クラリネット&アレクサンダーテクニーク教師  豊永よしこのブログ

クラリネット&アレクサンダーテクニークについて、豊永よしこが思うことを書いています。

「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」


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マウスピース選定で一番気をつけていること

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先日、久しぶりにバンドレンB40の選定をしてきました。B40は当たりが少ないのですが、今回はなんと!依頼された方の分と自分用のストックまで選ぶことができました。

私が選定で一番気を付けているのは、抵抗なく息が通せるものを選ぶことです。どの音域でもどんな状況でも息が通る、吹いていて気持ちいいマウスピースであることが絶対条件です。

この条件をクリアしたうえで、音の出だしやスタッカート、レガート、音程、音色、ダイナミクスなどなど‥‥色々なことがやりやすいものを選んでいます。

選定では、当たり前ですが「これがいい!」というものしか選びません。当たりの少ないものを選ぶときや、なかなか選定に行けないとき、悪魔のささやき「妥協」の2文字が一瞬よぎることもありますが、妥協しても何も良いことはないので、雑念は侍のごとくバッサリ切っています(笑)

良いものがない時は、手ぶらで帰って次の入荷を待つか、他のお店で選定します。比較的当たりの多い種類は大抵1回でいいものがありますが、B40のようなちょっと気難しいものは数か月以上お待ちいただくこともあります。

あと巷で「選定といっても先生が一番いいのを持っていくんでしょ?!」とささやかれている都市伝説。他の方はどうかわかりませんが、私はそもそも依頼されたものと自分のものは選定基準が違うと思っています。

教室の生徒さんのものなら、色んなことが自由にできる&好みやクセも考慮に入れて選びます。お会いしたことのない方のもの、ストックとして選ぶものは吹きやすくても個性的なものは避け、クセのないものを選びます。 

自分用はもちろん色んなことが自由にできるものですが、好みの吹奏感や音色などを加味して選びます。私は音抜けがよく、音に情緒があって細かい表現がしやすいものが好みです。

色々な先生が選定品を使うことをお勧めしていますが、私も同じ意見です。マウスピースを自分で選ぶと、どうしても自分の範疇から抜けられないもの。他の視点で選んだものを吹いてみたい方、ブレイクスルーしたい方には特に選定品をお勧めしたいと思います。ご希望の方はHPからお問い合わせください(^^)/


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高音を無理なく出すために気を付けたい意外なこと

高音をキレイな響いた音で出す、スッと一発で出したいときに気を付けたいことは沢山ありますが、その中でもあまり気にされない、でもとっても大事なことを今日は書いてみたいと思います。


それは…左手の使いかたです。
楽器は右手親指と上下の歯(鼻から上の頭)でバランスを取って支えます。
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このバランスで高音も吹くのですが、指に余計な力が入ってしまうと、このバランスが崩れてしまい音に影響が出てきます。

特に左手はアンブシュアに近いこともあり、力を入れすぎると簡単にバランスが崩れて、左手親指を前に押し出すような構えだとさらにバランスは悪化します。

指はトーンホールを塞ぐだけ。力が入りやすい方は上下の歯(頭)と右手親指のバランスを確認してから、指でリングキーを下げる程度の力加減で吹いてみましょう。

指の力が抜けない原因も沢山ありますが、恐怖心や苦手意識も原因の1つです。人間は不安だと近くのものを握りたくなるとか…一番近くにあるものと言えば…楽器ですね(^^)高音を出す恐怖心や苦手意識を軽くするには、高音を出せたという成功体験を積むことが必要です。一人で修業もいいですが、専門の先生のサポートを受けることをおススメしたいと思います(^^)/




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楽器初心者の方へ…この季節絶対NGなこと

この季節、同じような記事はたびたび書いているのですが、今年も念のため書いておこうと思います。寒い季節、楽器は冷え冷えだと思いますが、絶対にヒーターやストーブ(暖房器具)の近くに置かないでください!エアコンの風が直接当たるところに置くのもNGです。
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楽器本体は木で出来ていて温度差に弱いので、急に温めると本体の木にひび割れが起こることがあります。温めるときはゆっくり。一番いいのは練習する前に室温に戻す時間を取ること。手で温めるのもいいですが、芯まで温まる感じがしないので私は気休めのように思います。息を吹き込んで温めるときは水がたまりやすいので、こまめにスワブを通しましょう。

休憩などでしばらく吹かないときも、室温が安定した暖房のある場所に置いておきます。心配な時はケースにしまっておきましょう。

屋外で吹くのは極力さけたいですが、やむをえずイベントなどで屋外で吹くときは、出来るだけ専用の楽器(樹脂製)を使うようにしましょう。とはいえ、樹脂製でも本体やキーが伸縮するのでキーの動きが悪くなったり、音が出づらくなることもあります。

温度差は冬だけでなく夏もありますよね。冷房の部屋から屋外などに移動するときは、ケースにしまうほうがダメージを減らせます。

人間がダメージを受けるようなことは、楽器もダメージを受けます。常識で考えるとわかることもありますが、詳しくはリペアの方や楽器屋さん、専門の先生に聞いて、知識を少しずつ増やしてみてください(^^)/


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「力まないようにしよう」の落とし穴

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楽器を演奏するときは「力まないように」と心がけている方も多いかもしれません。でも、それが逆効果になることもあるんです。

「力まない」という言葉。脳は「○○しない」という否定形が理解できないので、「え?力まないってどれくらい力抜くの?」と混乱してしまい、身体にあいまいな指示しか出せなくなってしまうんです。その結果、うまく力が抜けなかったり、必要な力まで抜けて本末転倒になってしまうことも。

そもそも力んでいない状態は、そうしようと思ってそうなるものではなく、身体全体の使いかたのバランスが丁度よくなった結果、起こるものなんです。

たとえばアレクサンダーテクニークを使って身体のバランスが整った結果「丁度よく必要な力が入った状態=力んでいない状態」が起こるのです。

緊張したり力が抜けないとき、つい「力まないように」と思ってしまいがちですが、うまくいかない事の方が多いように思うので書いてみました。どうやったら力まなくなるかの続きはレッスンで(^^)力まないようになる言葉や身体の使いかた、色々提案しています(^^)/




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ハードな合奏の疲れを軽減させるアイデア

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吹奏楽の部活や楽団の練習は朝から晩まであったり、合奏ではクラリネットはほとんど休めない場合も多いと思います。

教室にもハードな部活や楽団などで活動されている方が多く来られていますが、「レッスンに通いだしたら疲れにくくなった」「合奏が終わっても余力があって嬉しい!」とよくいってくださいます。

疲れ対策は沢山あるので全部書くのは難しいのですが、今日はすぐできることを2つ紹介したいと思います。


1.楽譜から5センチ離れる
一生懸命吹いていると、気が付いたら楽譜に吸い込まれて無理な身体の使いかたになっているかもしれません。顔を突き出して楽譜に張り付いていたり、瞬きが減るほど楽譜を凝視しているかもしれません。

世界には楽譜と自分だけ、あれ?合奏したはずなのに楽譜と指揮者しか記憶がない…というときは、楽譜から少し離れてみましょう。

そして隣、前、後ろ、斜め前、斜め後ろには誰がいるかな?天井の高さはどれくらいかな?と眺めてみましょう。

外に意識を広げるようにすると、縮んだ身体が広がりやすくなり、疲れが軽減、さらに合奏でも音が合いやすくなります。


2.休めるときは1秒でも休む
合奏中は緊張しっぱなし、楽器を持ちっぱなし、アンブシュアが固まりっぱなし、休憩中も練習不足を取り戻そうと練習してしまう…

1分でも吹かなくてよい時間があれば楽器をスタンドに置き、首や肩や脚を動かしたり、30秒でも時間があれば目を閉じて休ませてみましょう。

吹いている時に使っている筋肉…特にアンブシュア(口周り、アゴ)は1秒でも時間があれば緩めておくことをおススメします。1秒が難しい時は1~2小節から始めてみましょう。

アンブシュアは緩めてもOKなことはブログでも何度か書いています。たかが数秒を侮るなかれ!疲れやアンブシュアの持ちがかなり変わります。


団体行動なので思うように休憩が取れないことも多々あると思いますが、合奏中に休んでリセットすることもできるんです。ぜひ次の合奏で試してみてください(^^)/


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下管の音が出にくくなったらチェックしてほしいこと

昨日まで調子よかったのに、今日はなぜか下管の音が鳴りづらい、強く塞がないと音が出なかったり、かすれたりリードミスも出てしまう…と言う時、チェックしてほしいことがあります。
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ジョイント部分です。ぴったりまっすぐに組み立てられていますか?ちょっとでもズレているとタンポがふさがりづらくなり、調子が悪くなることがあります。急に調子が悪くなったら、リペア屋さんに行く前にチェックしてみてください。

ジョイントをきちんとセットしても音が出づらい時は、他の原因が考えられるのでリペア屋さんに直行です!放置して吹いていると身体全体‥特に指の力みグセが確実に付いてしまいます。困ったクセが付く前に調整に行ってピシッとなおしてもらいましょう(^^)/



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書初めの思い出で気づいた上達の秘訣

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早いものでもうすぐお正月ですね。小さい頃は書初めなんかもしたな~嫌々(笑)…それで思い出したことがあります。

習字は学校の授業でやる程度でしたが、クラスに1~2人いるとっても上手な子の字が気になっていました。「なんであんなに豪快でかっこいい字が書けるんだろう…」私もそんな字を書いてみたかったのですが、しょぼい細々とした字しか書けませんでした。

かっこいい字を書ける子は、習字を習っていました。当時は「やっぱり習っている子は違うな」と思っていましたが、今思うと一番違うのは「道具」でした。書初め用のとっても太い筆、しかもきちんと終わったら手入れをしていました。私は習字セットに入っている筆で、手入れもわからず終わったら放置。筆は固まってきてだんだん書ける筆先が短くなってきます。

これではどう頑張っても豪快でかっこいい字は書けませんよね。子供の時手入れされた太い筆を手にしていたら、うまい下手は別として、伸び伸びと字が書けた気がしてなりません。もしかしたらどんどん習字が好きになって、人生が変わっていたかもしれません。


楽器も全く一緒なんです。上手になるには習うのも大事ですが、同じくらい楽に音が出せる道具が必要なんです。信頼できるメーカーの、先生に選んでもらった調整された吹きやすい楽器一式で練習するのと、ただ安いという理由でネットで買った調整していない楽器で練習するのとでは雲泥の差が出てしまいます。

それぞれのお宅の経済事情があるので強制はできませんが、環境を整えておくと上達が本当に違います。プロの使うような高価な楽器は必要ありません。身の丈に合った吹きやすい楽器、マウスピース、リードなどを揃えて、定期的に調整に出してもらいたいなと思っています。全国のサンタさん!よろしくお願いします(^^)



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