クラリネット&アレクサンダーテクニーク  豊永よしこのブログ

心と身体に優しい奏法、練習のコツ、レッスンの事、アレクサンダーテクニークについて書いています。

アレクサンダーテクニークとクラリネットのレッスンを行っています。
「基礎の基礎から見直したい」「無理せず本来の自分で吹きたい」
「身体の使いかたを見直したい」「もっと生き生きと過ごしたい」

こんな思いを持っている方、レッスンへいらっしゃいませんか?

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ご報告『バスクラの高音が自由に演奏できました!』

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最近バスクラで小学生がレッスンを受けてくれたり、吹奏楽団で演奏するバスクラの方がアレクサンダーテクニークのレッスンに来られたりと、教室はにわかにバスクラづいています(^^)

そんな中、オーケストラでバスクラを吹く方からメールをいただきました。掲載の承諾をいただきましたのでご紹介したいと思います。



お元気でご活躍の様子、ブログで拝見しています。

私も、クラリネットを通してATに出会い、
今も充実した活動をさせてもらっています。

最近、先生のブログを
読み返していました。
https://ameblo.jp/fujisaki-clarinet/entry-11406364271.html

息の方向は身体の中で起こる方向!
息の方向は「上」or「ななめ上」
にピンときました。

併せて、
息を吸う時と吐くときに体の中で何が起こっているのか、
自分を観察したり、人体の本をみたりしました。

そんなことを頭に思い浮かべながら、
今日のオーケストラの練習でバスクラを吹いていました。
すると、自分の中で納得してこれまでとは違う感覚で、
バスクラの高音が自由に演奏できたんです。

今まではどうすれば高い音がうまく出せるのかと、
体の外のことばかり考えていました。
でも上手く出せる感覚がつかめなかったんです。

でも、今回は掴めたな!という感覚が持てました。
次はどうなるか分からないですが、
また一つATを通して成功体験をもてたことは大きな自信になりました。

豊永先生のレッスンを受けさせていただいたのは一度ですが、
今も私の大切な糧になっています。

ブログこれからも楽しみにしています。
機会があればまた伺いたいです。


この方は以前遠方からレッスンに来られた方ですが、その後も引き続きご自身で探求されていることが嬉しかったです。バスクラの高音を自由に演奏できたのも、日ごろの研究の成果ではないかなと思います。

アレクサンダーテクニークは身に着けるのに時間がかかりますが、本当に役立つものだな~と私も日々感じています。

もうすぐ夏休み、遠方からもクラリネットやアレクサンダーテクニークのレッスンに来ていただけたら嬉しいなと思います。(〈単発〉クラリネット個人レッスン

ブログで伝える限界も感じていますが、これからも自分なりに身体のことを考えるきっかけを発信していこうと改めて思えたご報告でした(^^)/



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お盆休みのお知らせ

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8月のお盆休みですが8月11日(土)~15日(水)までいただきます。

よろしくお願いいたします(^^)




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スケールの下行形が走って転んでしまうときの練習法

色々なスケール、前半の上行形はテンポも安定して調子がいいのに、下行形が走って転んでしまい、まるで坂道を転がり落ちるようになってしまう事、ありませんか?
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教室でも色々スケールをやってもらいますが、下行形が転んでしまう方は結構いらっしゃいます。色々な対処法を教えていますが、今日はいくつかをシェアしたいと思います。


1.身体の使い方を変えてみる。
スケールの下りは、トーンホールを閉じていく動きが多くなりますが、普段から楽器を指で握るような支え方をしていると、楽器を安定させるために早くトーンホールを閉じたくなってしまうのです。その結果、指がどんどん早く動いてしまい転んでしまうことがあります。

以前も書きましたが、楽器は指で握って支えるのではなく、頭を含む上下の歯と右手親指でバランスを取ります。
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このバランスで支えられると、指が離れていても閉じていてもグラグラしないので、落ち着いて指を動かすことができます。


2.拍子を意識してみる
走ったり転んでしまうときは、指に夢中で拍子の意識が飛んでしまっている場合も多いのです。そんな時は楽器を置いて「指揮をしながら歌う」。これが自信を持ってできるようになってから楽器を吹いてみましょう。

実際吹いたときにまた拍子が飛んでしまったら、もう一度歌う練習をするか、拍子を感じながら吹けるテンポまで落として練習してみましょう。


3.リズムを思い浮かべながら吹く
走ったり転んでしまうときは、たいていここが暴走しています。(拍の裏)
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拍を取る感覚が平面的だったり、裏拍の意識が薄いと歯止めが効きづらくなります。これが何度も起こると、坂道を転がるような状態に。そんなときは、リズムを思い浮かべながら吹くのもお勧めです。
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転んでしまう時は【A】や【I】を思い浮かべると、暴走が食い止められます。実際合奏やアンサンブルでもこのような音型と一緒に吹くことがありますよね。その練習にもなります。


4.指の動きが不安定なところをピックアップして練習

1~3までやっても転んでしまう場合は、指の動きに原因があると思います。スロートトーン周辺や、小指を使うあたり、高音は不安定になりやすいところです。自覚のあるところをゆっくりから練習してみましょう。わからない場合は録音してみるとよくわかると思います。


なんでもそうですが「走る」「転ぶ」にも原因があるんですよね。ただメトロノームに合わせて機械のように練習するより、原因を考えてそこから練習してみることをお勧めします(^^)/


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音の出だしが汚くなってしまう原因

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音の出だしで、こんな風になってしまうこと、ないでしょうか?

・破裂音のような音がする
・ザッ、ぺッという雑音がする
・詰まってスッと出ない
・音程が高くなる(か細く響きのない音)
・音程が低くなる(芯のない開いたような音)

色々な原因がありますが、音を出す時の力みが原因のこともあります。
出だしが上手くいかないとき、こんなことをしていないでしょうか?

・音を出したいタイミングに、息が出ずに口やアゴでギュッと噛んでいる
・吹く前にアンブシュアをしっかり作っている
・しっかり素早く沢山吸おうとしている
・ベルまでしっかり息を通そうとしている

きちんと発音したいがあまり、しっかりアンブシュアを作ったり、ベルまでしっかり息を入れたり、遅れないように素早く吸ったり、長持ちさせるために沢山吸ったり…

1つ1つの目的がはっきりしているのは良いのですが、そのやり方がズレていると、余計な力みを生み、リードの振動を消してしまったり、力みが微細なコントロールの邪魔をして、思い通り音が出ないことがあります。

良かれと思ってやっていることが、やりたいことの邪魔をしていることも結構あるんです。

力みは身体の使い方、考えかた、周りの人や環境との関係で起こることが多いです。道具も工夫して練習もしているのに思うように発音できないとき、力みとその原因を探求してみるのをお勧めしたいと思います。

力みを卒業して丁度良い力加減で吹く。レッスンでもお手伝いしています(^^)




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自分のよいところを見つけるコツ

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練習していても、できていないところ、ダメだと思いこんでいるところはすぐ発見できても、出来ているところ、よいところは見つけられなかったりスルーしてしまいがち。

出来ていないことを発見しても、客観的に認識し、考えて練習できれば上達につなげることができます。でも「出来ない=ダメ」とジャッジして自己否定に走るとあまり役立ちません。

自己否定に入ると気分が下がり、気分が下がると身体も固まり押し下げられます。するとそれを補おうと力みが発動しますが、気分が上がらない上に身体が固まって動きが悪いので、あまりいい成果は期待できないでしょう。

自分のよいところを見つけるには、ちょっとコツがいります。こういう意識でいるとよいそうです。


「都会の夜空で星を見つける気持ちで」


都会は夜でも明るく、空気も淀んでいるのですぐに星を見つけることが出来ません。でも時間をかけて夜空を眺めていると「あれ?あのぼんやりした光は星かな?」となんとなく見えてきて、さらに見ていると、それ以外にもいくつも星が見えることに気づきます。

以前メルマガでも紹介しましたが、この本に書かれていました。腰痛でない方にもお勧めです。自分との付き合い方を学ぶのにとてもいい本だと思います。



考え方や気持ちの持ち方で演奏がガラッと変わってしまうのは、多くの方が経験されていることだと思います。特に自分との付き合い方、周りとの付き合い方はその基本。

練習の方法やどんなリードを使うかと同じぐらい、考えかたや気持ちの持ち方について興味を持ってみてもいいのではないかなと思っています(^^)/







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アイヒラーの1ページ目で挫折してしまった方へ贈る、練習のアイデア


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やった方がいいとわかっているけどハードルが高く、やり始めてもなかなか進まないのがアイヒラー。重要な要素が詰め込まれているので無理もないと思います。

教本/クラリネット「クラリネットのためのスケール」R.アイヒラー
教本/クラリネット「クラリネットのためのスケール」R.アイヒラー


なかなか進まないのに、その先にも膨大な課題が…全くできる気がしないと心が折れてしまう方も多いのでは?

今回は沢山こなすというより、やった数は少なくても必要なことは身に付けていける練習のやり方を提案していきたいと思います。

では始めましょう!


1.全体を練習する
まずは全部スラーで全体を吹いてみます。ここでは現状把握と、全体の流れを感じて吹くのが目的です。高音域で止まってしまうと流れが滞るので、高音域が難しい場合はカットして吹きます。

↓のような感じで、止まってしまいがちな箇所をカット。高音域は後で練習します。
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教室では、ゆっくりのテンポ(16分音符=~60)と速いテンポ(四分音符=60~)でやってもらう事が多いです。自分の状態を客観的にみてテンポを決めてみましょう。

自分の状態ややりたいことに合ったテンポで、全体を通すときの息の使い方、アンブシュアコントロール、指の動きなどを練習します。


2.高音域を練習
高音域は指使いでつまづいてしまうことが多いのでは?不安があるときは指使いを完全に覚えます。

口で音名を言いながら、指を動かします。止まらずに出来るテンポから、指と口と脳が同期して動くぐらい何度も練習しましょう。

音を出しながらだと、出てくる音に頼ってしまい指使いがしっかり頭に入ってきません。そうすると何度やっても不安⇒苦手になってしまうので、脳と指にしっかり覚えてもらうように音を出さないで練習します。

指使いが覚えられれば、あとはスムーズに音が出せれば完成…といっても高音の出し方にもコツがあるのはご存知の通り。ここでは到底説明しきれないのでレッスンに来ていただきたいのですが…1つだけコツを言うとすると「最初はうるさいと思うくらい大きな音」で吹くことです。高音が苦手な方の多くは必要な音量(息)が出ていません。「うるさい、痛い、汚い」を恐れるあまり貧弱な音になって結果出づらく音程も悪くなっていることがとっても多いです。


3.上手く繋がらないポイントを練習
クラリネットは吹き方が変わるポイントがあります。そこで上手く切り替えられないとリードミスが出たり、繋がらなかったり、テンポや音色、音量が不安定になります。

赤丸のところが吹き方が変わるポイントです。
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この音のつながりを息、アンブシュア、指、音を注意深く観察しながら練習、コツをつかみましょう。2つの音がつながるようになったら、前後に音の数を増やしていきます。


4.自分が苦手と感じているところを練習
1.を練習していてうまくいかなかったところをピックアップして練習します。この時にはいつも息のことを意識して練習してみてください。うまくいかないときは息が滞っていたり、足りないことがとても多いからです。


5.全体を通す
1~4を練習したら、全体を通します。いきなり通すのが大変なら1オクターブずつ、1小節ずつ分けて少しずつつなげて完成させましょう。できないところがあれば、1~4を反復して練習します。

ここまで練習したらだいたい覚えていると思うので、完全に暗譜してしまいましょう。暗譜することで曲に生かせるレベルに1段階上がります。


教室では最初はすべてスラーで、息が使えるようになってきたらタンギングやスタッカートをやってもらっています。最初のページにあるアーティキュレーションまでできるのが理想です。
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今回は1のシンプルなスケールだけを解説しましたが、2〜7全部に応用できます。アイヒラー以外のスケールにも全て応用できます。

アイヒラーを1冊クリアできなくても、1つの調だけでも狭く深く練習しておくと、曲に応用が出来るようになってきます。最初から全部やろうと思わずに、そこから1つずつ増やしていけば良いのではと思います。

少しずつやっていくうちに出来ないことが出来るようになって、気が付いたら色々なコツがつかめてた!という感じになると最高です。

最終的にはアイヒラーがモーツァルトのコンチェルトの1フレーズのように吹けるとよいですね。少しずつ積み重ねていくのが一番の近道です。楽しみながら練習していきましょう(^^)/




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「きれいな音」を出したいのにうまく出せない方へ

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体験レッスンなどで「どんな音を出したいですか?」と聞くと「きれいな音」という回答が沢山返ってきます。

でも「きれいな音」を出したいとおっしゃる方々は、こんなことで悩んでいることが多いんです。

・音が小さい
・音が響かない
・音が詰まる
・ダイナミクスの幅が小さい
・よく鳴る音域が狭い
・高音域が出しづらい
・音の芯がない
・雑音が多い
・発音、タンギングがはっきりしない
・遠くまで音が届かない 
・吹くのが苦しい など

きれいな音を目指しているうちに、響きも抑えられてしまったのかもしれません。「きれいな音」というより「うるさくない音」になっています。

音の理想形は人それぞれなので、どんな音を目指すのも自由ですが、理想とする音を目指す前にやってほしいことがあります。

「リード、楽器、自分の身体、そして空間が振動する音を出すこと」


「うるさくない音」になっている方を、レッスンでリードや楽器、身体が振動する音に導いていくと、ちょっと不安そうな顔でこう聞かれます。

「この音うるさくないですか?」
「汚くないですか?」

いや、それが「鳴っている音」「響いている音」なんです。

鳴っている音、響いている音にはこれまで抑えられていた響きが沢山含まれているので、自分がいいと思っていた音とはかけ離れているかもしれません。

でもここが基本です。ここから自分の好みの音…落ち着いた音や、明るい音、柔らかい音、硬質な音などに創り上げていくのです。

練習もしてるし、イメージもはっきりしてるし、道具も工夫しているのに音が鳴らない…というときは、色んな音が出ることを許して、まずはすべてを振動させてみよう!と音を出してみてください。

これまで嫌っていた音が出てしまうかもしれませんが、それも1つの過程です。ちょっと勇気がいるかもしれませんが、ぜひおすすめしたいと思います(^^)


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