クラリネット&アレクサンダーテクニーク  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

こんな思いを持っている方、レッスンへいらっしゃいませんか?

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基礎練習を曲やエチュードにつなげて生かす方法

ロングトーンやスケールなどの基礎練習、曲やエチュードに生かせていますか?今日は基礎練をエチュードにつなげていく練習の例を書いてみたいと思います。

今回のお題はこちら。ローズの32のエチュード、25番の1フレーズです。跳躍のあるメロディーをいかに滑らかにつなげるかが鍵になります。ロングトーン、スケールで練習したことをこのエチュードにつなげていきましょう。
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まずはロングトーンです。ここでの目的はできるだけ長く音をもたせることではなく、生きた音を創ることです。

拍は決めずに、一息で吹ける長さで練習します。音を出す瞬間から音が消える最後の最後まで息で音を出すこと、出だしから音の最後の最後まで息の方向(息が身体の中を通る方向)を考えて吹きます。

拍を決めたロングトーンは、これができてからでよいと思います。意図のない拍設定は悪い意味で息を節約するクセが付いたり、棒吹きや力みの原因になります。


次にスケールです。今回はこのような跳躍系のスケールを練習。
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全部スラーで、まずはゆ~っくり練習します。今回はメトロノームで16分音符60。余裕を持って色々なことを考え、準備しながら吹ける速さで練習しましょう。

スケールは最終的には曲につなげていくので、機械的にやるよりも、曲のつもりで練習するとより効果が出てきます。

ロングトーンで気を付けた息のことをもちろんスケールでもやります。「息を出だしから最後まで出し続ける、息の方向を考え続ける」

練習していると音の高さによって息の勢いを変える必要があることに気づくと思います。跳躍ではどのように息の勢いを変えていけばよいのか、研究してみましょう。

音の変わり目では息が弱まったり、息が一瞬止まってしまうこともあります。これはブツブツ切れてしまう原因になるので、音の変わり目は特に息のことを考えてみましょう。

また、アンブシュアが固まった状態だとなめらかに繋がりません。跳躍の時に、いつどれくらいアンブシュアを柔軟にしていくとスッと繋がるのかを研究してみましょう。

跳躍は指がばらけ、間に違う音が入ったり、指のタイミングがズレて音がスムーズに出なくなることもあります。指はトーンホールを塞ぐ、キーを押さえる力があれば十分、指がせりあがった構えになっていたら、両手小指を意識しながら動かしてみましょう。

右手親指の存在が希薄だと、楽器を握って指の自由が制限されるので、右手親指&上下の歯(頭)の支えの確認も忘れずに。

また、指の動きの質も滑らかさにとても関係しています。自分の完成形のイメージに合った指の動きも研究してみましょう。音を出しながらだとうまくいかなかったり、よくわからない場合は、音を出さずに息だけで空吹きで指の動かし方を研究してみます。

※できないときは負荷を出来るだけ減らすのが練習のコツです。負荷が軽い音を出さない練習やゆっくりで出来るようになったら、音を出したり、テンポを上げて負荷をかけていくと良いと思います。


そしていよいよエチュードにつなげていきます。
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ロングトーンで練習した「息の出し方」とスケールで練習した「指の動かし方」「音が動いていく状態での息の出し方」「アンブシュアの柔軟さ」をここで集結させます。

気をつけることが多いので1つできると1つ忘れる状態になりがちですが、忘れたらその都度必要なことを思い出してリセット。考えながら何度も繰り返し練習します。フレーズを細かく分けて練習したり、2音、3音ずつでさらに細かく練習するのもお勧めです。

出来るようになってきたら、技術的なことと同時に、全体の構成やフレーズのまとまり、和音の移り変わり、音の向かう先などを考えていくと、音楽的に吹けるようになるだけでなく、より吹きやすくなります。

基礎練では出来たのにエチュードになるとできなくなる時は、もう一度基礎練に戻って練習します。行ったり来たりしていくうちに、少しずつ質が上がってくると思います。


今日は1つの例を書きましたが、どんな曲、エチュードでも必ず基礎練につながっています。普段から基礎練のなかに曲やエチュードとの共通要素を探しながら練習することをおススメします。

基礎練をただのウォーミングアップや機械的な練習にせず、曲やエチュードに生かしてどんどんレベルを上げていきましょう(^^)/


ローズ32のエチュードはこちら。名エチュードなのでぜひ練習してみてください。





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年末年始のレッスンスケジュールのお知らせ

レッスンは年末は27日まで、年始は1月9日から始めさせていただきます。今回は(も)弾丸帰省になりそうなので、大阪でのレッスンは難しそうです…夏にはぜひやりたいです。開催する際は前回参加された方先行でお知らせさせていただきます。

発表会でいただいたお花、何度か生けなおしました。まだまだ元気で嬉しいです(^^)
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部活や楽団の先生や先輩と、専門の先生に言われることが違って困ったとき、どうしていますか?

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部活や楽団の先生や先輩にはこう習ったのに、専門の先生のレッスンで全然違うことを言われて困ったこと、ありませんか?

特に真逆なことを言われたとき、何が正しいのか?どっちをやったらいいのかわからなくなるかもしれません。

私もレッスンで教えていると「部活の先生にはこう言われたんですけど…」「先輩にはこう言われたんですけど…」と言われることが沢山あります。

わたしが一番いいと思うのは、習ったことをうのみにせず、しばらく自分で試してみること。習ったことを自分で両方試してみて、やりやすい方や出来る方、うまくいった方を採用してみましょう。

でも、やりにくい、出来ない、うまくいかない方が間違っているとも言えないんです。自分がまだその段階に達していないと、全然できないと感じることがあります。

そんなときはとりあえず保留!無理にやろうとしたり、逆にバッサリ切り捨てずに、できることからコツコツやっていきましょう。その時はイマイチでも、数か月後や数年後出来るようになったり、言われている意味が分かることが結構あります。


先生や先輩の意図やその理由がはっきりしていない場合は、取り入れない方がいい場合もあります。

特に部活ではなぜそうするか誰もわからないのに「昔からそうだから」と教えていたり、昔専門の先生に習ったことが伝言ゲームで全く違う意味になって伝わっていることも多々あります。

そんな時は直感センサーを働かせたり、理屈で考えてみてください。また、なぜそうするのか?理由を聞いてみたり、直に専門の先生の意見を聞いたり調べてみるのもよいでしょう。


習ったからと言ってその通りにしなくてもいい、習う側の自分にも選択権がある、という事を忘れずに。何を習っても取り入れるのを決めるのは自分です。もちろんこのブログを読むときも!上達のためにとっても大事な心構えです(^^)/




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身体に無理がなく、自然なブレスのヒント

前回は吸った感はあるのにあまり吸えてないブレスについて書きました。今日は身体に無理がなく、しかも沢山入るブレスについてヒントを書いてみたいと思います。

ブレスは状況によってやり方は変わってきますが、今日紹介するのはそれらの基本となる基礎の基礎のブレスについてです。この方法をベースに応用していきます。これを練習すると、ゆっくり吸うブレスだけでなく、素早く吸うブレスも少しずつうまく出来るようになります。

まず大事なヒント。空気を身体の中に入れる時は下あごの噛む筋肉を緩めます。
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下アゴの噛む筋肉(ざっくりいうと顔と頭の側面などにある)を緩めると、下アゴ(下顎骨)がフワッと下がります。下の歯にかぶせている下唇が外れない程度、リードから下唇が完全に離れない程度に下アゴを緩めます。

頭が身体の一番上でバランスして動ける状態で、アゴをフワッと緩めてみましょう。よく分からない場合は、楽器が無い状態で耳の前に掌を置き、頭は身体の一番上でバランスしている状態で、グッと噛んでフワッと緩めてみましょう。緩めた時にアゴがフワッと下がるのがわかればOK。その動きをマウスピースをくわえた状態で行います。

そしてアゴを緩めるのと一緒に、頭が身体の一番上でバランスして動ける状態で、口の周りの筋肉、胴体(お腹の前面、側面がわかりやすい)の筋肉も緩めます。そうすることで息の入り口~通り道が広がり、身体にスペースが出来るので空気が自然に入ってきやすくなります。

口の筋肉を緩めるとアンブシュアが崩れるのでは?と思う方もいると思いますが、崩れてOKです。アンブシュアの大半は息によってつくられるもの。音の出だしをぴったりのタイミングで出すには、アンブシュアの準備より息の準備をしましょう。音を出す瞬間から出したい音に合った息が使われていれば、音を出す瞬間に口まわりとアゴの筋肉に力が入り、瞬時にアンブシュアが作られます。

空気を身体に入れるときは、頭が身体の一番上でバランスして動ける状態で「アゴ、口周り、胴体お腹周りを緩める」簡単に言うと「吹くときに使っている筋肉を緩める」です。

下アゴの筋肉や口周りを緩めるのは初耳だったり、習ってきたことと逆になってしまうかもしれませんが、ここが本当に重要なポイントなのです。これは楽なブレスだけでなく、クリアな発音、音色、音量、音の響きなどにも関わるところです。

もっと詳しくお伝えしたいことがあるのですが、さらにものすごい字数になってしまうのでこの辺でやめておきます。これだけではよくわからない、上手くできない方はレッスンで細かく練習していきましょう(^^)/




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吸えてる感はあるのに実は吸えていないブレス、していませんか?

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吸った感はあるのにすぐ苦しくなる、ブレスするたびにどんどん調子が崩れていくことってありませんか?今日は吸えてる感満載なのに意外と吸えていない、しかも身体に負担がかかってしまうブレスについて書いてみたいと思います。


1.口を横にしっかり引くブレス
フレーズの途中などで素早く吸うブレスは自然と口が横に引いた形になりますが、それではなくブレスの時間が取れるのに、意識的に口をしっかり横に引いてするブレスです。口を横にしっかり意識的に引いたブレスでは、こんなことが起こっているかもしれません。

・口元が緊張することで首や胸などにも余計な緊張が起こり、息が通りづらくなる
・しっかり横に引いた分、元の形に戻すのにも余計な力や時間がかかる。
・横に引いた状態が吹いているときも残り、息漏れが起こる。
・アンブシュアが緩む暇がないため、バテやすくなる。
・ブレスのたびに力みが増し、詰まって音量が出なくなる。


2.口の上の方から吸うブレス
初心者の平泳ぎの息つぎのように、あえぐように上あご(頭)を後ろに傾けてするブレスです。吸った感満載ですが、かなり身体に負担があります。

時々ブログでも書いていますが、頭の重さは体重の約10%。ボウリングのボールのように重たい頭をブレスのたびに後ろに動かして戻す、という動きは身体にとってはかなりの負担です。続けていると首や背中や腰に力みや痛みが起こってくるかもしれません。

また、何度もしているうちに頭を元の位置に戻しきれなくなり、身体がどんどん反ってしまう可能性も。体が反った無理のある姿勢では、背骨についている肋骨の動きが制限されてしまうので、肺のふくらみも制限され、息が沢山入らなくなります。


3.音を立ててするブレス
音を立ててブレスすると、空気が身体の中を通る感覚と音で吸った感が得られます。でも身体の中を通る感覚が感じられたり音が出るという事は、空気の通り道で摩擦が起こってということなんです。無理な吸い方や力みで、摩擦音が起こるほど空気の通り道が狭くなっている可能性があります。


ブレスは練習で何十回、何百回もすることです。数回では何の支障もないことも、繰り返されると演奏にかなり影響が出るだけでなく、不調や故障の原因になることも。

次回の記事では身体に無理のないブレスをするためのヒントを書いていきたいと思います(^^)/



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メルマガ12月号の内容!

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明日夜20時配信のメールマガジンの内容が決まりました!

【今月のメニュー】
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『たのしい吹奏楽』重版が決まりました!

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昨年楽器別アドバイスのクラリネット、バスクラリネットの記事を書かせていただいた「たのしい吹奏楽」重版が決まったそうです!なんと第3刷だそうです。

重版に当たり、記事を見直させていただいたのですが、やはり文章で吹き方を表現するのは本当に難しい…でもこれまでに出ている教本には書かれていなかったことを沢山書かせていただいたので、先駆け的役割として重要な一歩を担当をさせていただいたと思っています。

この本は主に学校の図書館に置かれているそうですが、この本をきっかけに楽器と心と身体の関係に興味を持ってもらえると嬉しいです。本では分からないことも沢山あると思うので「?」マークを携えてレッスンに来ていただけるとさらに嬉しいです(^^)/


こちらで2巻のみでも売っていました!

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