書いたように「○○しないように」というワードは有効ではないんです。

じゃあ言葉を変えればいいのかな?!それもありますが、今日のキモはそこではないんです!

うまくいかないときは、と~~っても大事なことがすっぽりと抜け落ちているんですね。これが抜け落ちるとアンブシュアも何もないのですが‥‥いったいなんでしょうか?



「息」です。



息を必要なだけ出せていないと、どうしても「噛みすぎてしまい」「締め付けてしまう」んです。

音はリードを息で振動させることで出ます。十分リードに息が当たっていると、必要以上に噛んだり締めなくても音が出ますが、息が足りなくてリードが振動しないときは口周りやアゴが力み、リードに圧を与えて少ない息で振動させようとするんです。

その結果「締めすぎ」「噛みすぎ」になり、リードが必要以上に押さえつけられているので振動も減って、音は響きのない細く固い音に…。

息が十分出ていない限りこれは続くので、噛まない締めないと思っても元に戻ってしまうんですね。

また、息が十分出ていないのに「緩めよう」「力みをやめよう」とすると、息とアンブシュアの力のバランスが崩れているので、芯がなく輪郭のぼんやりした音、かすれた音、音程が不安定な音、高音が当たらない状態になってしまいます。

どうしても「締めグセ」「噛みグセ」が直らないときは、アンブシュアのことを一度忘れて、息を第一に考えてみましょう。普段よりももっと息を使って、勇気を持って息で音を出してみましょう。

「勇気」と書いたのは、嫌な音が出るかも…という恐怖が息の出を邪魔していることがとても多いからです。音が痛くなったり、飛び出したり、リードミスが怖いのは痛いほどわかりますが、そこを勇気を持って超えてほしいと思います。

まずは個人練習で「どんな音が出てもいい!」と息を出してみましょう。最初は上手くいかないかもしれませんが、あきらめずトライしていくうちにコツがつかめてくると思います。

息が変わるとアンブシュアが変わり、驚くほど音が変わっていきます。合うリードも変わります。リードが合わないと感じてきたら、自分の息が生かせるリードを選びなおしていきましょう。

また、きれいなアンブシュアが作れない、梅干しアゴになってしまう、アゴが張れないのも息が原因のことが多いです。息を十分使って、息とアンブシュアの力のバランスが取れると「勝手にキレイな形になる」んです。作るんではないんですね。(もちろん例外もあります)

とても大事なのに多くの方が誤解していることなので、沢山の方にお伝えしていきたいと思っています。今日は基本の基本のキモだけを書いてみました。

個人レッスンでも教えていますが、今後はアンブシュアに特化したグループレッスンや講座も開いていこうと思っています。お楽しみに(^^)/





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左手「ラ」のキーをもっとうまく操作する方法

左手の「ラ」のキーの押さえ方は、このようにしましょう!とよく教本やネットに書かれていますね。
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キーの下の方を指の腹ではなく、指の側面で軽く押さえます。(私の押さえ方は一例です。人によって微妙に変わりますので完コピはしないでくださいね)

これで滑らかに繋がりやすくなりますが、イマイチ指が動かしづらかったり、何回やってもブツブツ切れてしまう時は、こっちにも注目してみてください。

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左手親指と、右手親指です。

左手親指も音に影響を与えます。開閉のときに力みが強いと楽器がグラグラして音程や音色が不安定になったり、思わぬアクセントが付いてしまったり、リードミスの原因になる場合も。音が不安定になり滑らかに繋がりづらくなってしまいます。

左手親指でトーンホールを開閉するとき、どんな動きをしているのか観察してみましょう。動かすタイミング、開閉するときのスピードを変えてみる、力加減、塞ぐ指の位置を変えてみて違いを観察してみましょう。色々試していくとベストの加減がわかってくると思います。

観察するときは、集中して観察するというよりは、やって来るフィードバックを待つ感じです。

一般的に「集中」というと、視界を狭くして息をひそめてというイメージですが、そうすると身体が固まったり縮こまって、全体の情報が得づらくなってしまいます。


右手親指は楽器を支える役目です。右手親指の意識がないと、左手で楽器を支える負担が増え、指をキーやトーンホールから離しづらくなってしまいます。その結果動きが鈍くなり、思い通りに動かすことが難しくなります。

また、右手親指は上下の歯とバランスを取ってアンブシュアを安定させる役目もあります。

右手親指の意識が薄れてしまうと、それを補うために口やアゴが力み、バテやすくなるだけでなく、必要なリードの振動を止めてしまうことになります。音が詰まって細くなる、頑張ってるのに響かない方は見直してみてください。

練習しているのに解決しないときは、メインで動かしている部分以外に意識を向けてみる。身体全体に意識を広げる第一歩。今日のテーマだけでなく、すべてに共通することです(^^)/


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狭い空間で練習する方へ…音をガラッと変える意識の持ち方

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日本の住宅事情では狭い部屋で練習することも多いと思います。教室のレッスン室も決して広いとは言えず、大柄な方には窮屈な思いをさせてしまうこともしばしば。

練習場所は狭いより広い方がいいと思うこともありますが、アレクサンダーテクニークを学ぶうちに、空間の狭さは意識の持ち方でカバーできると感じるようになりました。

それを確信したのは、数年前のアレクサンダーテクニークのレッスンでの出来事でした。

レッスンでは演奏を見ていただきましたが、広い部屋なのに今一つ音の響きが遠くに届いていかないなと感じていました。


そこで先生が一言
『隣の部屋では何をしてるのかな?隣の部屋で鳴っている音はなにかな?』


すると、そう思って1音出したとたん、音がガラッと変わりました。見学していた方からも驚きの声があちこちからあがっていたのを覚えています。かなり音が変わった今でも印象に残っているレッスンです。

自分のいる部屋だけでなく、隣の部屋を意識することで、空間のとらえ方がさらに広くなり、身体の動きやすさ、伸びやかさが変わり、音が変わったのではないかと思います。

私のレッスンで、空間のことをやたらというのはこういう意味もあるのです。ちょっと意識を変えるだけで変わるなら、気軽にトライできますね。次の練習でぜひ試してみてください(^^)/




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『自分では出来ているつもりなのに、先生や先輩に注意されてしまう…どうしたらいいの?』

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自分では出来ているつもりなのに、よく先生や先輩に出来てないと注意されてしまう。どうしたら出来ているのかがわかるようになるのでしょうか。今日はわかるようになる為にしていきたい事を3つ書いてみました。


1.自分の音を聴きながら楽器を吹くことに慣れる
出来ているのかわからないときは、楽器を吹くのに夢中で自分の音を聴く余裕がない時かもしれません。

吹きながら自分の音を聴くのは、慣れている人にとっても難しいもの。楽器を吹くことにまだ慣れていない初心者や初級者の方にはさらにハードルが高くなります。

耳の使いかたも日常生活とは違い、何が起こっているかをかなり繊細にち密に聴き続けます。それを吹きながらやるのですから、慣れるまでには結構な時間が必要になります。

自分の音を聴きながら楽器が吹けるようになるには、まずは楽器に慣れるために練習を続けること。そして簡単にできるところから(得意な音域のロングトーンや簡単なメロディなど)、吹きながら自分の音を聴く練習をしてみましょう。出来るだけ静かな場所で練習することをおススメします。

録音をして聴くとわかりやすいですが、録音に頼りっきりになるのはNG。録音された音は100%信頼できるほど正確ではありませんし、録音してばかりだと吹きながら聴く習慣が付きません。

録音では音色や音量、音質はわかりづらいので、音の出だしや終わりのタイミングや雑音、リズム、レガートがつながっているか、タンギング、スタッカートの音が出るタイミングや雑音などをチェックする目的で使いましょう。


2.自分の中にお手本を蓄積させる
自分の中に「音が滑らかに繋がっている状態はこう」「キレイなタンギングはこんな風」「音の粒がそろっているというのはこんな風」というお手本があると、お手本と自分の演奏が比較できるので、自分がどういう状態かがわかってきます。

周りの上手な先輩や仲間、先生の演奏を観察したり、コンサートや音源を聴いて「いいな~こういう風に吹きたい」と思うお手本を自分の中に蓄積してみましょう。同じ楽器だけでなく、違う楽器、歌もお手本になります。自分のやっている楽器以外の演奏も聴いてみましょう。

それらのお手本と、自分のやりたい表現を融合させ、理想の演奏を少しずつ自分の中に創り上げていきましょう。


3.自分より経験がある人の指導を受ける
自分より経験がある、信頼できる先生や先輩に指導をお願いするのもお勧めです。指摘されたけれどよくわからないときは、その時の自分の状態を詳しく教えてもらいましょう。指導してくれる方の指摘と自分の感覚や聴いた演奏との照らし合わせを続けていくと、だんだん自分の演奏を客観的に聴けるようになってくると思います。

また、指導できるくらい経験のある方は、自分の範疇を超えた視点で演奏を聴いているものです。そこからの指摘は、自分の理解を超えていることも多く、ピンとこなかったり、いまいち納得できないこともあるかもしれません。でもその指摘を受けて実践しているうちに、言われていることが少しずつ分かってきて、自分の枠を超えた演奏ができるようになるのではと思います。

何も考えずに鵜呑みもどうかと思いますが、素直に受け入れ実践してみることも上達していくには必要なことだと思います。

これらはインスタントに身につくことではありませんが、時間をかけるだけの価値はあると思います。ぜひ地道に取り組んでみてください(^^)



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